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農地を買いました
突然ですが、農地を買いました。
広さは約180坪ほどあります。
と、簡単に書きましたが、農地は農家でないと買うことが出来ません。
農地を買うためには農地法第3条の許可を得る必要があり、それはハードルが高いものでした。
今でもハードルが高いことには変わりないのですが、2023年4月に農地法が改正され、農地取得時の下限面積の要件が廃止されました。
改正前は、例えば愛知県江南市の場合は20アール(約600坪)以上である必要がありました。
この下限面積の要件が無くなったことにより、比較的農地を取得しやすくなったのです。
とはいっても、その他の要件として、常時(年間150日以上)農作業に従事することが求められ、農作物を栽培する技術を持っている必要があります。
今回、行政への許可申請の手続きは不動産屋から紹介された行政書士の方にお願いしました。
費用はかかったものの、自分で申請手続きをするのと比べたらかなり楽だったと思います。
私がしたのは不動産屋と行政書士の方と何度かやり取りした程度でしたので。
最初の問い合わせから3ヶ月ほどかかりましたが、無事に農地法第3条の許可が下り、農地を購入するに至りました。
私の場合、過去に市が主催する農業塾を受講し、その後市から農地を借りていた経歴があったため許可が下りやすかったのかもしれません。
実は今回の許可申請にあたって、農業委員会の方との面談があるはずだったのですが、行政側の諸事情により面談なしで許可が下りました。
そんなこともあるのかと驚きでしたが、通常は取得する農地の面積が500㎡以上の場合は農業委員会との面談が必要とのことでした。
聞くところによると、農地取得の許可の下りやすさは地域によってけっこう違うようで、厳しいところもあるようです。
私が農地を買った愛知県江南市は比較的許可が下りやすいように感じました。
他の地域でも同じように許可が下りたかどうかはわかりません。
とはいえ、下限面積の要件が廃止になったことにより、地域にもよるかもしれませんが、50坪とか100坪くらいの農地を自家消費目的でも購入することが可能になったのは朗報だと思います。
今後は小規模の農地を取得して家庭菜園をしたり、副業農家をやったりする人が増えていくのではないでしょうか。
物価も高騰してますし、自家消費する野菜だけでも自分で作り、スーパーで買う代わりに畑で出来たものを食べるようにすれば家計も助かります。
まあいろいろと費用もかかって赤字になることも多いので、節税効果の方が大きいかもですが。
今後は高齢化などにより農家の数が激減していきそうですが、逆に家庭菜園レベルの副業農家が増えていきそうな予感がしています。
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