【サピエンス全史】をかる〜い感じでまとめてみました(第1章)
おはようございます(^^)
「サピエンス全史」って面白いらしいけど、なんせ分厚いし読破できるかなぁ(・ε・`*)
翻訳本を読むと眠くなる体質の私は、朝渋で「だれか一緒に『サピ全』読も〜」と誘ったら、ありがたいことに数名集まってくれました。
そんなわけで、「サピエンス全史を毎週1章づつ読んで疑問や感想をワイワイ言い合う」という同好会みたいなものを始めました。
このnoteはメンバーから出た感想などをまとめたものです。
かる〜い感じで書いているてので、「サピエンス全史」難しそうだなぁと思ったかたは、ぜひ読んでみてください。
今週は第1章です。
唯一生き延びた人類種
第1章の面白ポイント
この本では、『認知革命』『農業革命』『科学革命』の3つの革命が、地上の生物にどんな影響を与えてきたのかという物語を綴っていくそうです。
へー('A`)(軽っ)
進化の歴史って面白いよね
世界史の教科書って、最初の「人類の進化」的なところが一番面白かった記憶があるのですが、第1章を読んで、その時のワクワク感を思い出しました。
生命の進化の歴史ってウン百万年間レベルなので、人類の文明やらキリスト教やらのたかだか数百年の歴史と完全にレベチなわけですよ。
そこをギュッと濃縮した生命の進化の過程を見させられているから、余計面白く感じるのかもしれませんね。
ヒトだけ特別だ!と考えられていた
ライオンがネコ科のヒョウ属であるように、人間もヒト科のホモ(ヒト)属のサピエンス(賢い)という生き物です。
ですが、その事実はひた隠しにされて、自分たちこそが万物の霊長であり、ヒト以外の動物界とは大きく隔てられていると考えられてきました。
そして、この「ホモ・サピエンス以外にもホモ属に属する動物がいた」ということもナイショにされていたみたいです。
人類種は共存してたんだって!
それぞれの地に暮らす人類は、異なる方向へ進化していった。その結果、いくつか別個の種が誕生し、学者たちはその一つひとつに仰々しいラテン語の学名をつけた
本書ではいろんなホモ属が紹介されていますが、ちょっとややこしいのでイラストにしてみました。
原始人としておなじみの、「ネアンデルタール人」もいますね^^
そして人類史のニュータイプ★デニソワ人が発見されたのは2010年です。めっちゃ最近やん!自分の勉強していた歴史の教科書にない新事実系の話が、私は好きです。
このホモ属たちは、順番に進化したというわけではなく、同時に存在していたっていうのが、第1章のハイライトですね。
これらの種を一直線の系統図に並べて考えることが多いが、それは誤りだ。
まじで Σ(・д・lllノノ!
これだよね?
うそなの?(涙目)
私たちの脳は十分元が取れる。
最初期の人の脳は哺乳類の平均的な脳の大きさの3倍くらいあったそうですが、現生人類はさらに6倍ほど。
こんなにも大きな脳を持っていると、やはり体力を消耗します。
そのかわり、人類は筋肉に与えるはずの栄養をニューロンに回していきます。ですが身体能力勝負のサバンナでは生き残れませんよね。
でもいいんです。
その大きな思考装置を使って、人間は進化の果てに自動車や銃を作り、サバンナでも格闘せずに安全な場所から敵を仕留めるようになったからです。
ちなみに2足歩行も人間ならではの特徴ですが、どうしても直立姿勢で頭を支えることに対応しきれず、腰痛・肩こりに悩まされることになります。
さらに女性はこの直立歩行に対応して産道が小さくなり、出産するのが大変になります。命がけです。
出産の確率を上げるため、赤ん坊は脳と頭が柔軟の、未熟な段階で生まれるようになります。
人間は、溶融したガラスが炉から出てくるように子宮から出てくるので、驚くほど自由に曲げたり延ばしたりして成形できる。だから今日、私たちは子供をキリスト教徒にも仏教徒にもできるし、資本主義者にも社会主義者にも仕立てられるし、戦争を好むようにも平和を愛するようにも育てられる
著者のハラリの表現がいちいち面白いんですよね。
あまり物には福があった?
とはいえ人類は大きな脳、道具の使用、優れた学習能力、複雑な社会構造を持ってしても、まる200万年もの間捕食者を恐れてびくびく暮らしていました。
そんな人類は脊髄をすすっていたそうです。
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せきずい?
負け組の人類は、捕食者が食べた獲物の残りをハイエナが漁ったさらにその残り物として、お得意の石器を使って、器用に骨を割って脊髄をすすっていたのだそう。
脊髄って栄養満点なんですって。へー('A`)
その後、だんだんと人類が食物連鎖の頂点に立って現在に至るのはご存知の通りですが、とはいえそのスピードは「ザ・捕食者」のライオンやサメ達とは比べ物にならないほど早く、生態系も人類自身も順応できませんでした。
未だに負け組のDNAが抜け切っていない人類は、自分の位置についての恐れと不安から、残忍な行為を繰り返します。歴史上の多くの戦争や生態系の大惨事は実力を伴わないスピード出世の代償なのです。
交雑説と交代説は謎が多い
東アフリカのサピエンスは、およそ七万年前にアラビア半島に拡がり、短期間でそこからユーラシア大陸全土を席巻したという点でも、学者の意見は一致している。
ホモ・サピエンスがアラビア半島に行き着いたときには、ユーラシア大陸の大半にはすでに他の人類が定住していた。では、彼らはどうなったのか?
ホモ・サピエンスが故意に他の種を根絶やしにしてきたのか、それとも環境の影響を受けた偶然の産物という風に捉えるのが良いのか、両方なのか。世界中の学者にとってもそこはまだやはり謎なのでしょうか?
それにしても、
「もしネアンデルタール人やデニソワ人が、ギリギリで延びれていたら?」
サピエンス全史は、読んでいると想像力を掻き立てられます。
新事実や未だ解明されていない謎が書いてあって、読み込めば読み込むほど面白かった1章。今後は文明の話になっていくのでしょうか?
読むのが楽しみです(^^)
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