ナマアタタカイ海からサルベージされた歌――Once was happy now is sad(1310文字)
エヴァンゲリオンが好きだ
と言って、
相手の顔を曇らせたことが何回かあるが、
「あんの夫妻」の結婚式の二次会だったか三次会だったかのトイレで庵野氏と肩を並べて(というのは言葉の上でのことであり、実際は氏がとても背の高い人なので、氏の肩は僕の肩よりはるか上にあったのであるけど)タチションをした、という程度には氏にえにしのある僕であるから、
えーエヴァとかスキなのぉ~😣💦
だなんて云う女子には、
あっちいけしっしっ😑✋
みたいな態度をとっちゃうことも辞さないくらいには、
シンジくんは好きでなくとも、
エヴァは好きで、
その証拠に、
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』なんて、
劇場に足を運んで
自腹で(試写とかカウントしないで)
フツーに五回観た😌
だなんて話を藪から棒に始めたのはなぜかというと、
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』内でかかっていた、
『Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ』
という歌が、
なんでだろう(おーむかしの歌だぜ?)、
最近やたらと、
耳の奥で鳴り響いてくれちゃって、
んん??
ん?
なんで今頃?
なんでその歌??
と不思議に思いながらも(「サードインパクト」が三次大戦のメタファーだとか感じてんのか??)、
コードを検索して、
よちよちとだけど、
ウクレレで弾き語ってみた🎵
ふーむ。
なんか
懐かしい調子の、
ちょっと癒される、
でも、
なんだよ、これ?
歌詞、暗くない?
曲調明るめなのに……
とか感じつつ、
(そーいえばエヴァの殺戮シーンってクラシックをバックに展開されてたっけなー)
(あれって乖離してる感じを表してたんだろなー)
ってことは、なんだ?
『Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ』が耳の奥で流れちゃう今の僕のこの感じって、
もしや、
「乖離」なの?
いやー、
そんな心当たりなんて、、、
んん??
……あるな。
めちゃめちゃある。
んーんん。
そっかー。
苦しすぎて
明るくふるまって
口で笑いながら
心で泣いてるとか?
――みたいに思い当たってしまいましたよ💧
エヴァンゲリオンの映像を今観直してみたいとは、
たぶん僕が歳をとったからだと思うけど、
ぜんぜん思わない。
でも、この、
『Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ』という歌については、
これを弾き語ってみてよかった。そう思った。
今の僕の気分に、
いい意味でも
わるい意味でも
タイトにマッチしてしまうよ💦
やれやれ。
やれやれ、なんて記すと村上春樹を連想するわけだけど、
春樹氏の「やれやれ」もずいぶんと長いこと読んでいない気がする。
村上春樹だとか、
スピッツだとか、
エヴァンゲリオンだとか、
くすぐったくも感じられちゃうあれこれが
なにゆえにか今の僕に
強く訴えてくるこれは、
たぶん
「喪失」だとか
「諦め」だとか
「受容」だとか
そういう言葉で形容できる類いの何かな気がする。
――いろいろ終わっちまったな。
って、
西の空を眺めながら僕は、
わりとニュートラルに、
つまりはさして悲しくもなく、
そう思う。
ヘタクソだけど、よかったら聴いてやってください。
なんか、、、
懐かしくもナマアタタカイ海からサルベージされたカケラみたいな弾き語り↓
お耳汚し? を失礼いたしました。
文庫本を買わせていただきます😀!