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ある種の聖地巡礼的な。

彼女との出会いは2年前。

職場で過ごすいつもの昼休憩
お弁当をつつきながら
友人から届いていた誕生日祝いのLINEを返信し終え
いつものようになんとなくひらいたTwitter

画面をスクロールしていくと
「キャスト情報発表」の文字と共に掲載された
”新アーティスト写真”に写る見慣れない4人の女の子

(え?もうキャスト発表されてたの?)
(へぇ・・・四季ちゃんはこの子かぁ)
(なんかおとなしそうな子・・・)

それが彼女の第一印象だった。

その日から遡ること2週間前
突然発表されたLiella!への2期生加入
公開された新メンバーのビジュアル
そして自己紹介動画

1期生5人時代のLiella!は
私にとってAqoursほど沼ってないけど

(とは言えアニメはリアタイ、
生放送やYouTubeのロケ動画はある程度履修済、
ライブも気が向いた時だけ配信買ってたので)

基本的な情報は一通り知っている程度
新メンバー加入も「ほぉ~ん、そーなんやぁ」
「どんな子くるかなぁ」って単純な興味だけはあった

いざ発表されたビジュやプロフィール
キャスト未発表の状態で試聴した自己紹介動画
全て(この中で選ぶなら四季ちゃんかな)って

最初は軽い気持ちだった

6月8日お披露目生放送



前半はアコースティックライブや2ndライブなどの感想会。
「新メンバーはどんな気持ちで待ってるんだろ」と
なぜか私もソワソワしながら放送を見守ってた


『What a Wonderful Dream』の実写PVなんて
スタンバイ中であろう新メンバーにわくわくしすぎて
そんなに入って来なかった気がする(笑)


そしていざ迎えた画面上での初対面
写真で見た印象とはまた違った雰囲気をまとった彼女


初々しくて
ほほえましくて


初めての自己紹介

「若菜四季役 くまちゃんこと、大熊和奏です。」

少し照れたような表情と共に見せた
(徒町のキービジュを彷彿とさせる)
「がおー」と言わんばかりの両手が印象に残った


初々しさとは裏腹に
彼女が繊細さと大胆さを持ち合わせた
(いい意味で)ぶっ飛んだ子だなんて
この時はまだ知る由もなかった・・・

ここからがそんな彼女の本領発揮

・2期生→1期生の呼び名が定まっていないくだりでの
なぎ「“なぎお“は、なこちゃんだけだからダメだよ」
「それってフリですか?」

・きな子ちゃんの特技が”動物と話せる”という話から
動物と話せるというリークを受け
「話せるというか…何て言ったらいいんだろ。
一方的なんですよね。片想いというか・・・」

1期生「それ会話なの!?w」
「会話です!w」

・メイちゃんの紹介でなこがふれた髪型のくだり
(画面に見切れる
やぶちゃんのドアノブ…もとい、お団子ガチャしてる右手)

・スケブに書かれた四…季……?
「のんちゃんと一緒で私もささっと描いて・・・」
一期生「あ〜(納得)・・・笑」
「さっきと反応が全然ちがうじゃないですか!!」

・虫さんが好きな四季に対しての虫さんエピソード
「( 割 愛 )」(笑)
etc.

後日談として
(台本にないことやってやろう・・・!)と奮闘していた
彼女にとってはじめての生放送

記憶にと言うか
心にというか…笑
少なくとも私にとっては爪痕が残りすぎた生放送

「くまちゃんやばい…おもろい子きたw」

「この子人気出たわ!w」
笑っちゃうくらい心から本気でそう思った

そして全く参加する気のなかったファンミーティングツアーも
「くまちゃんが何しでかす(失礼w)か気になる…」
と言いながら

「ひとまず大阪を・・・」

「大阪面白かったし東京も見よっかな~」

「次の名古屋いつ?!配信買わなきゃ・・・!(使命感)」

と、気付いたら夢中になって観てた

ほんの1ヶ月前はLiella!ノーマークだったくせに
蓋を開けたら
配信全部買ってリアタイしてた

(なんなら、配信ない回のレポ漁って
「大地を感じるって何!?(笑)」ってなってたw)


本気か ボケか 
はたまた照れ隠しなのか
当時はまったくわからなかったけれど
予想もつかない言動の数々に幾度となく笑わせてもらった

そんな中、名古屋ラストで突然投下された壁ドン大会(笑)

りー→やぶの壁ドン直後に
四季としてメイを取り戻しに来た姿もそうなんだけど

なこに壁ドン(と見せかけたお団子掴み?w)で

「なんでこっち向いてくれないの・・・?」
(↑本人考案のセリフ)

イケメン&ボケのハイブリッド!?!!!!!(笑)
からの

「こっちおいでん。
君のこと、でら好きだもんで…隣にいてほしいじゃんね・・・ッッ///」

と、名古屋弁の胸キュンセリフで見せたガチで恥ずかしがってる姿

は!?!?!?なにそのギャップ!?!?!??!!!

今思えば、それがトドメだった。

「・・・くまちゃん本当にやばい・・。」

抗おうとしたけど無理。
仕事中でも関係なく
名古屋公演で見た彼女の言動が頭から離れてくれない。

完敗です。
もう無理です。
2日でギブアップ。

だって私、この感覚知ってる。
某関西Jrくんに堕ちたときと全く一緒だもん。
あのときの心と頭の感覚が全く同じ状態だもん。

はぁ~まじかぁ・・・そっかそっか・・うん


これはもう潔く認めるしかねぇか・・・

(スゥー・・・ッ)

わたしは!!!!!

おおくまわかなさんがぁぁぁ!!!!!!

だいすきでぇぇぇぇぇぇぇす!!!!!!!(大声)


そうして、私の人生は
急な坂道を転げ落ちるようにハマってしまった
彼女=声優 大熊和奏さん最推しというルートを歩み始めた。



・・・とまぁ、こんな感じで今に至る私。

あの頃はまだ
結女冬制服の姿でトークに参加していただけ
パフォーマンスも『to to to』に参加していただけ
そんな彼女しか知らなかった

あれから2年・・・

アニメ2期で初めて聴いた歌声
アニメOPで知った初めて袖を通す予定の衣装
若菜四季という女の子を通して聴く彼女の声
リエラジで初めてみた私服姿
リリイベで知ったパフォーマンス力の高さ
はじめて会いに行った&個人でフラスタを出した3rdライブ大阪公演
加入から約1年で遂にもらった初めての四季としてのソロ曲
その約半年後に披露した
初めてのソロ衣装と初ソロ曲パフォーマンス

Liella!としての活動だけでなく
個人活動や担当してきた様々なキャラクターたちを通して
少しずつ知っていった大熊和奏という人そのもの

そんな私が

出会ったあの頃の和奏が初めてステージに立った
ファンミーティングツアー初日初回の会場であり

なこが「勇気のカケラ」を初披露した際

(「勇気のカケラ」)本当にかっこよかった・・・
私、終わった後に、なこち先輩に紙皿で想いを伝えました

なこ「紙皿届きました。」
(中略)
なこ「因みにおうちに飾ってるよ」
嘘ッ!?もうお捨てになったかと思って・・・!!
なこ「結構嬉しくて・・・泣いたの!!」

リエラジ第72回より

なことは、なかなか目が合わず「こわい先輩かもしれない」と
少し怯えていたという当時の和奏にとって
なことの距離を縮めたきっかけなんじゃないかとも思う
2人にとって、とても思い出深い場所


大阪・オリックス劇場を訪れることになるとは


しかも日程は四季の誕生日前日を含む2日間


自分が思ってる何倍も強く
和奏には思い入れのある公演だってわかってた


だからこそ、席が全部3階(7列・7列・9列w)で
埋もれてステージの一部が見えづらかったり

ミラーボールにモニターのど真ん中を遮られ
表情を観るどころか
ミラーボール頭の人が歌ってる風にしか見えなかったり

ミラーボールに反射した光に目潰しくらって(残像?)
モニターやキャストが見えにくなったとしても

この公演に現地で参加できた幸せはずっとかみしめていたい


1期生であるなこだけは公演毎にソロ曲を変えてきたので
大阪公演ラストで漸く叶えた
思い出の「勇気のカケラ」からの
四季ソロ「ガラスボールリジェクション」というリレー

現地で「勇気のカケラ」を聞いたのは勿論初めてで
2年前の記憶に想いを馳せながら聴いてしまったので
イントロから既に涙腺への攻撃が強すぎて・・・

(いまごろきっと和奏も
あの頃に想いを馳せながらスタンバイしてるんだろうな)

そう考えながら3階席のど真ん中でひとり
ピーチピンクに変えたブレードを振りながら
盛り上がるオタクたちの隙間からかろうじて見えるステージを見守ってた

そんな中いざ始まった「ガラスボールリジェクション」

かつてないほどに舞う髪が

心なしかいつもより力を込めて歌っているような声が

和奏の気合いを物語っているようで
ブレードを振るどころか
ブレードを抱きかかえて魅入ってしまった

公演後に観たアーカイブでは
四季の苦悩を滲み出すような表情や
時に泣きそうな表情
ガラスボールから解き放たれたかのような
清々しい表情まで

この2年で培った表現力を
全身全霊全力でぶつけてきてるように感じた

袖幕からステージを見ていたあの頃の和奏が憧れた姿

今の和奏がどこまで追いついているのか
はたまた追い越しているのか否か

それを私が判断することなんて
簡単でいて難しいけれど

きっと何事にもストイックで現状に満足しない彼女だから
貪欲に上を目指し
今この瞬間だって全力で生きてくれている

『今が最高!!!!!』

そう思えるような時間を
常に更新してくれている彼女を
これからも自分なりのペースで
全身全霊で応援していきたいと思わずにはいられない

大熊和奏さん
ここに連れてきてくれてありがとう
私と出会ってくれて本当にありがとう
これからもよろしくお願いします

若菜四季ちゃん
魅力的でとっても素敵な女の子と出会わせてくれて
本当にありがとう
四季ちゃんに出会えてよかった

よき1年になりますように
6.17 Happy Birthday
(大遅刻!wごめんね!)



そんな感じ。



相変わらず

胸キュンセリフを言った後
首まで真っ赤になりながら

「むりだよぉ~・・・///」

とカメラから顔を背けてしまう姿に

2年前と変わることなく

は!?!?!?なにそのギャップ!?!?!??!!!(頭抱)



となってしまう私なのでした。


#大熊和奏 #創作大賞2024 #エッセイ部門

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