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毎年同じ手順を踏むけど、冷風を出さない理由はたぶんこっちが本当だろう。

うちにはウィンドエアコンを設置してある部屋がひとつある。

ウィンドエアコンは、窓にかぽっとはめ込むタイプの小型エアコンのこと。別名「窓用エアコン」らしい。そのまんまやん。


そんなウィンドエアコンは毎年、

「さぁ!君の時代がやってきたよ!」と、暑い部屋で汗だくになりつつスイッチを入れてやるとき、絶対と言っていいほど冷風を出さない。

ぶおおおおおおお っとまったくもって冷たくない、なんなら熱風に近い温度の風を吹き付けてくるのだ。

おらおらおらおら、風出してやるよ!どうだ!ありがたがるといい!

そんな熱風を顔に浴びつつウィンドエアコンを見つめていると、サングラスをかけたニヒルな顔がだんだんぼんやりと見えてくる。

なんて憎たらしい表情をしているんだ。


小さいときはあんなに可愛かったのに。

そう言いたいところだが、我が家に来た時にはもう立派な大人だ。メーカーは未熟な家電を出荷しない。


それでも冷風を出してくれるのをしばらく待つ。ワタシは気が長い。しかし、待てども待てども冷風はやってこない。涼しい風が出てくるのを待っていると、涼しい風が出てきたような気がしてきた。

あくまで、気がしてきたレベルの冷風。


騙されてはいけない。

これは冷風ではなく、室温の風だ。
熱風を浴びすぎたおかげで、送風が冷風に感じる。もう一度言おう。

騙されてはいけない。

コイツは冷風機ではなく、エア・コンディショナーなのだ。


仕方がないので、数年前から試している「リモコンリセット」の術を繰り出すことにした。なぜか、リモコンについているリセットボタンを押すことにより、スイッチでつけたエアコンが冷風を出すのである。

理屈はよくわかっていない。


ぶおおおおおおおお

仕方ねぇなぁ。ちょっとだけ冷ましてやるよ。

そんな言葉が聞こえてきそうな冷風が出てくる。でも、設定温度には程遠い風である。

あれ?壊れたかな。


いつものように説明書を取り出し、あーでもないこーでもないと色々と試し始める。もう古いし買い替え時か~?

ここまでが毎年恒例の行事となっている。


今年はウィンドエアコンの後ろ側が、窓との隙間を埋めるためのゴムでふさがれていたことが原因だったようだ。(ウィンドエアコンはアツい排気を本体の後ろ側から外に出すので、本体の後ろは外にしっかりと出しておかないといけない)

あぁ、今年は使い方が間違っていたんだね。ごめんごめん。
何年使ってるんだ!?とワタシも思っているのでそこのところは安心してほしい(←

今年はコチラの不手際で熱風を浴びせられることになったけど、毎年使い始めに冷気を出さないアイツ。


冬の間コンセントを抜かれているのが気に入らない


ワタシはそれが原因だと思っている。

(゚Д゚)ノ クラエネップウ


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