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浮世離れな海王星(2170文字)

僕はですね、

太陽と海王星が合の人なのです。

だなんて書いてもわかってくださる方は少ないんじゃないかと思うから説明すると、

ホロスコープっていう「生まれたときの星の配置」を象す図において

太陽と海王星がぴったり重なっている――

ってそういう生まれなのですね。

誰が?

僕が。

この前noteで

プロフェッショナルな占い師さんを無謀にも占ってさしあげたら

占い返しをしていただけちゃいまして、

その流れで某所にて

太陽と海王星の合について教えていただけました。

地に足がついていない酔っぱらい的な夢追い人で――、

芸術的な才能があり――、

現実を上手く生きられない一方で――

絵空事な夢を実現しようと――

しかし頑張らずに自然体で生きちゃう人――

……のようですね。占い師さんにいただいたヒントを手掛かりに自分でさらに詳しく調べてみたところ。

ひとさまのホロスコープを読むことを最近の趣味としているくせに、

自分の星の配置は、

ふむ、

言われてみればあんまり深く考えていなかったような――不覚。

改めて点検してみるに、

ものすごく当たっているかも――。

芸術的かどうかはわかんないけど、

地に足がついていない酔っぱらいってのは僕のことをズバリと形容されている気がして怖いくらいです。

そう。

浮世離れだとか、

非現実的だとか、

むかしっからよく言われていました。

でも、

いーんです。

芸能人でいうと、

あれ?

今はもう芸能人じゃないのでしたっけ、

長瀬智也氏が

太陽と海王星の合な人だったんじゃなかったかな。

しかも蠍座で。

ふふふ、

僕とおーんなじ。

――オレながせ!

とかそこまでは言わないけど、

ま、

ふふふん♪

ってな感じですよ。

そんなん思ってたら思い出した歌がありまして、

古い歌だけど、

hitomiさんの

『SAMURAI DRIVE』――、


衝動的に弾き語っちゃいましたのでお聴きください。もちろん音痴ですが。ウクレレも下手なまんまですが。

歌詞の、

『衝動的な愛を掻き分けて』だとか、

『妄想癖な夜を突き抜けて』だとか、

そのあたり好きですし、

実際に僕ったら、

この歌が流行ったときそんなふうに生きてましたよ。

最初の結婚から離脱して始めた神保町での独り暮らしの日々――、

自宅の向かいの地下のBarで平日の朝まで飲んで――、

午後から出社――。

(当時は漫画雑誌の編集部にいました。いかにも太陽と海王星が合な感じの職場でしたな)

あるいは、

お友達の部屋からの帰り道、

夜明けの首都高でオレンジ色の車のステアリングを握りながら――、

佐野元春の、

あれはなんてタイトルの歌だっけ、

やんえんふりーあむじゃすたはっぴーまん♪

で始まる歌、

とかそんなんじゃアーティストに失礼なんでと調べましたよ、

『ハッピーマン』でした――の歌詞の、

『まともな暮らしが苦手だと誰もに言われてる』だとか(タイトルは忘れていても歌詞は覚えているんだよなー)、

そんなあたりを思い出し、

ああこれってばオレじゃん、

みたいに、

――一文が長いんでもう忘れられてるかもだけど、

朝の首都高を走りながら思ったりしてましたよ――

ってえとなんかすっごくナルシスティックでカッコつけだよなって今なら思えるんだけどあの頃は思えなかったっす。

なんたって長瀬智也と同じ配置を持つ男だかんねオレは。

――ってここまで書いといて、

いちおう調べとこって検索してみたら、

ウソでした。

長瀬智也氏は、

太陽と海王星の合なんて持っていませんでした。

太陽と「金星の」合なのですね。

真っ赤なウソをつきました。すみません!

でも、

この前僕を占ってくださった方がおっしゃってました。

『海王星は金星の親分みたいな星』だって!

おいおい、

ってことはなにかい?

オレってばながせの親分かい(*゚∀゚)/!??

――すみません。調子にのってます。酒は飲んでいませんよ。飲まずに酔っぱらっているのが太陽&海王星ブラザーズなんです。

そんなわけで僕は、

ドラえもんの反重力レッグみたいな足でふわふわと地上数ミリメートルあたりを生きているのでありました。

ちなみに僕は当たり前だけど長瀬智也さんに似ていません。顔も薄いしね。背丈なんて彼の半分くらいしかないんじゃないかな。

でも妻は実はhitomiさんに似ていると「むかし」言われていました。よそで書いたけど土屋太鳳さんにも似ていると言われていました。重ねて書くけど「むかし」です。てか今のhitomiさんをよく知らんけど。

――結婚する前に、

牛久大仏近くの知る人ぞ知る占い師さんに、

「僕ら結婚していいっすか?」

みたいに訊ねたんだけど、

そしたら、

「芸能人夫婦みたいな夫婦になる」

とか言われて、

(離婚??)

とかビビったんだけど――、

占いの結果がよくなかったんで結婚はやめにしよう!

って言うほどにはさすがの僕も浮世離れじゃなかったんで結婚し、

今のとこ別れてないんだけど――、

ながせとひとみのふーふだかんねー!

そりゃ芸能人ふーふだよねー!


って言い合って今日納得し合いました。めでたしめでたし。

――だなんてそんな感じで表せていますでしょうか?

太陽と海王星がぴったり重なっちゃってる人の酔っぱらいなありさまが💦

そんなふうにして僕は生きてきちゃったし、

これからも生きてゆくんでしょうね――だなんて書くと吉田拓郎さんの歌(アーティストに失礼のないようタイトル調べたんで書いとくと『今日までそして明日から』)の歌詞みたいだけど💦


文庫本を買わせていただきます😀!