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【中国語学習】言語交換を最大限活用するコツとは?注意点とその対策

以前の記事で言語交換ができるさまざまなアプリやWebサイトをご紹介しました。うまく活用すると非常に高い学習効果が得られる言語交換ですが、実際に始めてみると意外にうまくいかなかったり、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性もあります。ここでは中国語学習に限らず、言語交換全般に関わる注意事項や、スマートに利用するためのコツをご紹介していきます。

よくある言語交換の失敗例

言語交換をしている人、したことがある人の話を聞くと、特に以下のような失敗例が多く聞かれます。

①   途中で相手の返信が突然途絶えてしまう
②   お互いのレベルやコミットメントが合致せず「自分ばかりがんばっている」という不満を感じる
③   途中で疲れてしまう
④   出会い目的など本来意外の目的で誘ってくる人がいる
⑤   お相手がSNSなど交流方式を希望してくる

このような失敗をしないために、言語交換にあたって気をつけるべきポイントをご紹介していきます。 

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失敗しないためのポイント①「相手に期待しすぎない」

相手はプロの講師ではなくモチベーションも人それぞれ

言語交換アプリを使用すれば、多くの外国人との交流機会を効率よく作れますが、注意すべきは、そのほとんどの方が交換学習に対する思い入れもそれぞれ異なるということです。

例えば、本当に気軽に外国語に触れてみたいという方もいれば、学校で外国語を学んでいるので、その補助ツールとしてアプリやWebサイトを利用したいという人もいるでしょう。

当然、学習に対するやる気も人さまざまであることから、プロの講師のように高い情熱をもってツールを活用しようとする方は著しく少なくなります。
もし、ある日突然、お相手からの返信が来なくなってしまったら、多くの場合、お互いの学習に対する「期待感」にズレが生じているはずです。この点、まず冷静に見直してみましょう。

期待しすぎはイライラのもと

分かりやすく簡潔な表現でコミュニケーションする

また、よくありがちなのが、こちらが比較的長い文章でメッセージを送っているのに、お相手からは簡単なメッセージしか送ってこないケース。受け手によっては、どこかそっけない印象を受けることもあります。

ただ、アプリを利用される方の大部分は、対象言語のレベルもそれほど高くなく、あまりにも長いメッセージを送ってこられると困惑を隠せないはずです。長く継続することを前提とするならば、端的なメッセージを適切なスピードで送り、お相手の反応を見ながら交流を進めてみましょう。

ネットでの言語交流であっても、「実際に会って話をする際、自分なら普段お相手とどのように話すだろうか」ということを念頭に置けば、アプリでも自然に交流できるようになります。

失敗しないためのポイント②「要望ははっきりと伝える」

文化が違うので言いたいことは言わないと伝わらない

ネットか対面の言語交流を問わず、日本人が陥りやすい状況が「要望」や「言うべきこと」を伝えないという部分。日本人は、トラブルを事前回避しようと変に気を揉み、結果的に何も触れずに物事を棚に上げてしまいがちです。

しかし、外国人にとって、何も言わないことは状況を受け入れたと見なすことが一般的で、日本人特有の「空気を読む」というのは無理な話となります。

また、外国語の多くが結果を先に述べるメカニズムを持っており、何か要望があるのにあえて言わないのだとすれば、お相手も不自然に感じられることでしょう。

言葉の誤解というのは、あらゆる言語で生じるものです。文化背景の異なる外国語であればなおさら、自分の意思を明確に伝える習慣を身に着けてください。

言うべきことははっきりと

不満をためこむと継続できなくなる

また、交流上の摩擦がストレスにより不満が生じ、積もり積もって爆発してしまうこともあり得ます。不満の蓄積が交流に悪影響を与えるのは必至で、良好な関係の継続も不可能になってしまう場合もあるのです。

そのため、交流で生じるすべての問題はその場で解決することが原則で、上記の「意思を伝える」ということにも繋がりますが、不満の原因を必ずその都度相手に伝えて理解してもらいましょう。このような行為の繰り返しにより、良好な関係が構築されていきます。

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失敗しないためのポイント③「がんばりすぎない」

長期間継続できる使い方を考える

1度に交流する時間が長ければ長いほど、お互いに慣れが生じやすくなり、お相手も自分のペースに持っていきたいという気持ちが芽生えます。それ自体は悪いことではありませんが、次第にお相手に振り回される状況も出てくるはずです。

特にネットで進める言語交換交流では時差の問題も発生しやすく、交流に時間を際限なく使える方は実際ごく一部です。やはり、ストレスなく継続することが最も重要ですので、自分なりの交流時間を設定し、お相手に理解してもらうようにしましょう。 

時にはこれくらいリラックスしても良いかも?

交流しやすい相手を多く持つようにする 

特定のお相手と根詰めて交流を続けると、熱しやすく冷めやすい性格の人ほど急に飽きを感じることもあります。これは、対面での会話であっても同じことが起こります。そのため、自分に合う交流相手をできるだけ多く見つけていくのが無難です。
 
また、外国語の色んな言い回しを学んでいくためには、いろんな人と交流を図ることが得策であり、自分が思っている以上にスムーズにボキャブラリーを蓄積できるメリットもあります。

失敗しないためのポイント④「目的にあったアプリなどを利用する」

また、活用するアプリやサービスの利便性はユーザーによって実感度も大きく差が出ることから、自分の目的に合ったものを確実に利用することが重要です。

以前の記事でも述べましたが、どうしても不純な動機でアプリやサービスを利用する方が一定数存在します。そのため、使用している途中であっても、言語交流アプリとの相性を常に意識することで、自分が利用すべきアプリなどを絶えず見極めていきましょう。 

まとめ

言語交流で最も重要なのは、何度も言うように交流関係をいかに長く継続させるかということ。そのためには、交流の中で巻き起こる、あらゆる事象を楽しまなければなりません。

日本人同士であっても、うまく交流できないことは日常茶飯事です。ネットでの言語交流であればなおさらのこと。お相手を絞り過ぎず、お相手にも期待しすぎず、毎回変わっても大丈夫というスタンスを忘れないようにしてください。

また、その都度悩まないようにすれば、スムーズな交流を志す中でも大きなモチベーションが生まれます。むしろ、毎回の交流において、「こんなものか」と自分なりに納得することも必要になるでしょう。マイペースさを決して失わず、気楽に交流に臨んでいくことをおすすめします。

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編集:アーキ・ヴォイス外国語スクール