中東が好きになったのは何故だろう - 初めての中東・クエート入国
「中東」イコール「怖い」と言う人は 少なくない。
「あのあたり一帯は 危ない地域みたいなイメージ」と言った人もいた。
私が中東出張を実現させるまでには、社長や上司、同僚の大きな支えがあった。そもそも、中東へ行きたいと言ったのは私だ。回りの人たちが驚いていたが、その理由も、中東=危険 というイメージを持ち、怖くないのかと思ったようだ。 長年中東と取引をし、一時期は駐在員事務所もおいていたにも拘わらず、その歴史を持つ社長や上司まで驚くのだから、中東と接することの少ない日本人一般は 「怖い」と思っても仕方ないのか。
ホテルで予約を入れたタクシーでアブダビ空港に。市内から40分ほどだ。運転手に質問された。
Internationalか?
どこの飛行機会社か?
そんな事 頭に入れてなかった私は、慌ててチケットを出して見た。
利用する航空会社を覚えておくと便利な事すら知らない。
Gulf Airだった。バーレーンを本拠地におく、小回りの効く航空会社だ。
クエート入国にはVisaが要る。上司のアドバイスにならって、ホテル発行のビザNOCにした。アブダビ空港のカウンターで、ビザを持っているか聞かれた。なんて親切なのだろう。と当時は思った。
移動のことはあまり覚えていないが、クエート空港についてNOC入国する時に違和感があった。
NOC入国する多くの人は、出稼ぎ労働者と言われる人たちで、この日もインドやバングラディッシュと思われる、痩せた人たちばかりだった。
NOCと書かれた窓口のそばで待っていると、自分の名前が呼ばれる。自分が手にしたNOCコピーを差し出すと、窓口でオリジナルと一緒にされ、スタンプを押される。
それをパスポートと一緒にイミグレーションで出すと、入国できる。
入国ビザの手続きをとると、とても待ち時間が長いのだ。
(最近は改善されたようだが)
出迎えには、クエートのコミッションエージェントの人が待っていてくれた。
インド人の、優しい親父さん。
これまでファックス、メールでやり取りをしていたから、お互いに、
「Finally」と言い合った。
私は、やっと来れた という意味。
相手は、来れるまでにやっとなったか という意味。笑
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