ARAYA KAWASAKI

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最近の記事

ラピュタへの道43 川崎マリンエンデューロ編

 今年の目標の一つであった「レースに出場する」が完了した。  10の目標の中でもかなり重要度は高く、また達成できない可能性をうっすら覚悟すらしていた、ある意味夢物語感さえ漂っていた目標だった。  コレを達成できたのはデカいㇲ。自分を褒めてやりたい。ヨシヨシ。   何もかもが初体験で、おっかなびっくり挙動不審に、邪魔にならぬようすみっコぐらしで、時間厳守過ぎて、謎にワイ一人だけ試走でコースを2周してしまい、最後尾になって、注意事項のアナウンスも全く聞き取れないまま、あれよあれ

    • ラピュタへの道42 スーパーチームで走り込み。いざレース!  

       年初、今年やりたい10のことに 「レースに出る」 を上げた。  言葉にしなければ実現しないような気がしたし、実行しようとしない自分が予測できたし、やらない理由を並べ立てるヘタレなワイのことを誰よりもワイは知っていたからだ。  結構文字にするのに勇気を出した覚えがある。ぼっちライダーにはなかなかのハードルですよ、レース出場は。    そしてついにエントリーした。  よくやったワイ。エイヤと入金しましたよ。4000円。  それに向け、というわけでもないのだが、ワイは今までのよう

      • ラピュタへの道41 スーパーチーム

         2年半前にようやく手に入れた新車のキャニオン。実に色んなところに行った。奥多摩、飯能、檜原村、道志みち、ヤビツ、日光、などなど自走で行ける範囲はほとんど網羅した。  それらは全て購入したときの完成車のままで走って、特に何の問題もなく野を駆け山を超え、事故もなく帰宅し、まだ見ぬ地を目指し走り続けている。  しかし唐突に、青天の霹靂的に、フェリスはある朝突然に、ワイのキャニオン号はグレードアップのときを迎えることとなった。  特にカスタムに無関心だったわけではない。むしろ興

        • ラピュタへの道40 アルミ対カーボン

           いつの間にか2号機のCannondaleCAAD10がスローパンクしていたのはとっくにわかっていた。  しかし連日の酷暑の中、2号機CAAD10のチューブ交換もする気にはならず、CAAD10には一月ほど放置プレイを…。すまなんだ…。  その間1号機であるキャニオンで酷暑の中ライドは続けていた。  ワイ、案外暑さには強いみたいで、それほど暑い中のライドが苦にならない。走ってれば暑さに耐えかねることもないし。 汗っかきだけど、サイクルジャージ着てればいくら汗を掻いたって気にな

        ラピュタへの道43 川崎マリンエンデューロ編

          ラピュタへの道39 ワイの夏休みは大ダワへ

           4日間の夏休みを消化することとなった。 3日間は旅行なんぞに行った。  で旅行中頭の中をしばしばロードバイクで何処かに行ければ…なんて思いが過るのだった。  3日目の夜、旅行から帰宅し、就寝し、翌早朝3時に起きる。  ワイの夏休みのはじまりだ。  ここのところあまり走れていないし、暑いし。100キロくらいにしておこうと、湘南国際村でも行こうかな、と4時に走り出す。  まだ暗い。誰もいない。多少蒸すけど暑くもない。ギアチェンジの音が心地よく響き、ホイールの回転する音がワ

          ラピュタへの道39 ワイの夏休みは大ダワへ

          ラピュタへの道38 ロードバイク禅問答編

           前回書いたような気がするが(いや何度か書いてるかも)、このところ少しだが実力がアップしているような気がする。  それを確かめようと平坦路で30キロ後半で巡航できるかどうかを試しに出かけた。  走りやすい湾岸線に向かう。  いつもなら、35キロくらいで走れれば「お、オレなかなか走れてるゾ!」とひとりほくそ笑むのだが、本日はそれ以上の結果を目指しウォーミングアップがてらみなとみらいを走り抜ける。  朝7時くらいなのにもう暑い…運動による発汗ではない汗がじんわりと出てくる。 

          ラピュタへの道38 ロードバイク禅問答編

          ラピュタへの道37 入山峠からの小津坂の果で昆虫は快楽を貪る

          またラピュタ坂に挑戦しようと思った。 …思っただけ。 結局ラピュタは行かず、武蔵五日市側から入山峠へ上り、余裕があったら和田峠を表から登って、Uターンしてついでにワイの好きな小津坂峠に登って帰ろう、と早起きしてキャニオンに跨る。  どうしてこのようなルートを選択したかというと、定かではない。  仕事帰りに、「明日はどこ行こっかなー」と休日前夜の最高潮の時間に、浮かれほうけ、のぼせニヤけながら様々なルートを思い浮かべ、 「ラピュタは無いなーまだ痩せてないし、道志みちは?うーん

          ラピュタへの道37 入山峠からの小津坂の果で昆虫は快楽を貪る

          ラピュタへの道36   231日ぶりの真っ向勝負

           このブログは相模原の奥にひっそりと佇む超激坂「ラピュタ坂」にロードバイクで挑戦し、いずれはラピュタ坂で世界のトップテンに入ることを目指すワイのワイによるワイのためのものだ。 いったいラピュタ行くのいつぶりかなと己のブログを初めて読み直した。  2023年10月12日ぶり。  231日ぶりであった。  どうしてこんなにも行かなかったのか?  なんとなくワイはヒルクライムには向いてないのではないかと思い始めていたのだ。  体重重いし痩せられないし、それに、平坦を走る巡航速度

          ラピュタへの道36   231日ぶりの真っ向勝負

          ワイの深淵を覗き込むとき深淵もまたロードで走り続けている

          #創作大賞2024  趣味はサイクリングですと言うと何だか微妙な顔をされたりされなかったりする。  趣味はサイクリングだすと言うともっと困った顔をされる。仲良しなら笑ってくれるときもある。失笑なのかな。  私の周りにロードバイク乗りは一人もいなくて、少々変わり者扱いすらされている。  でもそんなことはどうでもいいくらいロードバイクが好きなのだ。  仕事中も、あ予備チューブ買うの忘れてた、とか、そうだ今度の休み風が強いみたいだから輪行で山の方へ行けば風は弱いかも、とか考えて

          ワイの深淵を覗き込むとき深淵もまたロードで走り続けている

          ラピュタへの道35 逃した魚を語る楽しさよ編

           ここのところ時間が取れなくて100キロを超えるようなロングライドが出来ていない。  ワイの中でロードバイクは、いつしかサイクリングという趣味を越え、ワイの生活になくてはならないものになってる。  走れば走るほど走れるようになってまた走る。  遠くに行けば行くほど遠くのまだ見ぬ風景を求めてやまず。  もっと走れるようになりたい、あの峠を制覇したい、その先の風景を見たいと世界が広がりまだ見ぬ大地を遥かに望む。  気がつくと足の筋肉は筋張っていてつま先を反らすとスネに見たこともな

          ラピュタへの道35 逃した魚を語る楽しさよ編

          ラピュタへの道34 また買っちまった編

          先週のこと。 ミスドのオールドファッションを食べながらネットの個人売買サイトを見ていて、とあるロードバイクが目に止まった。 思わず2個目のオールドファッションに伸ばす手が止まった。その手はまるでポンペイの亡骸のようであったとかなかったとか…。 値段はオールドファッション132個分(ちゃんと計算した)くらいだった。 ワイの足は自転車だけなので、買い物用に荷台付の自転車は欠かせない。 今までは自転車アサヒのラトゥールを愛用していた。頑丈で良い自転車で、通勤と買い物に使用してい

          ラピュタへの道34 また買っちまった編

          ラピュタへの道番外編 今年やりたい10のことの進捗

          今年やりたい10のことの進捗。 手をつけたこと。  朝練を始める→やった。1回だけど…。しかし暖かくなってきたので、これからはやれそうだ。 体重60キロ切→どころか増量した…。そして反省し、本気で初めた。昨日から…。現在72キロ…。 巡航速度40キロ→40はまだまだだが、平地で37キロくらいは出せたりする。出せなかったりもするけどね。しかし確実に上がっている実感はある。そうすると乗るのが楽しくなってくるよね! 小説を書く→書いている。もちろんまともな文章などではなく、構想をね

          ラピュタへの道番外編 今年やりたい10のことの進捗

          ラピュタへの道33 ヤビツとか編

          また7時になってしまったけど、ウキウキで出発。 改めてロードバイクに飽きていなかったことが嬉しい。 予定では三浦半島にある武山 湘南 ヤビツ 半原越 裏和田 というコースだ。 ざっと230キロくらいにはなるであろう。 でも2時間寝坊の7時出発なので、走り出して1時間もしないうちに武山は諦めることとした。 でもいいさ。気楽に行こう。 この気楽さ自由さもロードバイクの魅力の一つでしょうな。 色んなしがらみやら束縛やらから開放されて、どこにだって行っていいんだっていう前提の元、

          ラピュタへの道33 ヤビツとか編

          ラピュタへの道32 初めてのトレイン編

          今日のライドはここに書くほどではないと思って走り出した。 ハナっから多摩サイ往復のつもり。 今日もやけに風が強いので。 春先って風が強いものなんだっけ?春の嵐。 どれくらい強かったかと言うと、向かい風で飛んでいるカラスが全然進んでなくって、ずっと同じ場所で羽ばたいているくらい。 ワイの口が、油断すると車の助手席から顔を出して進行方向を向いているブルドックみたいになるくらい。ちょっと大げさ。 前回のライドも暴風だった。 でも前回のことを書いているうちに、なぜか向かい風の中走

          ラピュタへの道32 初めてのトレイン編

          ラピュタへの道31 追い風には気づかない編

          風が強い日 雲が流れてく 自分の休日に風が強いのって嫌ですな。 雨なら諦めがつく。 空は晴れとても爽やかに見える。 もちろん天気予報はチェック済みなので風が強いのは分かっていた。 それでも「意外と大した事ないってことよくあるよな」とロードにまたがる。 ほんの数メートル走り出し「お、結構大丈夫かも」と嬉しくなってくるけど、風通しの良い踏切に差し掛かるととんでもない突風に煽られる。 歩いている人さえもう笑ってしまってるくらいの突風。 ふらつきながらどうにか進んで、せっかく出てき

          ラピュタへの道31 追い風には気づかない編

          ラピュタへの道30 いざ権現

          来週奥様が友人と出かけるのでワイは1日フリー!フリーダム!どっか遠くに行くでしょ! …しかしここのところ寒さやら雨やら暴風やらつまらぬ用事やらで満足に乗れてない。間違いなく衰えている。そこで今日はロングライド、ヒルクライムをすることにする。 関東でも屈指の激坂として知られる子ノ権現。 しかしワイの経験上、激坂はラスト部分だけで、それ以外は優しめの斜度だ。なまったワイには丁度良いだろうとあっさり目的地として定められた。 この時点ではあんなことになろうとは夢にも思わないワイであ

          ラピュタへの道30 いざ権現