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中華圏のお正月“春節”に迫る!!

皆さま、こんにちは!
そして、新年あけましておめでとうございます〜新年快樂!!
タピオカ留学のChihiro です。
日本のお正月は過ぎてしまいましたが、中華圏のお正月はこれから…!
ということで、今回は台湾留学生にも馴染みのある「春節」を紹介します!!



春節とは

春節 Chūnjiéとは、中国・中華圏における旧暦の正月(旧正月)であり、中華圏で最も重要とされる祝祭日です。
新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国やシンガポールなど12か国・地域では春節を過ごすために、数日間の祝日が設定されています。
(今年は、カレンダー上だと2月8日〜2月14日)

また、春節は過年とも表現されます。(どちらの名称でも通じます)

ちなみに、、春節は正月の始まりを示す言葉であり、元々は中国暦(農曆)の新年を指します。
日本も明治維新の前までは広く祝われていたそうです。
現在は、沖縄でも祝われているところがあるそうです!
(沖縄では「ソーグヮチ」と呼んでおり、お正月料理を食べたり、親戚が集まったりするらしいです)

以下のサイトではとても詳しく解説されています。ぜひ、、!↓
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00456/ 

また、春節は年、月、日の始まりであることから「三元」。そして、この三項目それぞれの最初の朝であることから「三朝」とも称されることがありました。


春節の元ネタ

日本の正月とは比にならないほど盛大に祝う春節。ここで気になるのが、春節の元になったお話しですよね。

春節の来歴には“万年”という人の伝承が人々の間で語り継がれています。
全ての内容を書きたいですが、少し長いので簡潔に書きますと…。


ーーむかしむかし、働き者でとても優しい「万年」という少年がおりました。彼は影が日時により移動する様や、水滴が滴る様子を見て“時間”に対する一定の変化を発見しました。万年はこれらの事象から四季を区別しました。この大発見を偉い人が褒め称え、春を一年の最初として「春節」と名づけることになりました。

というのが大まかな春節の元ネタとなっております。万年亡き後も人々は彼の功績を称え、同時に新しい一年の始まりとして春節を祝い続けています。


春節の伝統的な〇〇

春節の祝言

「謹んで新春の挨拶を申し上げます」のような祝言はありますが…。春節の祝言は100個以上存在します。
ちなみに、祝言は中国語で縁起が良い言葉。という意味で吉祥話 jíxiánghuà といいます!
ぜひ、吉祥話を覚えて挨拶してみましょう!

🐲龍轉乾坤,龍年躍進富貴門
→辰年の今年は良い運勢が舞い降りてきますように。そして事業や商売でのさらなる成功と繁盛を願います。

🐲龍馬精神,年年高升
→新しい一年はエネルギーに満ち溢れ、更に多くの成果を上げられますように。

🐲飛龍在天,財富騰飛
→天に飛ぶ龍のように全てのことにおいて新たな結果が出せますように。そして、富が途切れることなく増え続けますように。

🐲魚躍龍門,運氣興隆
→順調に出世し、今年一年の運勢が良く、良いことが絶えずありますように。

というように、中華圏では金運上昇を重視しているので、大部分の吉祥話には“お金”に関係する単語が多く含まれています。笑
他にもたくさんありますので、興味がある方はこちらのリンクから!↓
(中国語ですが、用途ごとにまとめられているので、おすすめです)


春節の食事

さて、春節の吉祥話も知れたところで!
日本では、大晦日の大掃除を終えてから年越しそば、年明けにはおせちを食べたりしますが、春節はどうなのでしょう…?

なんと、日本と同じで春節に先立つ行事として大掃除をします!大掃除をして、竈の神(簡体字:灶神)を祀るようです。


一家の禍福財運をつかさどる神様。祀るとお金持ちになれるかも!?

竈の神が気になる方は、こちらのリンクから!↓



かまど…ということはご飯!?
春節が近づくと、日本でいう“大晦日”の日「除夕 chúxī」に年夜飯 niányèfàn(もしくは團圓飯 tuányuánfàn)という、おせちのような贅沢な食事を、家族みんなで集まって一緒に食べます。定番の品は大勢で囲める鍋料理から、縁起が良いとされる鶏や魚料理などなど盛りだくさん!

Googleで除夕と検索すると、龍の花火が打ち上げられました!ぜひ、調べてみてください!
なんと豪華な年夜飯…!魚も鶏肉もありますね!!

鶏や魚料理がなぜ縁起物とされているかというと…。実は、中国語の発音が関係しているのです!

🐔「鶏()」と「吉()」、🐟「魚()」と「余()」が同音で、魚の方は年年有餘/余 nián nián yǒu yú(毎年、経済的にゆとりのある生活ができる)という縁起の良い言葉と掛け合わせて食べています。

ただ、中華圏は広大なので各地方により正月料理の種類も大きく異なります。

台湾の年夜飯について、詳しく書かれているサイトです。ぜひ!↓


春節の飾り物や舞

春節の時期になると、家の入り口に春聯 chūnliánや年畫 niánhuàを貼ります。春聯は赤い紙に各種縁起の良い対句を書いたものを指し、年画は中国の民間絵画であり、新たな年の豊作・幸福・商売繁盛などを願って貼られます。

「全てがうまくいき、家族が幸せに過ごせますように」という願いが込められています。
「良いことがたくさんありますように」と願いが込められています。
台湾では、あまり見ないかも…?


そして、日本でもお正月は獅子舞の披露があるように、中華圏でも獅子舞を踊ります!獅子舞は「力や知恵の象徴」とされ、「邪気を祓い、幸運を呼ぶ」と言われています。

日本より派手な獅子たち!!とても強そうです。

……といったように、日本と似ている部分がたくさんありますね!
(私も、年夜飯食べてみたいなぁ〜)

みんな大好き!な“アレ”

年夜飯、春聯や獅子舞など。まだまだ春節の伝統的な習慣はありますが…。

バイト先の同僚(台湾人)に春節の祝い方を聞くと、昨今は昔ほど“家族揃って過ごす”といった習慣が薄れてきているようです。(共働き家庭の増加や、各家庭でのんびり過ごす事に重点を置いているらしい…)
けれども、日本人がとても馴染みのある“アレ”を貰わずに年は越せない…!と言っていました。

アレとは?
そう、お年玉!!中国語では「紅包 hóngbāo🧧」といいます。
なので、どうにかこうにか紅包を貰いに行くべく、スケジュールを必死に調整するそうです。笑

ポチ袋より大きい!そして、真っ赤!それぞれ縁起の良い言葉が書かれています。


お年玉をもらうだけじゃ、終われない!!日本ではお正月の定番的な遊びとして、カルタや羽根突きをすると思いますが…。
実は、中華圏も春節の際に遊ぶゲームがあります。

それは…「麻雀」です!!
同僚の話によれば、絶対にお金を賭けて遊ぶらしいです。
親戚一同集まれば、寝ずに麻雀をすることもしばしば…。笑

ある家庭は、全自動麻雀卓が使いすぎにより燃えたとか…。


春節を体験したい…?

いかがでしたでしょうか?
春節は日本と近しい習慣もあり、意外にも親しみやすい文化なのかもしれないですね!
そこで……。↓↓↓

日本でも春節を体験できる!?

もし、「年夜飯食べてみたい!」、「日本とは違う獅子舞を見てみたい!!」と興味を持たれた日本在住の方!朗報です!!

なんと、日本でも春節を体験できるスポットがあります!
横浜、神戸、長崎といった日本三大中華街にて春節イベントが開催されます!
ぜひ、参加してみてください〜。非日常を味わいましょう!

詳しくは、下記のリンクから↓

台湾留学生の方も…!

なんと、春節のイベントは他にも!
台湾全域で開催される「台湾ランタンフェスティバル」があります!!
台東から台南まで、特定のエリアで開催されます。
3月初め頃まで開催しているので、ぜひ春節の気分を味わってみてください!

詳しくは、下記のリンクから↓
 
https://www.bonecollection.com/ja/blog/item/3512-2024-taiwan-lantern-festival

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ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます😭
次回の記事もお楽しみに!!

執筆:Chihiro 

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