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NOSE SHOPオンライン限定! ふんわりムスクな香水

ムスクといえば、「さりげない」というよりも、これ見よがしに官能さを主張するものが多いという固定観念を持っていました。しかし、NOSE SHOPの「ふんわり」というワードに引き寄せられ、自分の決めつけが誤りなのかどうか確認するために、ミニ香水セットを購入してみました。

なお、このセットはNOSE SHOPがセレクトしたムスク系の香水9種類の中から3点を選べるものですが、購入時点でほとんどが売り切れており、残っていた3種類のレビューとなります。いずれもオードパルファム(EDP)なので、香りの持ちが良いです。

ニードユー | Need_U

ニードユー | Need_U

間違いなくランキング入りするだけの魅力を持つ香水である。

肌に触れると、まるで生命が息吹くように香り立つフレグランス。イタリアの太陽が育んだレモンのみずみずしい清涼感。ジャスミンの花びらが静かに開き、肌に溶け込むように漂うホワイトムスクのほのかな甘さが親密な温もりをもたらす。これほどまでにアクアティックさを表現した香水があっただろうか。香り方は控えめだが、それがかえって香りの繊細さを際立たせ、何度も纏いたくなる魅力を秘めている。

ブランド:Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)
調香師:マリー・デュシェーヌ

https://noseshop.jp/products/136535903?variant=40084772978876

ザ ムスク | THE MUSC

ザ ムスク | THE MUSC

ラオスの大地が育んだジンジャーの躍動感と、フランスのラベンダーが奏でる芳香が交わる瞬間、蜜の甘さがとろけ出す。そこに特別なムスクが織り成す深い甘美が加わり、木々の温もりが滑らかに全体を包み込む。ムスクは控えめながらも心地よい余韻を残すこの香水は、まるで異国の市場を巡る旅路のようだ。

ブランド:Essential Parfums(エッセンシャル パルファン)
調香師:カリス・ベッカー

https://noseshop.jp/products/esp-pf-tm

ゴースト イン ザ シェル|THE GHOST IN THE SHELL

ゴースト イン ザ シェル|THE GHOST IN THE SHELL

未来都市の迷宮を彷徨うような感覚を呼び覚ます香水。冷たさと金属的な響きが交錯するトップノートは、最先端技術で抽出されたシトラスの煌き。無機質で均質な香りが漂い、花々は咲き乱れず、ジャスミンの微かな影がミルキースキンの柔らかさに包まれている。香りがほとんど変化せず、開封直後の工業製品のような印象を保ち続け、ある瞬間にあっさりと消えゆく

ムスクの温かみは控えめで、代わりにモスアコードの冷ややかな底流が一貫して香る。その独特な香りは、一度消えても再び引き寄せられる不思議な魅力を持つ。これまでにない新しさと、バイオテクノロジーがもたらす未来の可能性を感じさせるフレグランスである。

ブランド:Etat Libre d'Orange(エタリーブルドオランジェ)
調香師:ジュリー・マセ(およびMANE研究所の研究員)

https://noseshop.jp/products/elo-pf-gis

まとめ

結論からいうと、ニードユーの30mlを購入しました。そして、ふんわりと香るムスクは全然あるんだと発見できて嬉しかったです。

30mlは割高ですが持ち運びに便利で十分に使い切れるサイズ

個性的な香水をボトルで買うのは悩ましい。毎日個性を出したいわけじゃない。きっと出番が少ないだろう、というのが最近の持論です。

この考えから消去法で落ちたのがゴースト イン ザ シェル。エタリーブル ド オランジェの香水は、店頭で何度も購入を検討してますが、買うに至っていないのは個性的なものが多いからです。しかし、これもおそらく先入観。ムエット(試香紙)だけで決めるつけるのは良くない。ミニセットがあるので、いま試しているものが無くなったら(まだ持ってるんか……)買ってみようと思ってます。

悩んだのはザ ムスク。「ふんわりムスク」に違いはないですが、私が期待していたムスクよりも蜜と濃縮オレンジ(マホニアル?)のようなねっとりとした甘さの主張が強く、ムスクの香りを感じられる時間が短かったですね。

やはり、多くの人に選ばれている香水は、日常使いに適していることを証明しますね。ニードユーは、自分のパーソナルスペースにほんのり香る優しいフレグランス。今回のセットの中でもっとも期待に近いものでした。控えめな香りですが、持続時間は一般的なオードパルファムと同じくらい、思ったよりも長めに肌に残る印象です。肌の露出が多い春夏に適していると思います。

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