またひとつ老いた。

先日、誕生日を迎えて今年も無事老いた。
精神年齢は成長せぬまま、
年齢だけはどんどん重ねてしまう。

祖母が昔「人間死ぬまで勉強」などと言って
新聞を読んだり、おもいッきりテレビ(懐)を
見ながら必死にメモを取っていたのを思い出す。
祖母の勉強の方向性が合っているかは置いといて、
子供だった私は、
「大人になってまで勉強せねばならんのか」と
先行きを憂いたりした。
だって勉強嫌いだもん…
勉強って何?なぜしないとダメなの?
子供だった私には、勉強=学校の授業・宿題で
大嫌いだった。
とくに算数ができなくてできなくて
「どこがわからない?」がわからなかった。
どこもわからない。
たぶん未だにわかっていない。

それでもどうにかこうにか、
大人のようにはなれたし、子も産んだ。
大人のようになる過程で、学校の勉強は基礎で
考える力をつけるためにするんだろうなと
ぼんやりわかり始め、
まだまだ知らないことだらけなのだと知り、
大人万能説は崩れ、祖母の言葉も腑に落ちた。
(子供の頃って大人万能だと思ったりしない?)

仕事上で必要な勉強、
自分の興味のある分野の勉強、
人としての勉強などなど、大人も大変だな。(他人事)

日々考える力の衰えを感じる。
子供の頃に積み重ねるはずだった考える力を
極力積み重ねずに逃げ回っていたので
考える力の総量が少ないっぽい私。

気づいた頃には遅い、
けれど今日がこれからのうちで1番若い。
こんな言葉も腑に落ちまくる。

でも何故だか毎日ダラダラしてしまうのだ。
こうして1年はあっという間に過ぎる。
三つ子の魂百まで。
ごきげんよう。

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