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ゲームUIデザイナーが『マル秘展』に行って思ったこと

こんにちは、アラです。
ゲームUIデザイナーとしてはたらいています。
日々、モニターとにらめっこしている人間です。

そんな私「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」へ行きました。せっかくなので感じたことをまとめておこうと思います。
(かなりゆるいです)

1. 広い作業机って、いいよね~

しみじみ、広い作業机っていいな~!と思いました。
原研哉さんのお仕事動画を見られるのですが
広大な机に紙を大量に広げてラフを描いていく様子が圧巻でした。

のびのび動かす手、十分にスペースのある机
作業には余白が必要だよなぁと思いました。

2. プロダクトデザイナーの方、絵うっっま…!

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画像は山中俊治さんのスケッチ。
うますぎる…。

ふだんはゲームUIデザインをしていますが
3DCGも勉強中なので、立体スケッチには強く惹きつけられました。

楕円の正確さ、接地面の正確さ、物の厚みの表現、サイズ感の的確さ…。
あげればキリがないけれど、スキルの高さがえげつないですね。

3. 松永さんのバランス感覚、恐ろしい…才気がすごい

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『デザイン』と『プロセス』の面でもっとも面白かったのが松永さん。
画像のCalbeeロゴ検討の右下に添えられた文章をみてください。

「★スケートリンク、★サッカー場、★その他スタジアム、などでは長体で見られてしまう」

な、なるほど~!!&たしかに~!!と心の中で叫びました。

デザインの最終局面(おおまかなアイデアは形になった段階)で
「これからどうブラッシュアップしていくべきか?」を考えるとき。
「いつ・どこで・どのように・だれに届くのか?」を思い出すことが基本かつ大切なこと。それを再確認することができました。

松永さんのスケッチは他のものも素晴らしく
アプローチやバリエーションが多彩で、才気がすごい…と圧倒されました。

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4. 才能それぞれの形と、継続と環境

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会場のみなさま全員、才能あふれる方だったのですが
印象的だったのが、コトに取り組む型がそれぞれだいぶ異なっていたこと。

A4用紙くらいに緻密にスケッチをする方、ふせんくらいのサイズにアイデアをポツポツスケッチする方、とことん内省する方…などなど。

活動されるジャンルの違いもあるとは思うけれど
それぞれの持った才能の形の違いなのかな、と思いました。
極上のバイキング料理を食べたような満足感がありました。

才能を継続して磨いてこられたこと、そうした環境に身を置いてきたことがすごいな~すばらしいな~とウンウンうなずきました。

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