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飯田市で風越山を撮ろう~23回目迎えたイベントに参加

 長野県飯田市のシンボルは、風越山(標高1535㍍)です。読み方は、「かざこしやま」。「ふうえつざん」と呼ばれることもあります。筆者も時々、ふうえつざんと言ってしまいます。
 手前の虚空蔵山(標高1131㍍)とともに飯田市のあちらこちらから望むことができます。
■市民が風越山を一斉に撮影

アーチから望む風越山と手前の虚空蔵山©aratamakimihide

 「6月1日に風越山を撮ろう!」というイベントに参加しました。6月1日午前11時11分にみんなで一斉に風越山にカメラを向けようというものです。
 6月1日に風越山を撮ろう!実行委員会が企画運営し、市内のカメラ店が協力しています。2024年で23回目を迎えました。
 参加資格は四つだけ。
①飯田地方をふるさととして愛している人
②ふるさとの平和に感謝できる人
③6月1日に風越山にカメラを向けられる人
④参加費1000円を納められる人
■私のアングル

飯田線の電車と風越山。右端は飯田線開業に尽力した伊原五郎兵衛翁の顕彰碑(2024年6月1日、©aratamakimihide)

 撮影にJR飯田駅近くへ向かうとき、ご近所の方も赤い飯田駅の駅舎と風越山をスマホで撮影していました。う~ん。ひとひねりしないといけないなと考えて、いくつか場所を変えて撮影しました。
 いままで見慣れた風越山ですが、アングルを変えてみるとまた、味わいも深まるものです。
■撮影後の楽しみ
 参加者の全作品は、7月25日(木)から30日(火)まで飯田市小伝馬町の飯田創造館で展示されます。
 さらに2025年のポスターに作品が掲載されます。これは各地から見た風越山の山容や一緒に写っている家族らの笑顔がほほえましく、記念になるポスターです。
 参加作品は画像データとして飯田市歴史研究所で永年保管されます。
■同窓会で知る

2023年の風越山のポスター(名古屋市内で)

 市民が気軽に参加できるイベントです。ふるさとを見直してみる機会にもなりました。
 このイベントを知ったのは、昨年6月の高校の同窓会。同じテーブルだった写真家で実行委員でもある木下徳康さん(飯田市毛賀)からでした。
 そのときいただいたポスター。同じ被写体でも撮影場所や撮り方で印象が変わるということを教えてくれています。
 なにより、ふるさとのシンボルを見つめなおす取り組みは、足下の宝ものを探すきっかけになります。
 小学生の頃に登った風越山。もう一度、登って、伊那谷に広がる飯田市や南アルプスの山並みを鳥瞰してみたくなりました。
 「リニアはどこを通るのかな?」と探しながら・・・。
(2024年6月2日)

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