(質問回答)ペースの見極め方法+過剰人気馬好走について
これまでも競馬に関するコラムをいくつか掲載してきました。
過去記事
・競馬で勝ちたいなら不的中と上手く付き合え❗
・トラックバイアスは初心者には絶対使いこなせません❗❗
・本線予想が外れた場合の抑えについて
・競馬に負けなくなる最も簡単な方法
・枠順を予想に活かす方法
・3連単で勝つために重要なポイント
・【10分で分かる】回収率が上がる不的中の扱い方
今回は質問頂いた内容への回答記事になります。
初心者の方もわかるように書きますので是非参考にしてください!
目次
1. ペースの見極め方法
2. 過剰人気馬好走について
3.まとめ
1. ペースの見極め方法
これはしっかり解説しておくべきでしたね。すいません😅
何秒ならスローペース、ハイペースではありません。
なので覚えることはすごく少ないです。
前半3Fと後半3F、前半5Fと後半5Fを比べることで判断できます。
1F=200mなので前半3つの合計が前半3F。後半3つの合計が後半3Fです。
前半3F=12.7+11.7+12.1=36.5
後半3F=10.9+11.1+11.6=33.6
私のいつもの書き方で書くと、
前後半3F36.5-33.6となります。
これは超スローペースです。
なぜなら前半と後半を比べて圧倒的に前半が遅いから。
しかし前半3F36.5秒=超スローペースにはなりません。
これは後半33秒台が出る馬場にも関わらず、前半36秒台だからスローペースだったと言えるのです。
例えば前後半3F36.5-38.0だった場合は、後半38秒台しか出ない馬場にも関わらず前半36秒台だったとなれば、前半かなり脚を使ったハイペースだとなるからです。
そして前後半3Fがおおよそ同タイムの場合が平均ペースです。これは別におおよそで構いません。
次にこの場合で考えてみましょう。
これを先程の考え方で見てみると、
前後半3F36.5-35.9のややスローペース程度です。
しかし前後半5Fで見ると、前後半5F62.2-60.6とかなりのスローペースになります。
これがどういうことかと言うと前半3Fよりあとに大きく緩んだ地点があるということになります。
この例で考えると4,5F地点が12.9-12.8とかなりペースダウンしています。
あくまで前後半3Fや前後半5Fで見ると言うのは簡略化した上での水準でしかないので、レースラップを見て中盤大きく緩んでいないか?などを見る必要があります。
このレースは私の考え方では超スローペースと言っていいレースでしょう。
前後半3F→前後半5F→レースラップの順で確認していきましょう。
慣れるまでは前後半3Fと前後半5Fでペースを判断していけばいいと思います。
・レースラップだけでは判断できない要素
ただ本当はレースラップだけではなく、映像の確認が必須です。
レースラップは各1Fごとに先頭だった馬のタイムでしかないので、離れた後方の馬は全く違うラップで走っているので、タイムと映像を照らし合わせてその馬がどのようなラップで走ったのかを確認する必要があるんです。
ラスト4F12.0-11.7-10.8-11.9というレースラップだったとします。
このレースを好走した馬は一見すると、ラスト2Fで急激に加速したレースを勝ちきった瞬発力(ギアチェンジ+トップスピード)に長けた馬の様に見えます。
しかし、レース映像を確認してみると、ラスト3Fからジワジワ差を詰め始めたもののラスト2Fで一度前に差をつけられて、ラスト1Fで差し切りという競馬をしていたとします。
ではこの馬は瞬発力に長けていると言えるでしょうか?
答えはNoです。
瞬発力があればラスト2Fで置いていかれないでしょう。
おおよそですが映像で1馬身差を詰めたら0.2秒早かったと計算します。
上がり3Fは各馬掲載されているので、それを元に計算します。
ラスト3F:11.7-10.8-11.9
上がり3F:33.8
先程の馬の上がりが33.8としましょう。
ラスト3F区間
ジリジリ差を詰めていた。映像では3馬身ほど差を詰めた。
ラスト3F≒11.1
ラスト1F区間
止まった前の馬との差を2馬身ほど詰めて差し返した。
ラスト1F≒11.5
ラスト2F区間
33.8=11.1+11.5+x(ラスト2F)
x(ラスト2F)=11.2
この馬のラスト3Fは11.1-11.2-11.5のラスト3F最速でロンスパで勝ちきったことになり、レースラップで判断したのとは全く違う評価になります。
これが映像が必須な理由です。
ラップ分析においてレースラップから得られるものは僅かです。コーナリングなどもわかりませんしね。
2. 過剰人気馬好走について
これは割と簡単!
『過剰人気と思った馬』をなぜ過剰人気だと思ったのか。
・なんとなく1.5倍で買う必要がないと思ったから。
これはシンプルにダメですね。
90%で1着になると判断できた場合は期待値1.35。つまり回収率135%が期待できるのでおいしい人気馬になります。
・1.5倍では許容できない不安要素があったから。
例えばハイペースだと全く走らないという仮説を立てて切った。しかし今回スローペースで好走してしまった。
これはハナからそうなったら別に不的中でいいという判断をしていたはずなので、別にいいです。
仮にハイペースだと全く走らないという仮説を立てたが、ハイペースで好走してしまった。
この場合はどうでしょうか。
これはハイペースで走らない可能性を感じる要素があった場合は別にいいと思います。例えば2歳戦で過去レースが全てスローからの瞬発力勝負だったなら、当然ペースが流れると全くダメな可能性はあったと言えるでしょう。
その上でこの1.5倍の人気馬はハイペースにも対応できる馬であったというだけです。それを次走に活かせば問題ありません。
当然この場合は1.5倍の馬を消していて、高配当のオッズを買っているので資金は抑えられているはずです。なのでローリスク・ハイリターンの目が今回引けなかっただけ。というよりローリスク・ハイリターンの目はたまにしか引けませんし引く必要もありません。
過剰人気と判断する理由がしっかりしていて、その上で期待値を追求していたなら、今回は不的中の目が出ただけの話です。
サイコロ
1の目=1.5倍
2の目=2倍
3の目=3倍
4の目=4倍
5の目=5倍
6の目=9倍
どの目に賭けますか?
当然6の目ですよね?なぜならどの目が出る確率も等しく1/6だから。
これで6の目に賭けて、1の目が出てしまって外れても公開はしないでしょう。なぜなら期待値は間違いなく取れていたから。
偶然今回1の目が出ただけです。
そして競馬は挑戦回数に上限はありません。
期待値を追求するというのは、この6の目に賭け続けるということ。
1/6で9倍になる試行を続ければ回収率150%に収束します。
もちろん連続で20回外れることもあるでしょう。
そうした時に21回目は流石にもうやめといた方がいいと思いますか?
5回連続で出た1の目に賭けとけばよかったと思いますか?
こういう話です❗
なので期待値を追求した上で過剰人気と判断した馬が来てもなにも感じる必要はないです。
3. まとめ
今回は昨日頂いた質問を詳しく回答させていただきました❗
短くて済む質問ならDMで答えさせていただいています。
こんな感じで質問は全て解決できるようにお答えしますので気軽に聞いて下さい❗
質問があると書きやすいので、僕としても嬉しいので😋
あと素朴な疑問なんですが、初めてDMをくれる方もみんななぜか『先生』と呼んでくれるのですが、いつの間に浸透したんですかね?笑
たぶんみなさんが思っているよりだいぶ年下なので、もっと気軽で大丈夫ですよ❗笑
ということで質問お待ちしております❗
では👍
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