見出し画像

草むしりした草を捨てたことから考えるゴミと税金と発電の話

さて、先日の草むしりの続編です。

有意義な草むしりをし、お庭も心もすっきりした私。むしった草をゴミ袋に詰めてみました。

みなかみ町は草は燃やすゴミで出します。
燃えるゴミ袋は一枚あたり大30円、中20円、小10円かかります。

少し置いておけば水分が抜けてたくさん詰められルキと思いましたが、放置したのは数日ということもあり、抜かれた草が萎れて草の勢いがなくなり詰めやすくなったこと意外はあまり変わらないかなという印象でした。

結果大4枚、中1枚使いました。
今回は130円かかったということになりますが、まだ捨てきれていない枝などがあるので、もう少しかかりそうです。
けど実家のゴミ袋よりも破けにくく、穴が空いてもそこから裂けて詰められない!ということがないのでみなかみのゴミ袋は優秀だなぁ思う次第です。破けやすいとか、破けたら避けてしまうとかもまぁまぁストレスなので、これは良かったなと思います。

都心のゴミはなぜ無料なのか?

ところで、都市部のいくつかの町は袋指定がありませんよね。我が家の住んでいた区もそうでした。なぜ指定袋がないかはご存知ですか?

袋を指定している理由は、ゴミを処理するのにお金がかかるため、このゴミを処理するお金を負担してくださいね。という理由ですよね。いわゆる税金です。

都内は人が多く儲かっているからゴミ処理のお金がかからないのでは?と思う人もいるのではないかと思いますが、実はそれは半分正解で半分はずれです。

都心では回収したゴミを利用してゴミ発電をしています。ゴミ発電で発電された電気は、地域内で使うことはもちろんのこと、余った電気を売電することで、年間100億円の収入を得ています。
みなかみ町の歳入は159億円。(町民税だけだと30億円)
みなかみの3/2がゴミ発電だけで賄われている計算になりますね。
ゴミも集めて有効に使うことでお金になるということです。今回4月からプラスチックゴミの仕分けも始まりましたが、プラスチックも分けることでプラごみを売って町の歳入になるのだと思います。
混ぜればゴミ、分ければ資源。色々な形で街をよくする取り組みが挑戦されていて素晴らしい町だなと思います。一町民としてきちんと協力したいです。

都心のゴミ発電の話から、みなかみもゴミ発電をすればいいのに!と思ったとしても、やはり施設を建設する費用や、そもそも燃やせるゴミが少ないと発電できる量も限られているので、売電収入も増やせず…負の遺産が残るのみ。
きちんとデューディリエンスをして考えるべきですね。みなかみがゴミ発をやることはないと思いますが(そもそも巨大な水力発電がたくさんありますし)地域の色々なことから問題提起して考えるのは面白いなと思います。

色々な町の話を聞いて、みなかみ町がどうやるとみなかみ町らしく、生き残っていけるのか、考えていくのはなかなか面白いですね。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?