大麻に関する裁判官の建て前と本音~國母氏に寄せて~

こんにちは、だーじりんです。今日はプロスノーボーダーの國母さんがとうとう実刑判決を貰ってしまったことについて、少々気持ち悪く感じたことがあったので書いていこうと思います。

國母さんとは

プロスノーボーダーとして日本のみならず海外でも活躍されていらっしゃった方ですね。2010年のバンクーバー五輪に日本代表として出場していたり、10代から競技スノーボーダーとして活躍された後、最近はプロボーダーとして撮影等をメインに活躍していた方ですね。

そんな國母さんですが、昨年に大麻を所持していたとして日本で逮捕されてしまいます。グラム単位で所持していたということで、驚かれた方も多いのではないでしょうか?

大麻所持・使用について

私のスタンスを述べさせていただくと、個人使用についてはまあそこまでとやかく言わなくてもいいと思っています。

理由としては、アメリカの一部の週やオーストラリアなど、合法的に大麻を使用できる国や地域が少なからずあること、身体への害は煙草と同等かそれ以下であるという報告が複数上がっていることがあげられます。

その代わり違法なものは違法だし、当然刑法で罰せられる対象だよ、ということと、衆目の前では自重してね、ということです。

高樹沙耶さんのように合法化の為の活動をされるのは思想の自由の範囲だとは思いますが、だからっておおっぴらに日本で栽培して吸うのは違うよね、というくらいの感覚です。

「日本で違法なので今後しない」

だったら最初からやるなよ!…と多くの人は突っ込みを入れていることでしょうが、少し違う角度から見てみたいと思います。ここから本題です。

裁判官は、「素晴らしい功績がありながら犯行に及んだことは残念に思います」との述べたそうです。

いや、それこそ言い過ぎでは?何十グラムも所持していたので、当初は私もバイヤーやってたのかと思ったのですが、個人使用に留まっていたという結論が出ていたようですし。(でなければ情状酌量されませんし、もっと重い刑を貰っています)

素晴らしい功績の数々を(世界中で違法なわけではない)大麻使用が打ち消せるとは思えませんし、そもそもそれは別の問題です。むしろパーソナリティを不当に毀損しているとすら言えるのではないでしょうか?また、この裁判官の言葉は自分が大衆の価値観の代表かのような目線から言っていると読みとることができると思いますが、誰に対して言っているのでしょう?プロスノーボーダーなんてサブカルチャーの権化のようなものではないですか!

このあたりが今回の件で何か釈然としない感じがするものの正体なのではと思います。

実際、10年以上の薬物使用+何十グラムもの所持で執行猶予なしの最低の実刑しか下っていないのは少々少なすぎる気がします。(判例漁ってないので、詳しい方いたら教えて欲しいです)

ですから、今回は裁判官も日本では大麻の問題は薬物一般の問題になってしまう建て前と、今回の國母さんの件が言うほど悪質ではないという本音の間で揺れたのではないか、という分析を私はしております。アメリカンサブカルチャーの権化に権力の立場から何言っても無駄なのは知っているから、せめて周りに迷惑かけないと言ってね、ということです。

終わりに

以上、私が今回の件について気持ち悪く思ったことを言語化してみました。

色々な見方ができるとは思うのですが、まあ建て前だけを鵜呑みにして生きるのは気持ち悪いなと改めて感じました。

いろいろな考え方を聞いてみたいのでぜひコメント残していただけると嬉しいです。気に入っていただけたらスキ・フォローお願いします!

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