見出し画像

セルフカット成功体験とその後の話。

去年あたりから、セルフカットにハマっている。

髪の毛を染めるのはずーっとセルフ。美容院で染めてもらうのは、たまにあるイベントの前くらい。

ブリーチを白髪染めに持ち替え、今も現役で染め作業に精を出しているワタシ。

そんなワタシがセルフカットに手を出したのは去年の年末。


のちょっと前。


どうしてもどうしても髪の毛を切りたくなってしまった。

時計を見ると、15:30を少しまわったあたり。
今からすぐ切ってもらおうとするなら、予約の要らない1000円カット。ちょうどいい感じに、我が家から近い場所に1000円カットのお店がある。

あー、でも今から行くと晩御飯の用意するの絶対に嫌になるやつ。お店と家の間には、お惣菜を売っているような店は無い。後のことを考えれば考えるほど面倒さが増してくる。ううむ。

いつもの美容院に予約をお願いすると、2~3日後に切ってもらえるはず。

でも、今切りたいんだよね。ジャスト!なう!

それにワタシは、電話をするのが大嫌い。
しなくてはいけない電話はキチンとするけど、それ以外は電話とは距離をおいておきたい。

ワタシと電話は、家庭内別居くらいがちょうどいい。


うだうだと、デモデモダッテダッテしているうちに時間がどんどん押してくる。時計の針が18時にどんどんと近づいていく。


あぁ、うだうだ考えずに自転車を飛ばすべきだった。

今日はもうあきらめよう。電話するのもあきらめよう。


そう思ったワタシは、おもむろにスマホを手にする。

「セルフカット やり方 簡単 コツ」


沢山のセルフカット情報があらわれる。

「初心者でも大丈夫!」

そんな心躍る単語がワタシを勇気づける。動画もいっぱいあるじゃないか!これは見てみないと!

簡単そうに髪の毛を切っていく動画の皆さん。いろいろと見ているうちに、だんだんとセルフカットへの壁がどんどん低くなっていく。どんどん自信がわいてくる。

単純なワタシは、もう動画の中の人レベルでセルフカット出来る気マンマンだ。

「いけんじゃね?」


大きめの姿見を合わせ鏡にして、いざ!

ガギッ。グッグッ

なにこのハサミ、切れ味が悪い。

手にしているハサミは、前髪を切るときによく使っているやつ。
「めちゃくちゃ切れるヤツ」だと思っていたのにそうでもなかった。切れないハサミで髪の毛を切ると、ジャキジャキガタガタになってしまう。

毎回前髪をあれだけスパンスパンと切ってくれていたのに、どうして後髪は切れないんだ?!お前さんはグルメなのかぃ!?(←

しょうもないツッコミを入れても切れるようになるわけでもなく。

ハサミを研ぐ技術も道具も無いので、家じゅうのハサミを招集する。てんやわんやしつつも、第一回セルフカットは無事に幕をおろしたのだった。


1回目成功すると、2回目いっちゃうよね?

2回目成功すると、3回目もいっちゃうよね?
ついでにちょっと、余裕かましちゃうよね?

「慣れてきた頃が危ない」

昔の人は、良くわかっているよね。

そう。3回目の今回、ついにやらかしてしまった。


一番後ろが一番短い。


あぁ、これは自分でリカバリーしようと思うと半日以上かかるやつ。
ある程度頑張ったワタシの腕はもうパンパンだ。

子に「ここ短いでな?」と後ろ姿を見せたところ、

「短いな。」

「今週末にでも、家人に切ってもらうことにするわ。」

美容院に頼ったら負けだ。あくまでも家庭内でなんとかしようとするワタシ。そんなワタシに子が希望の光を投げかける。


「まぁ、いけるっちゃいけそうやけどなー。

じっとしてへんかったらバレへんのちゃう?」


ほんまに?母は単純だから信じちゃうよ?


ワタシの今の生活では、後頭部をじっと見られる場面はないといってもいいくらいの少なさだ!

も う 大 丈 夫 ☆(←


もし、誰かの背後に立ったとき。

その人が不自然な感じで頭を揺らし出したら、それはワタシかもしれません。


よかったら探してみてくださいね。


(*'▽') ジョシリョクハイズコヘ


良かったらスキ・コメント・フォロー・サポートいただけると嬉しいです。創作の励みになります。