【はじめての徹夜おどり】郡上ひとり旅3泊4日の記録(当日編①)
初めてで手探り状態でしたが、郡上おどりの徹夜おどりは素晴らしい体験でした。
この記事が「郡上おどりに参加してみたいけど、どうすればいいのかわからない」という方の参考になれば幸いです。
そういえば一人で旅行にいくのなんて、大学生の時に『青春18きっぷ』で京都と東北の伝統工芸に触れる旅をした時以来かもしれません。
出張に一人で行くのはたくさん経験していたので、一人でホテルに泊まったり、食事したりというのに抵抗はありませんでした。
誰にも気を遣わず、初めての土地で3日間も自由に遊べるという解放感がたまらなかったです。
初日(8月13日)
拠点(関市のホテル)に向かう
朝7時半。東京駅の八重洲南口のバス乗り場から高速バスで名古屋駅に向かいます。到着予定は12時半、いい感じに予定通りに着きそうです。
途中サービスエリアで2回休憩があるのでそこまでトイレの不便さを感じることはなかったのですが、そろそろ到着のころかな…という頃に急にお腹の調子が悪くなるという事態になりました。
トイレ付きのバスなので、それを利用することを考えたのですが、ほんとにもう数分で到着しそうな雰囲気で、行きそびれちゃいました…。
ちなみに名古屋バスセンターから高速バスが12時50分に発車します。
間に合うか…(つω-`)
お盆期間の名古屋駅は当然人が多く、最寄りのトイレは行列になっていました。
私は駅に隣接している高島屋のいわゆる『デパ地下』のトイレを狙い、予想通り空いていたのでお腹の調子も回復し一安心ですが、この時すでに12時45分。
そもそも名古屋バスセンターの場所もよく分からないので、高速バスは諦めてプランBの『鉄道&ローカルバス』で岐阜県関市のホテルに向かうことにしました。
名鉄名古屋駅から名鉄岐阜駅まで行き、そこからJR岐阜駅のバス停に移動して関に行きます。
天気がめためた良くて、岐阜もかなり暑いです。いや埼玉も暑いのですが岐阜も負けないくらい暑い!
中濃庁舎行きのバスが来るバス停を確認していると、どうやら郡上八幡に行くバスもこちらに停車するもよう。
おどり下駄を持った『郡上おどらー』らしき人が数人バスを待っている様子も見受けられました。
もしかして、岐阜駅を拠点にして郡上おどりに参加している人がいるのかもしれないなと思いました。
それにしても岐阜暑い!
郡上八幡駅へ!
15時ごろ無事にホテルにチェックインし、遅めのランチ。
読書しながらまったりしていました。
郡上八幡は21時ごろまで雨の予報です。ちなみに14日は終日晴れ。
郡上おどりは雨でも開催される狂気じみたイベントです。
21時ごろには止むそうなので、開催も有無を心配することはなさそうですが、なにしろ雨の中でも平気で踊ってしまう狂気じみたイベントなので、いちおう雨具は用意して行くことにしました。
徹夜おどりは20時開始なので、19時半ごろに郡上八幡駅に到着する電車に乗る予定で駅に行きました。
長良川鉄道、関駅。
なんなら郡上方面に稲光が見えました。
長良川鉄道はSuica的なIC乗車券は使えないとのこと。切符の自動販売機はなく、窓口で乗車券を買うスタイルでした。
後で知ったのですが、降車の時に車内でPayPayが使えるようです。
まじかー!よかった
通常郡上八幡から上りの始発は6時21分です(休日ダイヤ)。
徹夜おどりは朝5時に終了(13日は4時)するイベントなので、電車待つ時間しんどいだろうなと思っていたのですが、なんと4時51分に臨時列車が出るようです。ありがたい。
というわけで出発。ほどなくして雨が降ってきました。
めちゃくちゃ降ってきました。
アナウンスがあり「ただいま豪雨による倒木があり、列車が止まっております。撤去作業を行なっていますのでこの列車しばらく停車いたします…」
ほーん。倒木かぁ。どのへんなんだろ?
私はてっきりこれより前の列車がトラブった影響でこの列車も止まっているという首都圏感覚で考えていました。
この列車の前に木が倒れたのか。
よく考えたら1時間に1本くらいしか走ってないのだから、他の列車の影響なんてほとんどないよなぁ。
んで、私たち乗客は「しょうがないわねぇ」と大人しく待ちます。郡上おどりに参加すると思われる浴衣姿の乗客もちらほらいました。
Kindleで読書などしつつ待ちますが、1時間たってもなかなか進展がありません。マダムたちは持参したお弁当を広げ始めました。もう19時半。私もお腹空いてきたが何もない…
雷雨もおさまる気配がなく、「倒木は撤去したが、安全確認ができる状況ではない」とのこと…
まじか…
「この列車いったん美濃市駅まで引き返します」
そこで車内を開放するので、迎えにきてもらうなりタクシー使うなりしろということか。まあ私の場合は無理だから再開までひたすら車内で待つしかありません。
マダムたちは他のお友達と連絡を取って、列車を降りていきました。
おなかすいたなぁ。
結局、雨も上がって終電で郡上八幡に行けることに。
待っている時に、私と同じく一人で郡上八幡に向かおうとしている浴衣の女の子がいたので声をかけてみました。
本当は白鳥おどりに参加する予定だったのだが、こんな時間になってしまい手前の郡上八幡で徹夜おどりをすることにしたそう。
おばあちゃんが白鳥に住んでいるので白鳥おどりのほうが馴染みがあるとのこと。「白鳥の方が好きなんですけどね('A`)」と言っていました。
駅にはコインロッカーがあり、空きもあるようでした。この時間じゃ空きはないかと思っていたのですが、そんなにロッカー需要はないのかな?
郡上おどり1夜目
さて。
踊り会場どこだっけ???
勝手に「駅前だろ」と思っていたのですが、ぜんぜん違う。しかも毎日変わる。
ググって今日の踊り会場は「新町~橋本町」だと書いてありましたが、えっなにそれグーグルマップで出てくるの?と一人テンパっていました。
橋本町で出てきました。徒歩10分くらい。遠いな!
今年の徹夜おどりを取材したWEBの記事を見ると、雨のなか踊る姿が紹介されているのですが、私が到着した頃には地面もすっかり乾いて、数時間前まで雨が降っていたことは一切感じられませんでした。
夕飯を食べ損ねたのでお腹が空いていたのですが、いったん踊ってみよ!と踊りの列に入ってみました。
新町通と橋本通をクロスした中心に櫓が設置されています。
櫓の周りはテレビなどの取材らしきカメラが数台ある、「目出つならココ」といった場所で、ちょっとカメラを意識しつつ踊っていました。
少し休憩すべく踊り会場から離脱してみました。
お酒やフードなどの売店は、行列などもほとんど無くすぐに購入できるようでした。首都圏のお祭りの屋台の混みようからすると信じられないくらい落ち着いています。
みんな食い気より踊り気ということでしょうか。
結局この夜はハムテキしか固形物を食べなかったのですが、他にも食べ物が売っているお店はたくさんあります。ラーメンやうどん屋さんなんかも営業していました。
踊りを再開したりビールなどを飲んで過ごしていると、めちゃくちゃ疲れてきました。
『春駒』というアップテンポの元気な曲があるのですが、もう足が上がらないのです。
下駄めっちゃ疲れる…(つω-`)
時間は深夜2時。踊り始めたのが23時半ごろなのでまだ2時間ちょっとしか踊ってないんですけど…
朝からバス・電車移動やら電車の遅延やらで、あまり歩いている時間は少なかったものの、意外と体力を消耗していたようです。
さっきハムテキを食べたところにベンチが並んでいたので、戻ってみました。
13日は、カナダのトロントで郡上おどりを同時開催しているそうで、そのもようがライブ配信されていました。
ちなみにそこまで蚊はいなかったと思いますが、川沿いで休憩していたのでちょっと心配になりました。郡上八幡に来る前に虫除けシートで脚を拭いてきましたが、時間も経ってしまったし、拭き直したかったです。
徹夜おどりは眠気より体力との戦いでした。
あと雨予報もあったので合羽を持ってきたのですが、それを肩にかけてたら重くてこれまた体力を消耗していました。でもコインロッカーに預けるほどじゃないからなぁ。
14日はもっと荷物を軽くして行った方がよさそうです。
クライマックスに近づいてきます。
私は最後の力を振り絞って『春駒』を踊りきり、徹夜踊りのラストを飾る『かわさき』へ…
なんとか踊り切ったー…
徹夜おどり1日目終了
4時50分発に臨時列車が出るので、いそいそと撤収。
「ゴミ集めのボランティア」を募るアナウンスがありました。協力するとオリジナルの手拭いがもらえるそうです。くぅーー、欲しいけど今回時間がない。そして疲労困憊…
臨時列車は乗る人が多いので、コンビニなど寄らずさっさと切符を買って(券売機ある)ホームの乗車口付近に並ぶのが吉です。数名座れずにいる人もいました。
関駅で降りる人は数名でした。やっぱり岐阜に泊まっている人が多いのかな?
関駅からルートイン関まで徒歩10数分あるので、次回は駅前にあるホテルを探してみようかな…と思いました。とにかくしんどい。
このあと昼くらいまで寝て、昼過ぎから活動する予定です。
14日(2日目)に続きます。
vlog作りました。列車でトラブったときのようすもあります。
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