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うつ病(軽症)になって良かったこと


何がよかったのか?

まず結論からです。
「鬱病なんてなって良かったことなんてないでしょ!」と思われると思うので先に言っておきますが、もちろんうつ病なんてならない方がいいです。
でも悪いことばかりではなく、なったことで分かったことがあります。
それは「生きるために仕事をしているのであって、仕事をするために生きているわけじゃない」ということです。
まあ言われれば当たり前のことですが、深く考えずに働いていた私はここまでのことになってようやくこれに気付くことが出来たんです。
他にも色々よかったことがありますがそれはあとに書きます。

なぜうつ病になったのか

これも結論から書くと「客先のリーダーと合わなかった」ことが理由です。
経緯ですが、私がシステム会社に入社して3年目で6案件目くらいに客先に常駐で4人チームのリーダーとして案件が始まりました。
何案件かその体制でやっていたのですが、客先リーダーは腕は確かではあるのですが、とにかく感情のふり幅が大きいタイプでみんな常にその人の機嫌を気にして働いていました。
毎日17:00から進捗会議があるのですが、そこはつるし上げの場。
進捗が遅れていればたとえその上司の指示であっても「それは誰の責任なんだ!」と言われて「私です」としか言えない空気。
あとは設計をレビューするんですが、関係者全員集めて説明しているとあれこれその上司から突っ込まれて「こんなの全然ダメ、ハイハイみなんさん時間の無駄でした、解散ー」と言われたのは今でも思い出すと胃が重たくなるトラウマ級のイベントです。

身体への影響

メンタルが病んでくることで身体にも影響が出てきます、私の場合はうつと言っても軽症診断だったので以下の程度で済みました。

  1. 指先の皮がめくれてくる

  2. 眠れなくなる、眠りが浅くて夜中に目が覚めると「どうしよう」と考えて眠れずにそのまま朝を迎える

  3. 朝と昼のごはんが食べられなくなる

トドメ

最後は、私が「先方からのデザイン変更資料」をメンバーに共有したことがどうやらダメだったらしく、夕方突然その上司が鬼の形相で私の席までやってきて「オレはもう知らねえからあとお前全部ケツ拭けよ!」と言い放って行きました。
私は別リーダーからそんな事情があるとは知らずにメールで資料を受け取ったので共有したのですが、あとから知った所によるとどうやら頻繁に変更が入るので問題の上司が止めていたらしいです、はい完全にとばっちりでした。
でも逆にそれまでは「私がいなくなったら部下が・・・」とかうじうじしてましたが「もー無理だな」と吹っ切れました。
翌日休んでかかりつけの医者に行き診断書書いてもらいました。

よかったこと

冒頭に書いた点以外にあげると以下がありました。

  • 自分の(その時点の)限界が分かった

  • ストレス耐性が上がった、具体的には「時間の無駄でしたー」の時よりはマシだな、とか思えるようになった

  • 限界の兆しが分かるようになった(私の場合は指先の皮がめくれてくる)

その後

幸い軽症だったので、溜まった有給使って1カ月休んでストレス元である客先上司から離れたことでほぼ回復出来ました。
その客先上司はその後も何人か潰し続けて最後は左遷のようにどこかに飛ばされたと風の噂で聞きました。

まとめ

今思えばもう少し上手く立ち回ることも出来たかと思いますが当時は若造で出来なかった、でも周りに助けを求めてもよかったかなとは思います。
ここで言いたいのは冒頭で言った「生きるために仕事をしているのであって、仕事をするために生きているわけじゃない」です。
あと軽症の内に手を打つことで色々気付けて早くリカバリ出来るので、とにかく早く気づいて病院に行くことですね。
まだまだメンタル病んでしまう人が世の中多いかと思いますが、私の体験が少しでも役に立てばと思います。

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