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アランジアロンゾ30年間のヒストリー

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ネットもスマホもスタートアップもなんだそれ?な頃、「ゆるキャラ」なんて言葉がまだなくてキャラクターといえば、サンリオかディズニーだった頃、雑貨といえばおフランス、ナチュラルカント…
運営しているクリエイター

#日記

1998年 「いすにすわったともだちてんの全国ツアー」「東京店オープン」「アランジネット」

アランジアロンゾ設立8年目!大きな出来事が続いた年。力仕事だってなんだってやるぜ、な年です。 夏の全国ツアー始まる原宿での個展を見に来てくれていた、百貨店の催事担当の方から、大きな展覧会をしませんか、というお話を頂きました。この人は何を冗談のような事を言っているのだろうと思いました。昨年の個展は10坪程のスペースでした。そのスペースをうめる作品をつくるのに全力を上げても何日もかかりました。70坪あるといいます。天井も高いです。銀座です。ははは、無理ですよ。おかしな事を言いま

1994年 初めてのお店できたー! 初めてのぬいぐるみもできたー!

ボンジュール、ビッグステップパリにはかわいい物がたくさんありそうだ。かわいい物を見に行こう。初の海外研修出張をすることになりました。 出発の前日、「そんじゃ、行ってくるね」と実家に帰って父の遺影に手を合わせ、ぼんやり新聞を見てると小さな広告記事が。 アメリカ村にあるファッションテナントビル『ビッグステップ』の2Fにある売り場『チャレンジマーケット』がテナントを募集中。その売り場は、お金はないけどやる気のある若い人に安い賃料で場所を提供してあげる、というチャレンジな売り場で

1993年 しゃかりきに働いていたら突然の電話

父の事この年の1月に父が他界しました。 会社の事を書く本なのに、あまり私的な事を書くのはどうかと思うのですが、この時は社員が2人だけで、2人は姉妹だったので、やはり、会社としてもとても大きな出来事だったのです。 しょうもなくも、えげつない姉妹喧嘩が少し減りました。そして何かがここで確実に変わった気がします。それに父は、私達が会社を立ち上げたことをおもしろがっていたので、この後も、あの世から、いろいろ根回しして助けてくれているみたいです。 あの頃はたいへんじゃったこうい