ガブリエル・ゼヴィン「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」
葛飾北斎の富嶽三十六景 神奈川沖浪裏のファンなので、この本との出会いはジャケ買い。
買った後に積読状態だった「書店員フィクリーのものがたり」と同じ著者だと知って、まずそっちから読み始めたらそれがまたすごく良くて。その流れで「トゥモロー〜」へ。
本書はゲームを通じて互いを認め合い、時には反発し合うサム(子供の頃の事故で足が不自由な天才肌のクリエイターでこじらせ気味の男)と幼馴染のセイディ(ゲーム開発に意欲的な恋多き女)、そしてマークス(サムの同居人だったんだけど、やがて2人