新助っ人候補の話 -野手編-
今回は大晦日に投稿した続きで、新助っ人として候補になり得る選手達を紹介する。前回が投手編で8人を紹介したが、今回が野手編で7人を紹介していこう。
投手編と同様、現時点でFAになっている選手を中心に、メジャー契約しているものの今後弾かれる可能性のありそうな選手をリストアップした。このオフにマイナー契約を結んだ選手はひとまず除外している。
◆◆長打の打てる左打者◆◆
打撃優先ならポジションは1B/3B/LF/DHあたりになるが、当該ポジションの主力となると右打者はアリエル・マルティネス、松本剛、野村佑希、郡司裕也らが思い浮かぶものの左打者となると清宮幸太郎くらいだ。
大晦日に「フランミル・レイエスの争奪戦に参戦」という報道があったが、彼クラスであれば右打者でも問題無い。とはいえ、チーム事情を見ると左打者の方が適している様に思える。
【NO.1】マイク・フォード
極端なオープンスタンスでフライを量産するプルヒッター、今季は本拠地が投手有利なマリナーズで16HRを放つもオフに放出された。選球眼と1B守備も悪くない。ヤンキース傘下では加藤豪将と共にプレー。
【NO.2】ドミニク・スミス
直近5シーズンで4度の二桁HRを放っている元メッツの有望株。最多HRが23年の12本と長打面はやや物足りないが、今季は空振りの割合を大きく減らすなどややモデルチェンジ。守備はLFだと壊滅的なものの1Bは堅実にこなせる。22年にメッツ傘下で加藤豪将とプレー。
【NO.3】ラファエル・オルテガ
21‐22年とカブスで100試合以上出場したものの、23年は開幕からなかなかチャンスが無くMLB昇格は8月から。タイプ的には"LF/CF/RF全て守れる中距離打者"も、21年にMLBで11HR・19年に3Aで21HR放っている。
◆◆二遊間を守れる選手◆◆
このオフは谷内亮太の引退や山田遥楓、アリスメンディ・アルカンタラ、アレン・ハンソンの退団があった。一方で獲得した選手は育成ドラフト1巡目の濵田泰希のみ。
若い細川凌平や奈良間大己の台頭もあって見通しはそこまで悪くないと感じるものの、単純に頭数が少なくなってしまった。助っ人でそれを補うのが良いかはともかく、チェックはしておきたい。
【NO.1】ディエゴ・カスティーヨ
元々ヤンキースのマイナーで守備が評判のSSだったものの21年に打撃が急成長。2A/3A合計で19HRを放つと、翌22年は移籍したパイレーツでMLBデビューを果たして11HRを記録した。しかし、そのオフにダイヤモンドバックスへ放出され、23年はMLB出場1試合のみでオフに再びDFA。
【NO.2】クリス・オーウィングス
ダイヤモンドバックス時代に5年連続90試合以上出場。2B/SSを中心にCF/RF、時には3B/LFも守る汎用性が売りのユーティリティ。16年にMLBで21盗塁を決めた走力があり、今季3Aで15HRと長打力もまずまずある。
【NO.3】ルイス・ギヨーメ
22年に102試合・23年に54試合出場のユーティリティ。2B中心に3B/SSも守れ、走力はそこまで無いもののレンジ(守備範囲)は広い。打撃はゴロが多く長打は少ないがコンタクトに優れ、セーフティバントを試みるなど監督好みのスタイル。22年にメッツ傘下で数試合だけ加藤豪将とプレー。
【NO.4】ハロルド・カストロ
MLBデビュー2年目の19年から(短縮シーズンの20年を除き)90試合以上に出場している、捕手以外どこでも守れるユーティリティ。打席ではギヨーメと真逆で四球はほとんど選ばない代わりに、22年に7HRを放つなどそれなりに長打がある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?