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「光る君へ」 第1話

noteを始めるにあたって…的な文をまず書こうと思っていたけど、その前に記憶の新しいうちにこちらを先に。
※自分はネタバレ上等派(ハラハラ苦手)なので事前にガイドブックで予習済み

  • OP、曲は今までもPR番組でバックに流れていたけど、往年の正統派大河テーマ曲って感じ。映像はやけにムーディ。。あの届きそうで届かない手は当然“ソウルメイト”2人の人生の暗示?(暗示じゃない感じだけど…

  • 兼家(48歳)、あくどいとか策士とかいい描き方をされないことが多いが、蜻蛉日記など見ても茶目っ気もあり人心掌握に長けていたのがわかる。笑顔は柔和でも目は笑っていない。イメージにぴったり。

  • 兼家一家団欒の場面。生まれたばかりの定子を見せるために実家に集まった?たぶん道隆は貴子の家に婿取られてるはずだから高階成忠の家に住んでたはず。後年中宮となった定子が在所の火事により、成忠息子の明順邸(「小二条殿」)に移り住んだことは枕草子にもある(136段)んだけど、成忠邸はどこにあったのかわからん(脱線)。このドラマでは父と同じ東三条殿のどこかの対に同居してる設定なのかも。

  • 道隆(24歳)は育ちのいいボンボン、やっと昇殿を許された頃。父のようなギラつきはまだ見られず。道長/三郎(11歳)があやしてたのはのちの伊周/小千代君(3歳)か。隆家/阿古君はまだ生まれていない(2年後に誕生)。常に不満げな道兼(16歳)いくらなんでも意味なく三郎を殴りすぎ。三郎も怒れないとか言ってる場合か。詮子15歳。

  • 簾中の天皇と公卿たちの場面、天皇からの視点は新鮮。そして御簾の前にずらりと並ぶ束帯姿!あの公卿の中には藤原行成の母方祖父源保光もいたはず(あの当時権中納言か)。円融天皇(役)は歌舞伎役者さんだけあって発声が普通の人と違う感じ。

  • 関白なのに頼忠の頼りなさ…いかにも胃にくる毎日を送ってそう。

  • 道兼、あからさまなヒール描写だったな。のちのちの伏線にしても何もそこまで…。初回放送で知名度、いきなり圏外から赤丸急上昇。“あの”シーンは完全に創作だけど、大鏡でもいい書かれ方はしてないので脚本家はそこを膨らませたか。

主人公2人の出会いについては、まだ子役というのもあるし、基本的にそこにはあまり関心がなく…でもドラマの導入としては自然でよかったんじゃないか。
源氏物語のメタファー箇所などについても(実は)源氏~は「あさきゆめみし」を読んだ程度なので感知アンテナ作動せずw
勧善懲悪型展開はまぁ…万人が見る「大河」だから仕方がない。わかりやすいことも大事。ただ「誰も知らない時代」(by脚本家)だからといって“ツカミ”にあまりに過激な描写を持ってくるのは…。知られていないだけに史実と思う層も出てくるはず。「史実を脚色したフィクションです」と明示してもいいのでは。
次回は今回の6年後という設定らしい。主役2人も本役に変わり、公卿たちの場面も増えそう。
~来週に続く(予定)~

次回登場する「繁子」に注目!

と初投稿なのに長文になってしまった…。
お読みくださった方、ありがとうございます!

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