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菊花の新たな需要を開拓~JA愛知みなみが満開咲きと色染め開始

 敬老の日(9月19日)に菊の花を贈ろうという取り組みが、愛知県田原市内の花店で始まっています。菊は満開咲きの「フルブルームマム」を染色したカラーリングマムです。
 田原市はJA愛知みなみのおひざ元。渥美半島の電照菊栽培の一大産地で知られています。菊の花は主に仏花として使われていましたが、近ごろの葬儀は故人の好きな花を飾るなど、祭壇もカラフルに変わってきています。
 JA愛知みなみ輪菊部会は2021年11月から、葬儀用の花びらが閉じた菊ではなく、満開咲きの出荷も始めました。大輪を咲かせた菊の花は、とても豪華で婚礼や花束に向いています。
 さらに専用の染色液を菊の茎にある導管から吸わせて花びらを着色させるカラーリングマムも売り出しました。
 東京五輪のモニュメントに使われたほか、結婚式や花束にも使われるようになりました。地元小学校の卒業式のお祝いの花や成人式の飾り付けにも採用されています。
 敬老の日向けは田原市内の花店「月虹」が提案しています。花束は高さ約60㌢で、税込5000円。予約は9月11日で締め切っていますが、17日から19日に全国配送されます。地元の田原市と隣接の豊橋市、豊川市は無料配送です。

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