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2024年2月まとめ

今年は閏年ということで、2月はいつもり1日多い29日あった。2月はわりと締め切りが多かったけれど、いつもより1日多い利点を最大限に活かして(?)、何とか乗り切った。去年の後半から、仕事面とかで少し低調なところがあったので、ここから盛り返していけたらいいな。

2月の出来事で印象深いのは、雪とロケットだ。
雪は2月5日に関東で広く雪が降ったこと。この日、僕は午前中に取材があって東京駅の近くにいたが、わりと早い段階で都心でも雪が降り始めた。関東では、この数年の中では多く降ったと思う。あと、埼玉県の山の方では25日と29日の夜にも降り、暖冬なのに2月は雪がわりと降った印象になった。

そして、ロケットは17日のH3ロケット試験機2号機の打ち上げ成功。2023年3月7日に試験機1号機の打ち上げに失敗してから1年ほどで2号機の打ち上げにこぎつけることができたのはよかった。試験機1号機で開発に苦労していた1段目のLE-9エンジンには問題がなかったので、2段目のエンジンの問題が解決されれば打ち上げは成功するだろうと思っていた。

ただ、ロケットの打ち上げに絶対はないので、やはり打ち上げ前は、見守る方も緊張はした。H3ロケット試験機2号機は無事に打ち上がり、日本のロケット開発も何とか次につながってよかった。

でも、諸手を挙げて喜んでばかりもいられない。H3ロケットの開発が遅れた中で、世界のロケット開発や宇宙ビジネスの情勢が変化しているので、日本もそれに乗り遅れないようにしないと。まずは、H3ロケットを安定的に打ち上げられる態勢をつくり、早急に、目標の打ち上げ金額である1機あたり50億円で打ち上げられるようにする必要がある。H3ロケットの次も見越した開発も必要だ。

あと、2月26日に小型月着陸実証機SLIMの電力が復活して、再び通信できるようになったという報せにも驚いた。月面では昼と夜がそれぞれ2週間ほど続き、表面温度は昼が再稿で110℃、夜が最低で-170℃くらいになる。SLIMには月の長い夜を越すための機能を備えてないので、厳しい夜の時間帯で搭載機器が壊れてしまい、地上と通信できなくなってもおかしくなかった。でも、SLIMは夜を越えて、再び活動できた。これはすごいことだ。SLIMは3月1日に再び休眠状態になった。これは3月もSLIMとの通信を期待したい。

それから、仕事についていえば、今月は取材がわりと多く、いろいろな人と話した。そのほとんどがリモートで現地で話をしたのは3回くらいしかなかったけど。仕事の効率としては移動時間などがないリモートの方がいいし、リモートで取材できるようになってありがたいことも増えた。ロケットの打ち上げの取材がそのいい例だ。僕もできれば現地に行きたかったが、今回は諸般の事情で無理だったので、泣く泣く見送った。でも、リモート取材ができたから、情報はしっかりと取れた。仕事としてはありがたい。

しかし、やっぱり対面での取材が多い方が楽しいことが多いように思う。このあたりは、経済的なことも関係してくるので、しっかりとバランスを取っていかないとね。

ということで、2月は仕込み作業が多かったというか、2月でやってきたことは3月以降に花開くことになる。そのための準備作業が多かった。こういう時期も必要です。

3月以降もがんばっていきます。お仕事も随時募集中ですので、お気軽に!


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