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セレンディピティ〜 偶発的発見

おはこんばんちは。
あらいぐまたくまです。

今回は、
「セレンディピティ」について


みなさんは、
仕事において、プライベートにおいて、

「計画的」なタイプ?
「直感的」なタイプ?

会議は用意された題目を、
着々と進めるタイプ?

雑談を交えながら、
脱線しまくるタイプ?


今日は是非セレンディピティという
概念に触れて、新しい気づきを手に入れて見て欲しい。


特にどのタイプが正解とかない。
が、あらいぐまの結論としては、
両方とも大切だなと思います。

状況や目的に応じて。です。


セレンディピティとは?

「セレンディピティ」
という言葉を聞いたことはありますか?

Wikipediaによると、

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。
また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

Wikipedia

とあります。

「偶然」による「幸運」は分かり易い表現ですね。

セレンディピティの事例


潜水艦の機械音をキャッチする研究を進める
中で、偶然拾った音の分析を進めていくと、
イルカの交信音だった。


テスト勉強しようと思った時に、
普段絶対手に取らないであろう、本を手に取る。
なんか面白くて読み進めてしまう。

これまで関心も示さなかったが、この偶然により
新しい知的好奇心を刺激される。


友達との何気ない雑談が、
ふと、事業アイデアのヒントになる。


無くしモノを探してても見つからないが、
ある日ふと見つかったりする。

上記のような事例は、
誰しも経験があるのではないかと。


中心的関心よりも、
周辺的関心の方がエネルギーって宿るんですかね。


上記を別の視点で捉え直すと
「寝かせることが、解決の糸口になる。」
とも言えそうですよね。

主題に向き合いすぎると、
無意識にバイアスに陥ってしまってるのかもです

効率と非効率

冒頭にも書きました。

あなたは
計画的なタイプか?
直感的なタイプか?

言い方を変えると、
時間効率重視か、
効率効率よりも興味関心か。

これはやっぱりどっちも
重要だと思います。


決められたことだけ実行するのは、
それ以外の新しい発見がない。

自由な旅は、自分が知りたい、
行きたい場所にしか行かないが、

ツアー旅は、行きたいとも思わなかった場所へも、
行かなければならない。
しかし、その「たまたま」が、
新しい自分との出会いだったりもするわけです。


アイデアを出したい時に効率性を重視すべきか?
一見非効率な「雑談」がアイデアの元になる経験を、
あらいぐまも沢山経験してきました。


雑談することがいかにも非効率で、
ビジネスにおいて無駄なことだと思われがちです。

しかし、本当にそうでしょうか?


脱線すること、雑談すること。
目的から外れた先に、
偶発的な発見を得る。

雑談は、無意識に
バイアスを取り除いている。
可能性がありますね。

だからこそ新しい発想や発見につながる。
意図しない転換、類推、アナロジーですね。

近年は効率化ばかり

DX化が進み、AIによる適切なターゲティング。
リアルではなくオンラインでの打ち合わせ。

自分自身の都合に最適化された、
情報ばかりを仕入れる仕組みが増えました。

オンラインは、あまりに情報が最適化されて、
これまでの話を理解したうえで、使いこなせないと、
かえって狭い世界で生きてしまうことになります。

興味関心があるものだけ。
偶発性を阻害してしまいます。


あらいぐまの打ち合わせは、
雑談がめちゃくちゃ多いです。

最近あったこと、学んだこと、
アイスブレイク なんて意図もありません。

あえて雑談の時間を持つことで、
かえって企画やアイデアを出す際は、
効率的とすら思っています。

まとめ

なので、
効率化された社会と自分から、
意図して逸脱し、

枠組みを自分で決めることなく、
色々な情報に触れてみてほしいということです。

いつもの帰り道を変えてみる。
いきつけのカフェを変えてみる。
起きる時間を変えてみる。
読む本の種類を変えてみる。

経験したこと、発見したことを、
他人にお話ししてみる。

効率的か否かはさておき、
意図して「無駄」を作ってみてください。

主題から外れた時、
最もある目的に対して、
自分を阻害しているバイアスが外れ、
何かものすごい発見が起こるかもしれません。

博報堂 嶋さんの話

沢山メモを取り寝かせる。
メモはまとめない。
順番はバラバラで書き記す。

関係性がないメモの羅列の中で、
偶発的に何かが繋がる瞬間がある。

まさにセレンディピティ。

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