ame
オリジナル小説の3編を収録。
こんばんは。 急にぐっと寒くなりました😵 体調崩さぬようにして師走を乗り切りたいところですね。 奥座敷といわれるところというのはどの土地にもありますよね。 今回は広島の奥座敷へご案内。 広島といえば二つの世界遺産・原爆ドームと安芸の宮島がどうしたって有名ですが、 広島に友達が遊びにきてくれることになり、何処に案内しようとなった時、 「上記二箇所には既に行きました」と言われたらさてどうしましょう(゚o゚;;アワワワ そんな時の奥座敷。 世界遺産じゃない広島、 今回は湯来温
私は一人旅が好きです 一人暮らししてる時も散々ひとりでいるのに一人旅でさらに一人になりたいってどういうこと?と、自分でも思うのですが…。 1人でいることと1人で旅をすることは違いますよね。一人旅がお好きな方にはひとりひとりの一人旅哲学があると思います。 私は行き先を決め、行き先での見たいものや食べたいもの、買いたいものなどを決め、交通手段を決めて手配してより装備を軽くすることに工夫を巡らせる。。準備の段階もとても好きで、旅行当日も準備で想定したことを粛々と辿っていくことに
ぺったぺったという音が近づいてくる。なんだっけこの音。薄く目を開けるが水平線を離れて上昇する太陽の放つ朝日が刺すように眩しく、慌ててまた目を閉じる。痛い。膝を抱えた姿勢でぐらりと横倒しになりそのまま固い岩の上で眠ってしまった。頭が重く喉もピリピリ痛い。鼻先に何かが触れた。ふんふんと鼻息荒く私の顔を嗅ぎまわる。そっと目を開けると私を覗き込む真ん丸の黒い目が視界いっぱいに見えた。子犬だ。薄茶色の毛に包まれた子犬が私の鼻や口をベロベロ舐めている。いろんな匂いが入り混じる犬の口から慌
白いものがふわりと青空に舞い上がった。風が吹いていてそれは思ったより高く波打ちながら空中を昇ってゆく。よくみると白くて細長い布キレだった。そういえば、死んだ後の魂というものはああいう妖怪・一反木綿のような形状をしていると思っていた。 「実際は違ったなあ」 ふと声に出た。それでも私の声は誰にも届かない。聞こえる人がいるとすればそれはもう死んだ人ということになる。たまに勘の良い人には聞こえるのかぴくりと立ち止まって振り返ったりすることもある。私はいつものように繁華街のアーケ
「こうして右と左の髪を少しずつ取ってクロスさせるでしょ、ここで中央の髪も少し取って左右の毛束にさらに足して、こう。これを繰り返して編んでいくの」 「へー」 ゆうちゃんはぼくに背を向けて上の空でそう言った。……覚える気なさそう。 「これで先まで編んでいって……、ゆうちゃん、ゴムちょうだい」 「はい」 ふたりでベッドに腰かけている正面に大きな鏡がある。人が立ってふたり余裕に映るぐらいの大きな鏡だ。ぼくの部屋にあるのはその大きな鏡とピンクのクッションが乗ったシングルベッド、小
広島には西条という酒蔵のある町があります。 自ら「酒都」と名乗ってしまう。酒の都なのです。 私は遺伝的にだと思うのですが、お酒が強いです。一家全員酒が飲め、強いが故に酔ったとしてもテンションはほぼ変わらずあんまり明るくなりません。なんだったらより暗くなっていく気がします。しみじみ淡々と飲む感じ。 学生時代には王様ゲーム(すみません古いですね…)で、○○さん(私)が王様になるとつまらないと後輩に言われてショックを受けたことも。 酔っても真面目にハメを外すこともないからなの
今年も終盤。 あれよあれよと今年もお世話になりましたとか言っていることになるのでしょうし、書き留めておこうと思います。今年のこと。 今日は、広島のこと。 私は今年の1月に神戸から広島にやってきました。 私は神戸以外にどこに住めるかと言ったら中四国だろうなと考えていました。 青森も沖縄も北海道も好きだけど現実的に住むとなると中国地方、岡山辺りがいいんじゃないかと。なので広島となると少し離れたけどまあ許容範囲かなどと思い、気軽に移住。 広島にはふたつの世界遺産がありますが、
白いものがふわりと青空に舞い上がった。風が吹いていてそれは思ったより高く波打ちながら空中を昇ってゆく。よくみると白くて細長い布キレだった。そういえば、死んだ後の魂というものはああいう妖怪・一反木綿のような形状をしていると思っていた。 「実際は違ったなあ」 ふと声に出た。それでも私の声は誰にも届かない。聞こえる人がいるとすればそれはもう死んだ人ということになる。たまに勘の良い人には聞こえるのかぴくりと立ち止まって振り返ったりすることもある。私はいつものように繁華街のアーケー
年に一度の健康診断でした。 9時から1時間ちょっとでさささと終わります。流れ作業で実に手際がよくて女性フロアがあって私はよく利用しています。 神戸・元町にある健診センターはランチチケットを提携しているお店の中から選んで使えます。 1200円以内のランチまで無料です。 てくてく旧居留地を歩いて向かったのは Bar&Bistro 64というお店。 以前cafeで行ったことがありました。 tooth toothのケーキがいただけます。 11時開店でもう列ができている人気っぷり
関西人はみな阪神ファンだと思われているだろうか。 私は野球に特に興味があるわけではないけれど、 阪神タイガースは私の生活のそこここ、身近にあったように思う。 新聞屋さんがくれた阪神タイガースのファン感謝デーに連れて行ってもらった幼い思い出がまず思い浮かぶ。 (おそらく)初めて行く甲子園球場。蔦の絡まる巨大な城壁のようなゲートを前にぽかんとしたのを覚えている。 トラッキーがバク転し、ヒーローの選手たちが華々しく手を振ってくれる。野球というよりなにかアクロバティックなショーを
ご無沙汰になってしまいました。 急に寒くなりましたが体調を崩している人はおられませんでしょうか? 映画観ました。 テアトル梅田。 私が最近イチオシの今泉力哉監督の作品です。 この監督さんとの出会いは「愛がなんだ」 角田光代さんの小説が原作でその後、角田光代さんの作品を読み漁るようになりました。 次は「街の上で」 すぐに印象に残るような役者さんがたくさん出ていて古川琴音さんはこの作品の後でよくテレビや雑誌の表紙とかで見かけるようになった気がします。若葉竜也さんという役
私のおにぎりレポを支えてくれたアズナスが閉店する。なにやらローソンに変わるようだ。 コンビニには変わらない。 でもちがう。 品揃えの面白さは断然アズナスだ。おにぎりにおいて私はそう思っていた。 私に多様なおにぎりの在り方を教えてくれた。 本当に感謝だ。 ということで最後のおにぎりたち。 サンドおむすび 天丼風 普段は丼の中、 ご飯の上に載せられている天ぷらが なんとご飯に挟まれているのだ。 天つゆのようなたれに絡まれて衣はしっとり さやいんげんやかぼちゃ、海老も そ
大雨が去り、暑さが舞い戻りました。 雨の日も風の日もコロナが蔓延する中も 私は仕事に出かけ、昼にはおにぎりを食す。 そんな日々を過ごしております。 おにぎりといえば。 黒い海苔を纏う、 時には裸、 時には卵焼きやうす揚げを纏ってみたり。 しかしながらその日見つけたあいつは うすピンクの生ハムを纏っていました。 今日はそんなお話し。 その名も生ハム寿司である。 寿司だしあれか、カルフォルニアロール的なノリの洋風寿司か と、いつものおにぎりに少し飽きてきた私はこいつに手を
耳を澄まして きみがいちばん聴きたかった音を聴くの 世界は雑音に満ちていて 音は砕け散っているだけ 人は人に反射しているだけ 意味があることなんてほんとにわずかだ 胸の奥の方に落ちているその音を拾うの きみがいちばん聴きたかった音だよ よし。おわり。 今日の黒いあいつ。 ロコモコ風。 濃いいビジュアルに反して200kcal台と低カロリー。 食べた感じも意外とあっさりしていました。 目玉焼き風オムレツとされていたものは ターンオーバーでした turn over:目
オーストラリア出身、アメリカの俳優さんです。 みんな知ってる大女優さん、とても美しく陶器のような白い肌に青い瞳が魅力的です。雰囲気の違う3作をご紹介です。 1 「アイズワイドシャット」 スタンリー・キューブリック監督の遺作となってしまった作品です。当時パートナーだったトム・クルーズとの共演が話題を呼びました。 誰もが羨むようなある夫婦のお話。若き医師であるビルと美しい妻アリス。可愛い一人娘が待ち焦がれるクリスマスの時期。夫婦としてお互いへの信頼に疑う余地はないはずでした
Mで語りたい人がもうひとり。 イタリアの宝石と呼ばれる俳優さんです。 その美しさから作品が選ばれるというほど。彼女しかできない役どころの作品をご紹介いたします。 1 「アレックス」プライベートでもパートナーであるヴァンサン・カッセルとの共演も話題になった本作。 irreversibleという原題は不可逆的、取り戻せないという意味を示しますが、映画の始まりはエンドクレジット。通常登ってゆくクレジットが逆さまにスクリーンを降りてきます。そしてやがてぐにゃりと曲がり、重力さえ失