見出し画像

#036 ムシ、、タベテミタ。。。


食べざるもの、語るべからず

キャンプ仲間の1人が、そう言った。

彼がアウトドアの向こう側と言われる昆虫食に走り、俺は絶対にそっち路線にはいかないと決めたが。。。

今回、、、

ひいちゃう人多いんだろうなー(笑)

「ムシ無理!!!」って方は、
以下、見ないでください。

俺も「うぇー!見たくもねー!」ってタイプだったので気持ちはわかる


今回、塩江の奥地に、
一般社団法人トピカの自然派クレイジー野郎村山氏と、徳島のフレスコボーラー兼讃岐国焚き火会メンバーの危険察知能力激低い特攻野郎ただっちと、入山。
 ※山の持ち主の許可を得ています

仲良しの村山氏と多田氏

写真を見返しても
彼らは、ほんとニッコリ楽しそうであった。

お目当てのムシが、季節外れでいるかいないかビミョーだったので、山にはいり、探索。

お目当ては、テッポウムシ。

テッポウムシは、カミキリムシの幼虫のこと。
テッポウムシは、樹木の幹の中を食べてトンネルのような穴を作る。
その食痕が鉄砲が通ったように見えるので、この名前がついたらしい。

味は、村山氏によると、ナッツやチーズのような味。かのファーブルもテッポウムシを焼いて家族に振る舞ったと言われており、昆虫食マニアの中で絶品と言われるムシ。タンパク質やカルシウムなどの栄養素が豊富で、低カロリーで低脂肪。しかし、加熱処理をしないと寄生虫等がいる可能性があるので危険なのと、アレルギーがある人はやめておいた方がいい。

朽ちた木を切る
内場ダムが見える美しい景色
こんなエリアで朽ちた木を見つけ、食痕を探す
フカフカの木の中にいたゴミムシダマシ


結局、入山の成果は以下の通り。

テッポウムシ1匹、ミールワーム2匹、ゴミムシダマシ1匹


このミールワームも食えるとのことで捕獲。

ミールワームは、ゴミムシダマシの幼虫。飼育動物の生餌として使われたり、人間の食用としても利用されることがある。

このウニウニのワームが、
骨格の固いツヤツヤの昆虫になるとは。
自然界すごいっすよね!

arcアンバサダーの松本慶一さんから学んだ知識をドヤ顔で説明したい!(笑)

それは、「完全変態」

昆虫の完全変態とは、
卵⇒幼虫⇒蛹(サナギ)⇒成虫という4つの段階を経て成長する変態の様式

めちゃくちゃスケベってことでは無い!
イワンデモエエカ…(笑)

完全変態は昆虫の生存戦略として
多くの利点をもたらしている。

完全変態の利点の一つは、幼虫と成虫が異なる形態と行動を持つことで、食物や生息地の競争を避けられること。

例えば、チョウの幼虫は葉を食べるイモムシ型で、成虫は花の蜜を吸う翅を持った姿に。

幼虫と成虫が別のニッチな環境に存在することで、資源の有効利用が可能になる。

完全変態の利点のもう一つは、蛹の段階で体の構造や機能が劇的に変化することで、環境への適応力が高まること。

蛹は静止・非摂食の発達段階であり、外敵から身を守るために繭や土中に潜るなどの方法をとる。

蛹の段階で休眠することで、極限状態を乗り切ることも可能。蛹から羽化した成虫は、翅や繁殖器官などを持ち、移動や交尾、産卵に適した形になる。

完全変態は昆虫の生存戦略として
非常に効率的な仕組みであると言える。

すごいよね。
もしかしたら我々ホモ・サピエンスも進化の過程で、地球の環境に適応するために、完全変態という戦略をとる可能性もゼロではない僕は思っている。

あ、ムシを食べた話に戻る!

入山の成果は乏しかった。
僕は幼虫を食べなくて済むという残念感10%、安心感90%で軽い足取りで下山♡

しかし…

?(  ˙-˙  ) こんな顔になる出来事が…

焚き火スペースで薪割りをしていると、
クリの木から大量のテッポウムシ…

薪割りで出てきたテッポウムシ


覚悟を決めた。

テッポウムシとミールワームを油(イノシシ油)で揚げたり、焼いたりした。

テッポウムシ焼き
揚げミールワーム

お互い初めてムシを食べる同志と共に
勇気を振り絞って
謎の「カンパイ」(笑)

カンパイの様子


食べてみると、、、
美味しい!

ミールワームはエビのような味で、
テッポウムシは、完全にナッツの味で甘みがあり、美味しい!

見た目さえ気にしなかったら、
次回もいけそうだわ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?