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大切な結婚式を守っていくために。

コロナ禍になり、初めての結婚式が今日、行われます。やっぱり、いろんなことが気になって、朝…というよりは深夜の2時に突然目が覚めて。ハイになって眠れずに今に至るわけなのですが、久しぶりのこの感覚を味わえることに感謝をし、この仕事ができる喜びを感じながら、結婚式の最後の仕上げをしています。

コロナに感謝とはいえない

この4か月間、コロナにはずいぶん苦労させられました。この結婚式の仕事をしているみんながそうだったと思います。それでも時には「コロナがあったからこそできたことだよね!」なんて言いながら、セルフモチベートし、スタッフと励ましあいながら数か月楽しく仕事をしてきました。もちろんコロナがあったからこそできたことはたくさんあります。今まで気づけなかったことばかり。

オンライン接客がけっこう便利なこと。業務効率できるポイントはまだまだたくさんあること。結婚式の意味や価値をもう一度見つめ直せたこと。仲間がいてくれるありがたさを改めて感じることができたこと。

でも、それはあくまで「自分たちの」仕事の効率化につながったり見直しにつながったことなのであって、私はカップルさんのことを想うと、やっぱりコロナがない世界で結婚式をしてほしかったなと思っています。


結婚式は絶対に楽しい場であるべきなんです

カップルさんには純粋になんの心配もなく、楽しんでほしかったのです。結婚式はシンプルに楽しい場であるべきだと私は思っているんです。コロナがあってよかったなんて口が裂けても言えません。だって、カップルさんは必要のない苦労をしているし、大切なゲストの命を守るためにいっぱい悩んだと思うし、いっぱい悲しい気持ちになったと思うんです。自分たちの夢や希望が唯一、だれに言われることなく、ピュアに叶う日なのに。

そんな風に思っては、胸を痛めていましたが、ココスタイルウエディングとしては、カップルのことを真剣に考え、できることは何でもやろうがチームの合言葉でした。相当なスピードで問題解決してきたと思っています。

これから結婚式を挙げるカップルに届けるメッセージもそうですが、私たちが一貫して共通の想いを貫いてこれたのはよかったことの1つです。やっぱり結婚式を心から楽しんでほしい。それがコロナがある世界だろうと、なかろうとです。


いまできる対策はすべてやる

コロナ禍で行うココスタイルウエディングとして初めての結婚式。念には念を重ねた準備をしました。合言葉は「安心して楽しんでもらうために」です。コロナにおける価値観はさまざまだと思うのですが、不安があっては結婚式は楽しめません。だから有効と思われる対策はすべてやる。そのためにみんなで力を合わせてあらゆることに取り組みました。

その取り組みを備忘録として綴ってみたいと思います。

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まずこのような感染症対策マニュアルを作りました。これが全て正しいかどうかの確証はありませんが、ココスタイルウエディングなりに調べ、有効と思われる方法はすべて取り入れシンプルにまとめました。(SUEHIROの活動を私がしていたことで、かなり知識を付けることが出来たのはよかったことの1つです)

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関わるスタッフ全員がシーンを連想し、ベストな判断をできるように。

お客様への感染予防グッズを小分けにして用意しました。下記のアイテムを1つのジップロックにいれて、朝、ゲストが待つ控室にお持ちする予定です。

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①一人1つずつ除菌ジェル、②除菌用おしぼりを2つ(これは携帯電話やモノを拭いたりできるように)、③暑い日になると思うので替えのマスク、④マスクケース。マスクケースは披露宴会場のテーブルの上にも設置をし、接触感染対策につながるようにしようと思っています。(どうやらマスクを外すときがけっこう危ないみたいですね)

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↑ジップロックの中にはこのようなメッセージを入れました。スタッフの説明を最小限にしても安心していただけるように。

本日はおめでとうございます
感染症予防グッズをどうぞお使いください
足りなくなりましたら遠慮なくお近くのスタッフにお声かけください
除菌おしぼりは携帯電話などの持ち物の除菌によろしければお使いくださいご自身で感染予防に気を付けていただきながらどうぞ楽しい時間をお過ごしください
おふたりがご結婚を誓う今日の良き日が素晴らしい日になりますように
スタッフ一同お祈り申し上げます

除菌おしぼりの替えはいつでもご要望に合わせてお渡しできるように、スタッフがカバンに10枚ほど携帯します。

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安心して食事を楽しめるように、高知県にあるりぼんウエディングさん開発のハッピーシールドを購入させていただきました。少しでもお食事の時間が安心して参加できるような場になるようにと願いを込めて。飛沫防止対策グッズです。これはほんとうに優れたアイテムですよね。

衛生面を考慮して1つずつ小分けでパッケージにしてくれたんです。そしてこんな↓メッセージも。

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こういう丁寧な説明書きが安心につながるんですよね。このハッピーシールドを実際の現場で使うのは私の現場が初めてだそうです。だからこそ「ご迷惑をおかけしないように」と、念には念をと考えてくださり、このように工夫してくださったことがとてもうれしいです。いろんな方の思いやりがこの結婚式をもっといいものにしてくれそうです。

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そしてこれが、スタッフ一人一人に配布する感染対策グッズです。介添えさん、美容師さん、カメラマンさん、アシスタント。すべてのスタッフがこのグッズを携帯し、飛沫による接触感染を徹底的に防ぎます。

くれぐれも私たちスタッフが「感染を広める」ことのないように、細かいのですがお客様の荷物をお預かりするとき、お客様の携帯電話をお預かりして写真を撮影するとき、すべて手指を消毒してからお預かりをしたり、手袋をはいてドアの開閉を行います。

手袋による接触感染は必ずしも感染を防げるというものではないようなのですが、これは「参加者が見て安心できる」ように手袋をはいて施行を行う予定です。また気づいたときにすぐテーブルやドアノブをふけるように除菌のウエットティッシュも携帯します。

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50mlのボトルには次亜塩素酸ではなく、除菌効果のより高いアルコールを入れています。また当日は気温が高いのでスタッフも途中でマスクを交換することもあると想定し、予備もお渡しします。やはり結婚式はおしゃれできれいであるべきなので、スタッフのマスクが汚れたりよれたりしているのはココスタイルとしてはNGかなと思って用意しました。

これ以外に、ココスタイルとしては10台の消毒液ボトルを会場に追加で持参し、いつもより頻度高く手指をいつでも消毒できる環境を整えます。また、マスクの消毒スプレーと、ごみ袋を多めに持参しています(これはお客様からお預かりするごみを正しく預かり、2次被害につながらないようにするため)

少しずつアップデートしていきたいなとは思っていますが、いまできることはすべて取り組みました。


私たちがどれだけこの結婚式を大切に想い、安心して楽しんでもらいたいかを姿勢で伝えたい

ここまで取り組んできたことを備忘録としてつらつらと書いてきましたが、やってみて思ったのは、これでも「絶対に大丈夫」という自信が持てなかったことでした。ウィルスとの共存に「絶対」はないんですよね。でも、これだけ取り組んだから自信をもって笑顔で現場にいける!とも、思いました。

私たちができることはすべてやる。そんな「勇気」が持てたのはよかったし、スタッフ一丸となってこの取り組みができたことは誇らしいことでした。あとは明日本番どううまくできるかやってみないとわからないこともあるし、きっとお客様に窮屈な思いを沢山させてしまうこともあるかもしれませんが、まごころをもって、丁寧に対応する姿勢は変わりません。

尽きる思いとしては「今日は楽しんでくださいね!おめでとうございます」という気持ちだけなんです。

どうか、どうか、笑顔で「やっぱり結婚式っていいですね」って参加するゲスト全員にいってもらいたいです。そしてふたりには、悩んだり苦しんだ分「結婚式やってよかったです」ってすがすがしい笑顔で会場を後にしてほしいです。結婚式はかならず人生を豊かにしてくれますから。

そのために、私たちがいます。一生懸命がんばります!

(コロナ禍における結婚式、初開催に於いて、今の気持ちを綴ってみました。いつか懐かしいなと思える日が来ることを心より願って。)

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