長く活躍する秘訣:数は力になるが、本当に力を与えてくれるのは数ではない
こんばんは。
今日は「生きるヒント」と題して、お話ししたいと思います。かれこれ1000人以上の経営者とお会いし、コンサルならびにプロデュース業務などを数多く手がけさせていただきました。そうした中で、感じていることをお伝えします。
数は力になる
まず最初に「数は力になる」という話からします。世の中、事実とされていることと真実が異なるということは多いにあります。わかりやすい例が「歴史は勝者によって作られる」です。勝つ、つまり大多数を得ることによって、事実を自分の都合の良いように描くことができるのです。
現代社会において、数は力になります。テレビを見ていて、なぜ、こんな普通のコメントしか言わない人がコメンテーターや評論家で出ているのだろうということがありませんか?これが数の論理です。多くの人が注目されるような有名人だから、普通の意見を言っても聞いてもらえます。頭の良し悪しではありません。たんに数がついているかいないかということだけです。
またよくあるのが、最初は変な人とか煙たがられていた人が、いつのまにか認知度を上げていった結果、その人の意見が受け入れられるようになっているというケースです。これも数の論理です。
本当に力を与えてくれるのは数ではない
最初の話と一見矛盾するように思われるかもしれません。そうではないのです。数が多さを得て、自分の発言権が強まると、自分のステータスが上がったように感じます。しかし、そうではありません。ビジネスにおいても、メディアなど情報発信においても、何かのきっかけで失敗すると、数は一気に減っていきます。減っていくならまだしも、アンチに急変することもあるのです。そうした時に、本当に力を与えてくるのでは、数の多さではありません。そんな状況の中でも、自分の価値を認めてくれる応援・支持・評価なのです。たった一人でも良いのです。
数の多さではなく、濃さを大事にするとうまくいく
人間、うまくいっている時は、なんでも簡単にうまくいくものです。しかし、うまくいかない時は、必ず来ます。完全な失敗でなくても、自分の中でネガティブになってマインドが変化してしまうことから、うまくいかなくなることもあります。
数の多さを意識しすぎると、数の大小に心が動きます。一番大事なのは、少数でも良いので。関係性の強い、つまり濃さの強い人たちとの関係を作ることです。そこを大切にしていると、焦らなければ、数は増えていきます。
長く活躍している経営者になればなるほど謙虚です。自信はありますし、仕事に対する厳しさも人一倍ありますが、相手と向き合う姿勢は常に謙虚です。むやみやたらに目立ったりしようとせず、小さなことを大事にしながらやっていってみませんか。焦らず、弛まず、怠らずです。
YouTubeチャンネル立ち上げました
先週、YouTubeチャンネルを立ち上げました。「時代を切り拓く企業.TV」です。著名な経営者や業界のキーパーソンをお呼びして、杓子定規ではなく、生々しい人生のお話なども聞いていきます。
第一回は、株式会社Jスタイルズの平渡淳一社長です。起業し、上場目前まで会社を成長させましたが、その後倒産。現在は再起業し、復活の道を辿っています。ぜひ、チャンネル登録をよろしくお願いします。
今週も良い一週間になりますように。
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