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宅建士試験合格には、宅建業法の攻略が最も重要だと考える理由①【宅建士合格への道のり01〜4回目の挑戦で気づいたこと〜】

さて、私が宅建士試験に4回目でやっと合格できた理由を少し掘り下げてみたいと思います。まずは、宅建士試験において最重要科目と考えている宅建業法に対する私の犯した間違いを紹介させていただきます。

宅建士試験合格には宅建業法の攻略が最重要

宅建士の試験で最も重要な科目は?と聞かれたら私は宅建業法と即答するでしょう。宅建士になるための試験なのだから、宅建業法が最も重要そうなのは、当たり前と思うかもしれませんが、そんな当たり前のことにすら気がついていなかったのです。というよりも試験の闘い方を勘違いしていたのです。

配点から見る重要度

宅建士試験は、主に民法等、宅建業法、法令上の制限、税その他といった4つの分類がなされており、テキストや問題集もそれらの分類でまとめられていることが多いです。問題は50問で、配点は民法等(14問)、宅建業法(20問)、法令上の制限(8問)、税その他(8問)が例年の傾向です(登録講習修了者はその他の5問分が免除)。この配点だけ見ても宅建業法の割合が全体の4割を占めることから、重要度は明確です。

宅建士試験配点比率


出題範囲と難易度から見る重要度

出題範囲や難易度の点からも、宅建業法は狙い目となります。配点として比較的大きい民法等はそもそも条文数が多く、毎年過去問にない問題も出題され難易度がかなり高くなっています(他の受験生も間違えるような難問は正解できなくても合格点をクリアすることはできますが、それについては後ほど)。また、民法等の中には借地借家法、区分所有法など民法以外の法律も出題されますが、難易度にばらつきがあるため対策しにくい出題も多いです。一方で、宅建業法は、条文数に対して出題数が多いため過去問と同じ問題や類題、周辺知識を問われることが多く対策がしやすい分野です。難易度としても難問は少なく、逆に宅建業法での失点をいかに防げるかが勝負の分かれ目となる場合もあります。

なぜそんな重要な分野を蔑ろにしてしまったのか?

それではなぜそんな重要分野のはずなのに蔑ろにしてしまっていたのかについて話をしていきましょう。端的に言えば、油断です。重要な科目であることはわかっているのに難しいと言われる民法や暗記量が多い法令上の制限といった科目に力を入れ過ぎてしまったからです。宅建業法は重要科目ですが、比較的得点しやすい科目でもあります。得点しやすいなら後回しでも良いか、暗記すれば良い部分は後回しでも間に合うだろうなどと考えてしまっていたのです。そんな失敗を繰り返して4回も受験するハメになってしまったのです。実は、3回目の受験の際には、それに気がついていたのですが、甘さが出てしまいました。やり込むことができずに結局4回目の受験に挑戦することになります。

次回は4年間の得点推移なども載せながら、自身の失敗談から宅建業法の重要性についてさらに深掘りしてみたいと思います。思いつくままに書いてる部分もあるので、変更もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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