音楽プロデューサーINAさんから学ぶ応援ビジネス戦略
わたしは小学6年生の時からX JAPANのhideさんが大好きです。音楽や映像作品なども大好きですが、働き方にもかなり影響を受けました。小学生のわたしが手に入れうる全てのインタビュー記事を読み漁っていた2年間がありました。その中でたびたび出てくるのがINAさんでした。
ソロプロジェクトはINAさんと2人で音楽作りをしているというお話。8畳くらいの部屋にこもって、2人でなんとなく音を出す。hideさんがギターを適当にかき鳴らして、それに合わせてINAさんがリズムを取っているうちに、なんとなく曲っぽいものができてきたら録音する。遊びの延長線上みたいな音楽作りにワクワクが止まりませんでした。hideさんのソロの音楽は、初期衝動みたいな、心の奥にグッとくるエネルギーを保ちつつ、作品として緻密に構成されていて、まとまりもある。相手が本当に大切にしている部分を汲み取りつつ、世に発表できる形にまとめる、というところはINAさんの能力なんだろうな、こんな相棒がいたら仕事って楽しいだろうな、と子どもながらに感じていたのです。
それから、22年経ち、まさかのINAさんと出会うことができました。今では幻となったオンラインサロン『電脳音楽塾』。オンラインではありましたが、INAさんは、ZOOMでもスレッドへのコメントでもリアルで会っているかのような、人肌を感じるエネルギーで、サロンメンバーと接してくれました。わたしは、だいぶ可愛がってもらって、いろいろなお話をさせていただきました。
ある時のZOOM飲み会で、INAさんがポロッと「hideさんは、ロックミュージシャンに憧れていた一少年が、成功を手に入れ、その力を正しい方向に使った人だった」とおっしゃっていました。音楽的に深いところで理解し合っていたお2人ですが、内面の部分もここまで理解してくれる人がいて、とても心強かったと思います。もともと裏方だったINAさんですが、必要とされれば表舞台にも出て、パフォーマンスも一緒にする。最高の相棒だと思います。Mステーションなどの大舞台でのパフォーマンスもカッコ良かったけれど、レコードショップでの新曲発表を2人だけで演奏するなんてこともあり、それはそれは本当に心強かったと思います。
わたしが子どもの頃から、画面越しに感じていたhideさんとINAさんの印象や人柄は、実際にINAさんから見て聞いたものとほぼ変わらなかったです。いい意味で裏切られず、舞台裏の映像をビデオが擦り切れるくらい見ていたわたしは、まるでその中に入って一緒に喋っているような、懐かしいような気持ちになり、居心地が良すぎて、INAさんについつい喋りすぎてしまうわたしでした(笑)
ある時、INAさんが「事実は一つだけれど、解釈は人それぞれ。それぞれの解釈がそれぞれの真実」という内容のことをおっしゃっていました。それを聞いて、「あ!外見に惑わされず、こんな風に、人の素晴らしいところに気づき、自分なりに解釈できる。そんなわたしの視点こそが素晴らしいんだ!」ということに気づきました。22年間わたしの心の中にあった種が、太い根を張り、グングン芽を出していくのを感じました。その気持ちを信じ、INAさんが運営する『GLOWING』というサイトでコラムを書いたところ、普段あまり人を褒めないINAさんから「エモい」「影響受けちゃった」と言っていただきました。オンラインサロンのキャッチコピーも、わたしのコラムを元に「学びをエンタメする」から「日常をエンタメする」に変更されました。
https://glowing.pinxrecords.com/
わたしは、フリーランスでパーソナルスタイリストをしています。和歌山県の古民家に住み、子育てしながら仕事をしています。場所的にも、時間的にも制限のある環境ですが、毎月仕事が入ってきます。それは、応援することをビジネス戦略にしているからです。大切な人の活動をもっと知ってもらえるように応援する、困っていたら助ける、いつ何時どんな仕事が舞い込んでくるか分からないから常に準備をしておく。
スタイリストあられの人にも地球にもやさしい『アポルテコーデ マルシェ🇫🇷』
わたしは元々はSNSも写真も苦手な人でした。けれど自分が顔出しをして、世の中にオープンな心で接することで画面越しの相手が安心でき、また応援する際にも影響力を持てるということを知り、表に出ることに決めました。わからない、と困っている人には、スタイリストの仕事を超えて、いつでもフォローしています。特に、SNSの使い方はわからないと困っている人が多いので、不安を拭いながら、使い方を伝えるようにしています。そして、いつでもすぐ対応できるように、常にリサーチをし、情報を整理しています。
INAさんはX JAPANのマニピュレーター(バンドの生演奏以外の音をPCで作り、流す役割。ライブの始まりはINAさんが流す音で始まります。)でもあり、YOSHIKIさんに「Xの8人目のメンバー」とまで言われている方です。ライブの現場で30年間サポートしてきたエピソードもお聞きしましたが、YOSHIKIさんが求める「いいライブを作りたい」という思いにすぐに答えられるように、常に準備している仕事術は、なるほど!と思えるものでした。そして、スタッフ全員への気配りや雰囲気作りなども素晴らしかったです。そんなお話を、わたしは自分の血肉に変えて、わたしの仕事でも活かしています。
表舞台やトップに立つ人はどんなことを求めているのか、どんな風にフォローしてくれる人が近くにいたら嬉しいのか。わたしはそんな視点で、常に仕事をし、仲間を応援しています。それを、楽しく。
「2人で音楽を作っている時はいつも、とにかく楽しかった」(by INAさん)
わたしの信念の根っこの部分は、hideさんとINAさんの関係への憧れにあったんですね。わたしの両親はとても真面目に働く人で、感謝はしていますが、楽しそうではなかったのです。それが悲しかっったので、両親の思いに反して、わたしはわたしなりの道を探ってきました。INAさんの仕事の仕方はわたしの目指すところです。職種は違うけれど、役に立つことばかり。INAさんの発する言葉の一つ一つがわたしにとって宝物です。
12月11日「hide Birthday Party 2021」 INAさんご出演イベントに参加中なんだけど、2022夏にINAさん原案協力の映画が公開決定!楽しみすぎ!娘も一緒に観に行ってくれるって♪
INAさんの演奏していたDJテーブルがゴジラみたいでかっこよかったです!!ステージではしゃべってくれなかったけれど、だからこそ余計に今までお話した時間が特別になりました。
最後に、映画のタイトルにもなっていて、スタイリストあられも参加した1000人ロックフェス「TELL ME」をどうぞ!!
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