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ライトヴァースな、(詩?)羽音

ライトヴァースな、(詩?)羽音

ほんの少し光がさしてきた
ただ思いたくて
手当たり次第を光らせているのかもしれない
まだ判別がつかない
適当に歩いてしまったら
判別がつかなくなる 
真顔で歩いていくうち
暗くなる

夜明けなのか
夕暮れなのか
いま踏みしめてしまった
草いっぽんない舗道の
足音
(ぷに、ぷにっ、)
明日に近づきながら
昨日に帰っていく
今日という一日

夢中でがらくたを作っていた
そのなかでひとつ
光っているのがある
くちばしで水を飲んでくれた(人)

がらくたばかりと
捨てられておかしくなかったのに
じぶんでもわからなかったものを
丁寧に見つけて
教えてくれた
そんな光

(ぷに、ぷにっ、)

目をそらさずに
ひとひとの葉っぱで
ときにまた
静かな羽音で

「ライトバースな詩?羽音」

だめになっていく
捨てきれなかったものがひかりはじめるとおもうだけでは

「ライトバースな詩?封筒」

封筒は
縦にするとフー・タ・トゥー
横にすると家常豆腐(なんなんでしょう)

まだわからないものもよおして
ちいさなせかいに
そのといれがないとき

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