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アフターコロナで広告が変わる

こんにちは。経営・マーケティングコンサルタント、ビジネスディベロッパーの新井です。

マーケティング界隈では、アフターコロナについて動きが始まっています。企業はプロモーションの準備をはじめ、広告会社はその提案を行なっています。

コロナ終息宣言が出てから、もしくは緊急事態宣言解除になってから、企画を動き出しては遅いので、すでに動いているのは当然の成り行きとも言えましょう。

ただ、コロナを境にして、広告というものが大きく変わりそうです。アフターコロナについて、どのようにかわっていくのかを書きたいと思います。

アフターコロナによる広告の変化(1):オンラインへの変化

広告会社はほぼすべてリモートワークになっています。私も数社と企画関係の提案準備がありますが、すべてMicrosoftのTeamsなどWEBでの打ち合わせになっています。最初は多少の戸惑いがありましたが、数週間して慣れてしまえば、会議は効率的、内容も明確といった形で、メリットに多くの人が気づき始めました。もちろん、会議前の雑談などはアイスブレイクとして必要な面もありますし、雑談からアイデアが生まれることもありますので、全否定はしません。ただ、これまで、必ず顔を合わせていた会議が大きく変わってくると思います。また、リアルなイベントや広告そして販売活動に制限がかかったことにより、企業はオンラインに目を向けています。オンライン販売や施策が重視されることで、ますます広告はオンラインへ向かいます。2020年は本格的なオンライン広告元年になりそうです。

アフターコロナによる広告の変化(2):訴求の変化

もう一つは広告訴求内容の変化です。戦後最大の経済不況を迎えている世界。明日をどう生きようか、半年後をどうしようか、不安に苛まれる人たちも多くいます。金融市場に目を向けると、株価のアップダウンが激しく、ヘッジファンドのような金融プロは儲けられる一方、一般投資家は資産を大きく減らしていることでしょう。

「自分だけが儲かりたい」「どうしても売りたい」

いかに消費者に多くの商品を買ってもらえるかが、戦後のマーケティングのキモでしたが、そこが変わるでしょう。強さを押し出せば出すほど、売れなくなるような時代が来るのではないかと思います。より消費者の気持ち(買いたい・売りたいではなく日常の気持ち)に寄り添える企業、そして寄り添える広告が、結果的に効果を生み出せることでしょう。

戦後最大の危機を迎え、人はあらためて人のあたたかさがどれだけ大事なのかを感じています。シェアを超えた、心の奥底での寄り添いが広告にも大事になってくると思われます。SNSでも「映え」「盛り」は徐々に終わり、「癒し」「心の共感」といった部分がポイントになるでしょう。

今日もお読みいただきありがとうございました。よろしければ、当社のウェブサイトもご覧ください。

新井 庸志 https://www.whiteknight-jp.com/


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