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悲しいときは、体を労ると治る

相手の些細な一言、それもほんとに小さな一言に対して、傷ついて、その言葉の意味を一人でずっと考えるときがあります。

すぐに傷ついてしまう自分も気に入らない。
「たいしたことではない」と頭ではわかっているのに、もやもやが止まらない、そんな気持ちです。
そんなやわらか〜い心を持ち合わせている私ですが、最近あることに気がつき、行動を変えた結果、割と打たれ強くなってきました。

それは「自分を労ること」です。
単純な話かもしれません。
ですが、労ることがなぜ大事なのか、自分で納得して行動することが私にとっては重要でした。

今回は私が自分を労わろうと思った気づきをお話します。

人の言葉にすぐ傷つくな、打たれ弱いな、と感じている方の解決法のひとつとして伝わったら幸いです。

きっかけは夫とのケンカ

ケンカと書きましたが、実際は口論もほぼなかったです。
原因は忘れましたが、夫が私に不満を言ったんですよね。
「うん」とだけ返してそのときは終わりました。
不満の理由もまあわからないでもないし、今解決できるようなことでもなかったからだと思います。
だけど、一人になった後ソファで座っていたら涙が出てきました。
わかってもらえないもどかしさと、そうさせてしまう自分への足りなさを感じ、悔しい気持ちでいっぱいでした。

どう向き合うのが自分にとってのベストか

涙がとまらないまま、外出する用事があったので車に乗り込み、一人、夜の街を少しだけドライブすることに。
静かで暗い外の空気のおかげか、心が少し落ち着きました。
そのときに、「どうしたら自分にも、相手にとっても、前向きに考えることができるのだろう」と考えました。
私は夫婦生活に限らず、人との関わりで気をつけていることがあるのですが、それは「自己犠牲にならない」こと。
「私だけが我慢すればいいんだ」とは考えないようにしています。
だから、そうならない考え方があるはずだと、色々思考していました。

自分のことを「心・頭・体」に分けてみた

まずは自分がどうしたいのか、本音を聞き出すことにしました。
これも私が実践していることです。
自分の本音って思い込みもあって、実は気づいていないこともあります。

心は自分の素直な気持ち。一番本音に近いところ。
頭は考え事をするところ。感情に支配されやすいし、思い込みやすい。
体は一番正直。
それぞれどんな気持ちか問いかけてみると、意外と本音を知りやすいです。

体が疲れていることに気がついた

自分自身に問いかけてみました。
心は、『言われて悲しい』と言っている。うんうん。
頭は、『どうすればいいのかわからない』と言っている。混乱しているんだな。
そして体は、『生理で、寝不足で、疲れている』・・・うん?
もしかして私、ただの体調不良では!?
と、当たり前のことに今更ながらに気が付きました。
当時は、やらなければいけないことがたくさんあって、睡眠時間を削って作業をしていました。ちょうど生理だったその日も、日中1度も横にならずに動いていました。生活習慣は乱れてましたね。

自分を労った

これは検証してみなければと思い、家についてすぐにお風呂を沸かし(いつもはシャワー)、丁寧に頭を洗い、温かい湯船に浸かりました。
お風呂から出たら、すぐに布団につきました。時間は22時半くらい。いつもの時間よりかなり早いです。
横になって目を閉じて、「明日の朝は、どんな気分だろう」と小さな楽しみを感じながら、眠りにつきました。

心の不調は体から起きていた

翌朝、目を覚ました私。
ベランダにでて、涼しい朝の空気にあたり、昨日のことを思い出す。
さて、どんな気持ちかな、と。
答えは・・・すこぶる元気でした。
心は「元気」
体も「元気」
頭は「なんだ。体が疲れていたから、心まで落ち込んでいただけだったんだ。すっきり〜」
といった感じ。
昨日の夫の言葉も、気になりませんでした。

体を労るって当たり前なことですが、このとき初めてその大事さを知りました。
この労るという言葉、辞書には「同情の気持ちをもって親切に接する」「気を配って大切に世話をする」とあります。
ただ健康に過ごすのも、ものすごく大事。
だけど傷ついたときは、どうか元気になってねと、そんな願いを込めて、そのために健康に過ごす、この順序が自分には合ってました。

おわりに

以上が私の気づきのお話でした。
今でも生活がおろそかになることはありますが、そんなときは自分の体に問いかけてみて、労るようにしています。
最近は、食生活や睡眠、運動も十分整って、人並み以上に健康だったら、どれくらい心ってたくましくなるんだろう、と気になり始めました。

「元気があれば、なんでもできる」はほんとになんでもできるのかもしれません。

そういう自分になれるよう、生活習慣を少しずつ改善中な私です。

(1,940文字)



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