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あなたを知りたい、教えてほしい

ローマでの生活が3週間を切ったところで、両親がイタリアに遊びにきた。
ヴェネツィアとフィレンツェを一緒に回って、ローマをガイドした。

割と家族間のつながりが薄い家庭なので、旅行行った時に写真を送ると、飼ってる犬の写真が送られてくること以外は特に連絡は取っていなかったので、5ヶ月ぶりくらいに話した。

そもそも両親と1週間ずっと一緒というのも何年ぶりかって感じで、久しぶりにたくさん話した気がする。

その中で、改めて両親への尊敬の念が膨らんだので書いておきたい。
皆さんは自分の親、尊敬できますか。


もちろん、嫌いというか、直してほしいこともある。

父親は話を聞いていない時もあるし、全部ワンテンポ遅かったりする。疲れてる時だと尚更。
その割にこだわりも強く、自分で調べないと納得しないタイプなので、ぶっちゃけかなり面倒くさい。母親はよく長年一緒にいられるなと何度も思う。

そんな母親も、異常な心配症で(嵐くんの身の心配はあんまりしないけど)、電車に乗る時間は早く見積もりすぎるし、何をするにも慎重で、自分の性格とは真逆。

この旅行でも1回ずつ揉めた。同じ血が通ってるのにこうも性格が違うのか、と思う。

でもそれが尊敬できる部分でもある。両親の慎重さは自分には全くないもので、というか嵐くんは不注意がひどいので、よく怒られるんですが。


不注意に関しては、もうある程度諦められてる節がある。
ここ最近でも不注意で大きなやらかしをしてしまったんですが、親から言われた言葉は「そうだと思った」。もう勝手に推測されてた。半年弱連絡を取ってないのにもかかわらず。親ってすごい。


でも、金銭的にも迷惑がかかるその失敗を、すんなり受け入れてくれた。
両親が言うには、「お金で済むことは別にいい」とのこと。
身が危険に曝されたり、連帯保証人みたいな本当に無駄なことはやめてほしいけど、そうじゃなくて、それで経験を得られてるなら別にいい、と。


やっぱりこういう大人になりたいと思う。
今まで散々経験の機会をもらってきて、たくさん投資をしてもらってる。
だからこそ、もし自分が子供を持った時にはいろんな経験をさせてあげたいし、そのためにお金に不自由を感じないくらい稼がなきゃいけないと思う。

この考え方を本当に尊敬してるし、さっき挙げた外的な薄っぺらいこと(嫌なこと)よりも、人の考え方の根幹を見ることがいかに大事か、考えさせられる。

人間関係はやっぱり難しくて、合わなかったり、嫌われたりもするものだけど、外側だけじゃなくて内側の、精神的な、当人の根幹を理解して初めて好きとか嫌いを判断できると、勝手に思ってる。
逆に深く理解しようとせず、簡単に嫌いというレッテルを貼ってしまうのは、コミュニケーションが足りてない、それこそコミュ障とも言うべきではないか。

だから、人を嫌いになりたくはない、という意識を常に持ってる。

最近は共用スペースを全然片付けないルームメイトに腹が立ってはいたけど、それはコミュニケーションが足りてないだけで、まだ完全に彼を理解しきれてないからだと思う。だから彼を嫌いという資格はない。掃除しないのはただの文化の違いということにする。

そんなわけで、他の人がどんなことを考えて日々過ごしてるのか、普段話す中ではほとんど触れられない部分を、もっと知りたい。それで初めて、その人を知ることに繋がるから。なんの部活やってるとか、どの大学かとかはプロフィールであって、その人を知ってることにはならない。

だから、みんなにもnoteとか、文章を書いて見せてほしい。といっても、そういう文章は、人に見せなきゃいけないわけじゃない。他人に知ってもらう前に、まずは自分の芯を把握して、知る。自分の芯を強固にするためにも、自分の言葉でアウトプットをしようじゃないか。アウトプットして初めて、自己理解とか自己分析だと思う。就活を終えた人はやったと思うけど、考え方が影響を受けやすい時期だとも思うので、改めて振り返ってみてほしい。
エセMBTIで自己理解なんて言ってる人は、是非やってもらいたい。

その上で、あなたのことをもっと知りたいので、あなたの文章を読ませてください。
恥ずかしくない人は、よろしくお願いします。



よければハート、お願いします。かりそめの愛でも問題ないです。