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【キャリコン】ロープレ対策で優先することは?

第22回のキャリアコンサルタント試験に合格したaraです^^

受験生の時は土日にレンタルスペースを借りて、養成所の仲間とひたすら練習していました。

実技のロープレを攻略するためには、とにかく練習!相談事例をロープレして、フィードバックをもらう、その繰り返しでした。


現在は、キャリコン受験合格を目指してこれからロープレ練習をガンガンやっていきたいと考えている受験生たちのお手伝いをしたいと思い、『ココナラ』でサービス登録をしています。


もし仕事やお住まいの都合で、 そういった時間を取りにくい状況の受験者さん、 ぜひ一緒に練習しましょう!


さて、4ヶ月後の受験に向けて先日ココナラのロープレ練習を利用してくださった受験生の方は、こんな課題があるようでした。

伝え返し/ねぎらい/要約 をマスターしたい!

オンラインレッスンをする前に、ロープレなどでご自身の苦手としているところや、お悩みなどがあればお聞きしているのですが、

伝え返し・ねぎらい・要約
このいずれかでもいいので強化したいです。

こういったご要望がありました。

おそらくこちらの記事を参考になさったのだと思います。

「いずれか」でいいのなら、秒で『伝え返し』の強化をおすすめします。


優先順位が低め

この3つのなかで優先順位が最も低いのは、『ねぎらい』だと思います。

【ねぎらい】相手の苦労をいたわること。

もちろん『ねぎらい』という関わりは相談者とのラポール形成するために大事な技法です。

論述でも、設問4の『今後の展開』について、
「育児と仕事を両立させてがんばってきた相談者の苦労を労いながら…」といった解答をしている方も多いのではないでしょうか。

ただ、15分のロープレの中でラポール形成をするために『ねぎらい』を入れるというのはなかなか高度というか、リスキーな手だと思います。

その理由としては、

①面談開始15分で相談者の苦労を労うのは時期尚早である。
②言い方を間違うと「上から目線」だと捉えられてしまう。

①相談者とのファーストコンタクトである最初の面談。そしてその最初の15分間は、とにかく相談者に寄り添って話を聞き、想いのすべてを吐き出してもらうのが最優先です。②にもつながりますが、たった15分話を聞いて相談者の苦労や辛い気持ちを労う言葉をかけても、

「このひとに私のなにが分かるっていうの( *`ω´)」

言い方によってはこのような反発を招きかねません。『ねぎらい』は難易度の高い関わりかただということです。まずは相談者の気持ちを確実に伝え返しすることで相手に寄り添うのが得策でしょう。


そして『要約』。
相談者の来談目的を、必要に応じて表現方法を変えつつコンパクトにまとめて伝える技法です。こちらも非常に重要だということは言うまでもありません。

キャリアコンサルタントが相談者の話をきちんと理解しているという姿勢を示すために、ロープレの冒頭で、相談者が来談目的をひととおり話した後にキャリアコンサルタントが要約するという流れが多いと思います。

大体10分程度経過した頃に、「いったん〇〇さんのご相談をまとめてみますね」と問題を共有したうえで、今後面談をどう進めていくか確認してロープレ終了…

私はロープレではこのように終盤で要約を入れていました。ちなみに序盤の要約は、軽く「上司のパワハラでご苦労されて転職を考えている、でもやっと就職できた会社だということで迷われているんですね」というくらいにミニマムにしていました。

私自身『要約』は苦手で、「相談内容をきちんと覚えて伝えなきゃ…」というプレッシャーで余計相談者の話に集中できないということがあったため、

序盤の要約は軽くでOK、余裕がなければしなくてもいい。

というふうに考えてロープレに挑んでいました。要約に気を取られるよりきちんと話を聞く姿勢を持つことが重要だと考えていました。

そういう意味でも、『感情の伝え返し』は一番最初に習得しておきたいところです。

相談者の感情をキャリコン側から聞くことで、相談者は自己理解を深め、問題点を整理することができます。

・とてもムカついたんです。
・どうして私だけがこんな気持ちに…
・やってみたかったんですけど…
・部下の行動には失望しましたね

こんな相談者の感情がでてきたら、もれなく伝え返ししましょう。

状況に応じてその感情の深掘りをして、相談者のお悩みの本質を掘り当てることができたなら、口頭試問の「できたこと」に堂々と盛り込めます。

まずは感情の伝え返しをマスターできるよう、ロープレ練習がんばってください!



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