深い友達

私がまだ本格的に妊活をする前に、第1子を出産した友達がいた。
まぁまだ私もその時はよくわかっていなかったが、自然妊娠での出産だがいろいろ苦労したのは聞いていた。

その子とは元々仲も良く、私が病気になって妊娠がしばらくできないことも知って、かなり話を聞いてくれていた。

私がだいぶ回復してきた頃に何度か食事に行った。
彼女はもう仕事復帰していて忙しいのにも関わらず、わざわざ私に気を遣って子供を寝かしつけてから夜に車を出して送迎してくれていた。

最近は胃もたれがすると言っており、決まってうどんを食べに行っていたが、ある時LINEでカミングアウトされる。

胃もたれ、本気で心配してくれてるし、私自身これ以上隠すのは辛過ぎて限界になった。
実はまた妊娠してて…こんな時に動揺させてごめん。
嫌だったらしばらく会わなくてもいいから。

そんな内容だったと思う。

第1子の世話もしながら、仕事もして、わざわざ私に気を使って子供を寝かしつけてから、つわりもあるのにたくさん話を聞いてくれて、それから第2子のことを罪悪感のギリギリまで言わなかった彼女のことを思うと、私の方こそ申し訳なかった。

気にしなくていい旨を伝えて、それからも何の変わりもなく関係性は続いた。

もちろん私だって人間だから動揺はするけど、それ以上に彼女が好きだった。
夜にうどんを食べに行ってたくさんお話しするあの時間が癒しだった。

この子と同級生の子供ができたらいいな、と叶うかどうかはわからないけど目標ができた。

まぁ、過去振り返って書いてるんだけど、その目標叶わなかったんだけどね。