心のどこか、比較的中心に近いところ①

ある出来事を機に、ふと思い立って書きます。

本件については、テキスト毎にタイトルを変え、何回かに分けて書きます。

特に本も読まずに生きてきて、文才なんて欠片もないので、思うままに書きます。

長々と回りくどく、また女々しさが溢れると思いますので、あらかじめご了承下さい。

読む人なんていないと思いますが…。


こんな僕ともお付き合いをしてくれる人がいる。

ありがたい限りである。

今回はある人(A)について、書きたいと思う。


僕は浪人生だった。

中学までの学力はそこそこ良かったため、県内の進学校へ進んだが、高校では勉強についていけず、部活に明け暮れ、勉強を避けた結果である。正直どこかの大学には引っかかるだろうと思っていたが、そんなにこの世は甘くない。

両親も「一浪くらいは普通でしょ」という考えだったので、予備校に通う浪人生となった。

しかし、一般的な浪人生とは少し違う。

自宅から通うのではなく、寮に入り、半一人暮らしの様な生活となる点だ。

ここからだいぶ省略するが、結局僕は一浪をしても大学に受からなかった。

予備校は良い講師が揃い、良い環境が整っているため、学力なんてすぐ上がる、そんな考えの甘さが招いた結果である。

そして両親に謝り二浪となった。

二浪となると、さすがに予備校の見え方が変わってくる。予備校に通えば学力が上がるのではない。高校だろうと予備校だろうと通うだけでは学力は上がらないのだ。

そう気づいてからは(遅すぎる…)、自習室に通いつめ、移動時間、授業と人生で最も学業に向き合いながらの生活を送った。

順調にそんな生活を送っていた。

しかし、やはり、癒しが欲しくなる。僕は本当に甘ったれである。

記憶は定かではないが、中学から想いを馳せ、お付き合いをしては、お別れを繰り返した女性(H)と二浪目の秋頃に再度付き合い始めたのだ。

連絡のきっかけは忘れたが、とにかく僕から告白した。(浪人中何してんだよ。勉強しろ。)

「あららぎも好きだけど、今別に好きな人がいる。」と返事をもらい、更に追撃「じゃあ僕と付き合って下さい。」、1週間ほど考える時間を求められ、了承し、1週間後、結局お付き合いできた。(この時点で諦めればよかったのである。)

僕は浪人生、相手は大学生のため、ほとんど会うことはなかったが、連絡は取り合い、それが(究極の)癒しとなっていた。

時は流れ、センター試験受験。

さすがに3回目のセンター試験。緊張はもちろんするが、落ち着いて受けることができた。

第1志望の国公立大学はD判定という、あまり良くない結果ではあったが、今年はセンター利用でどこかの大学に行ける。だいぶ早いが、少し、この一年が報われた瞬間だった。

私立、また国公立の二次試験に備えている時、事件は起こる。

続く







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