【ChatGPTとスナックバー】AIが切り開く新しい顧客サービスの形
1/5(金)の仕事終わり、打合せを兼ねて取引先の税理士さんと二人で新年会を行った後、繁華街のスナックバーで飲みました。はじめてのお店でルールに戸惑いましたが、楽しい時間を過ごせました。感謝!
私の隣に座った女性接客スタッフは、昼間フラワーアレンジの仕事をしていて、韓国に留学した経験があり、海外旅行が好きだと言いました。私は話についていくのが大変でしたが・・・。
「5月にオーストラリアに行くんです。どこがおすすめですか?」と聞かれたので、「ChatGPTで旅行の計画を作ってみては?」と答えました。すると「ChatGPTって何?」と聞かれました。まだ知られていないんだなと思いました。
早速、彼女のスマホにChatGPT(Microsoft Copilot)を入れて、”10日間のオーストラリア旅行。ケアンズやゴールドコースト、シドニーをまわる旅行を計画してください。”と入力しました。ChatGPTが生成した回答に、彼女は驚きの声をあげました。「すごい!これは何なんですか!?」
※試しに、ChatGPTのプロンプトに”10日間のオーストラリア旅行。ケアンズやゴールドコースト、シドニーをまわる旅行を計画してください。”と入力すると一例として以下のような回答が瞬時に生成されます。
そこで、今回は、私の体験から繁華街のスナックバーでは、ChatGPTなどの生成AIはまだ活用されていないようなので、もしも、スナックバーで働く女性接客スタッフがChatGPTを活用してお店のリピーターを増やす方法等を考えたらどのようなアイデアが生成されるのかを検討してみました。
具体的には、目標を以下のように設定しました。
以下に、ChatGPT(Microsoft Copilot)と一緒に考えたアイデアを記載します。
目標達成に向けたプロンプトの検討・作成
私がお店で感じたことを踏まえて、試行錯誤しながら検討した結果、以下のプロンプトにたどり着きました。
以下に、プロンプトの入力した後、ChatGPT(Microsoft Copilot)が生成した回答を記載します。
ChatGPTが生成したアイデア
会話のきっかけの作り方
お客様が来店したら、笑顔で挨拶し、お名前やご職業などを聞いて親しみを持たせる。
お客様の服装や持ち物に褒めの言葉をかける。例えば、「お洒落なスーツですね。お仕事は何をされているんですか?」や「素敵な時計ですね。プレゼントですか?」など。
お客様の趣味や関心事を探る。例えば、「最近見た映画はありますか?」や「旅行に行く予定はありますか?」など。
お客様の話に共感や感想を述べる。例えば、「私もその映画見ました。感動しましたよね。」や「旅行はいいですね。私も行きたいです。」など。
お客様の話に関連するエピソードや情報を紹介する。例えば、「その映画の監督は私の好きな監督なんです。他にもこんな作品がありますよ。」や「旅行先でおすすめのスポットやグルメはこれです。」など。
会話の膨らませ方
お客様の話に質問を投げかける。例えば、「その映画で一番印象に残ったシーンはどこですか?」や「旅行先で一番楽しかったことは何ですか?」など。
お客様の話に自分の意見や感想を加える。例えば、「私もそのシーンは泣きました。あの演技はすごかったですね。」や「私もその場所に行ったことがあります。あの景色は忘れられませんね。」など。
お客様の話に関連する話題を提供する。例えば、「その映画の原作は小説なんですよ。読んだことはありますか?」や「その国の文化や歴史について知っていますか?」など。
お客様の話にユーモアや冗談を交える。例えば、「その映画のあのシーンは私には無理です。あんなことされたら怒りますよ。」や「その国に行ったら私は太りそうです。あの料理は美味しすぎますよね。」など。
気に入られる服装
お客様の年齢層や好みに合わせた服装をする。例えば、40代50代の男性の場合は、清潔感のあるシンプルな服装や上品なワンピースなどが好まれる。
お客様の目を引くアクセサリーや小物を身につける。例えば、ピアスやネックレス、バッグや靴などで個性を出す。
お客様の気分や季節に合わせた色や柄を選ぶ。例えば、明るい色や華やかな柄は元気な印象を与えるし、暗い色やシックな柄は落ち着いた印象を与える。
お客様に似合う服装を褒める。例えば、「その色はお似合いですね。お肌がきれいに見えますよ。」や「その柄は素敵ですね。お洒落な感性がありますね。」など。
気に入られる所作
お客様のグラスやお皿をこまめにチェックし、空になったらすぐに交換する。
お客様の顔色や様子を観察し、飲み過ぎや食べ過ぎなどのサインがあったら気遣う。
お客様の目線に合わせて姿勢を整える。例えば、お客様が立っているときは立って話し、座っているときは座って話す。
お客様の話に集中して聞く。目を見て相槌を打ち、時々質問や感想を述べる。
お客様の名前や話した内容を覚えておく。次回来店したときに呼びかけたり、話題にしたりする。
お酒の勧め方
お客様の好みや体調に合わせてお酒を提案する。例えば、「今日はお疲れそうですね。ビールで乾杯しましょう。」や「今日はお祝いですね。シャンパンで乾杯しましょう。」など。
お客様に試飲やサービスドリンクを提供する。例えば、「このお酒は当店の自慢です。少しだけお試しになりませんか?」や「このお酒は今日のおすすめです。サービスでお出ししますね。」など。
お客様にお酒の特徴やストーリーを説明する。例えば、「このお酒はこの地方の伝統的な製法で作られています。香りや味わいがとても豊かですよ。」や「このお酒はこの店のオーナーが選んだものです。彼はこのお酒にこだわっています。」など。
お客様にお酒の飲み方や合わせるおつまみを教える。例えば、「このお酒はロックで飲むと一番美味しいですよ。」や「このお酒はこのチーズと合わせると絶品ですよ。」など。
滞在時間を延長させる方法
お客様に楽しい時間を提供する。例えば、カラオケやゲームなどの娯楽を用意したり、面白い話やエピソードを披露したりする。
お客様に次の予定や帰宅時間を聞く。例えば、「今日はどこまでお時間ありますか?」や「お家はどちらにお住まいですか?」など。
お客様に次のお酒やおつまみを勧める。例えば、「もう一杯いかがですか?」や「このおつまみはお酒に合いますよ。」など。
お客様に次回の来店を促す。例えば、「またお会いできるのを楽しみにしています。」や「次回はこのお酒をご用意しますね。」など。
連絡先の聞き出し方
お客様と仲良くなる。例えば、共通の趣味や関心事を見つけたり、お客様の話に積極的に反応したりする。
お客様に連絡先の必要性やメリットを伝える。例えば、「お客様のご予約やお問い合わせをスムーズにするために、連絡先を教えていただけませんか?」や「お客様にお得な情報やイベントのお知らせをお届けするために、連絡先を教えていただけませんか?」など。
お客様に自分の連絡先を先に教える。例えば、「私の連絡先はこちらです。お気軽にご連絡ください。」や「私の連絡先はこちらの名刺にあります。よろしければお持ち帰りください。」など。
お客様に連絡先の交換を提案する。例えば、「お客様の連絡先も教えていただけますか?今後もお話ししたいです。」や「お客様の連絡先もお願いできますか?お礼のメッセージをお送りしたいです。」など。
お礼メッセージの書き方
お客様に感謝の気持ちを伝える。例えば、「今日はありがとうございました。とても楽しい時間でした。」や「今日はお越しいただきありがとうございました。お客様とお話しできて嬉しかったです。」など。
お客様と話した内容や共有したことを振り返る。例えば、「お客様のお話はとても興味深かったです。私も勉強になりました。」や「お客様のおすすめの映画は早速見てみます。感想をお聞かせください。」など。
お客様に次回の来店や連絡を促す。例えば、「またお会いできるのを楽しみにしています。お忙しいとは思いますが、ご連絡ください。」や「次回はもっとお酒をご用意しますね。お時間のあるときにお越しください。」など。
次回に繋がるお礼メッセージの具体的な事例
まとめ
今回は、下記に掲げる目標を設定し、ChatGPT(Microsoft Copilot)を活用してアイデア出しを行ってみました。
ChatGPT(Microsoft Copilot)から生成されたアイデアを見ると、接客やマナーなどの基本的な事柄が多いように感じられるかもしれませんが、新人教育やスタッフの再訓練などの教材として活用できるのではないかと個人的には思いました。
今回はスナックバーについて、プロンプトを検討・作成していろいろ試してみましたが、他の業種においても活用できると思いますので、今後も試した結果をブログで発信・共有していきたいと思います。
最後までお読み頂き有難うございました。この記事が良いと思った方はぜひスキをお願い致します!
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