TENMA(Aquila Sky)

山岳写真を中心に日本の美しい原風景、星空、山野草を撮影。https://shades-…

TENMA(Aquila Sky)

山岳写真を中心に日本の美しい原風景、星空、山野草を撮影。https://shades-of-heart.com

最近の記事

【イベント告知】写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』開催

来たる2024年2月23~25日の3日間、東京は吉祥寺にありますギャラリー「GALLERY IRO(ギャラリーイロ)」様にて写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』を開催いたします。 SKYART EXHIBITION “Transcendence of nature 2024 Early” 写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』 2024年2月23日(金)~25日(日) GALLERY IRO [※Room3] (吉祥寺) OPEN 12:00 - CLOSE 18:00(最

    • Benedictio Aurea

      北アルプス穂高連峰、北穂高岳から望む朝の前穂高岳。 柔らかな朝の光が山々を温かく包み込むとき、まるでこの地にあるすべてのものが祝福を受けているよう。 Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4S Aug. 2020 shooting Canon imagePROGRAF PRO-G1 Hahnemuhle Photo Rag Baryta (Glossy FineArt) Sept. 2021 printing © atelier CielArt / Aq

      • 雨に煌めく苔森

        2021年6月、雨の北八ヶ岳白駒池。 苔森が広がるこの白駒池周辺の散策には雨が最高にマッチする。 駐車場から森の中へ10分も歩けばまさに某映画のような神秘的な世界が広がっている。 よく雪が降る様を『しんしんと降る』と表現することがある。 私は雪国出身ですが、本当に“しんしん”と音がするのだ。 雪は積もってゆくと周りの音を吸収してくれるので、雪に囲まれた山間の民家はまさに静寂に包まれる。夜に凍てつく窓を開けて外の様子を窺うと本当に雪が“しんしん”と降っているのが体感できる。

        • Highland Garden

        【イベント告知】写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』開催

          Indestructibleness

          Indestructibleness

          一眼カメラにおける交換レンズ考(最短撮影距離と最大撮影倍率編)

          一眼カメラを持つ意味今やほとんどの方がカメラ付きの端末(スマートフォンや携帯電話)を持ち歩く時代になりました。以前はカメラを持ち歩くことは特別なことでしたが、現在では常に何かしらの撮影機器を持ち歩くことが当たり前の時代です。 そんな中、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを持つ意義というのはどこにあるでしょうか? ・携帯端末よりも遥かに大きいセンサーサイズによる高画質? ・美しいファインダー像? ・速くて正確なAF? そのどれもがもちろん正解なのですが、もう一つ。 そう、様

          一眼カメラにおける交換レンズ考(最短撮影距離と最大撮影倍率編)

          Moonshadow Peaks

          Moonshadow Peaks

          春の妖精たち(Spring Ephemeral)

          寒さが少しずつ緩んで暖かな日差しが冬の冷たい空気を押し出すころ、日本では淡い花の季節が始まります。ぱっと華やいで、またぱっと散りゆく桜は世の儚さを見事に体現している美しい花と言えるでしょう。 そんな儚き存在だからこそ、また愛されるもの。 桜は日本の慣習とも相まって、3月や4月の『別れと出会いの季節』に見事にマッチしているからこそ、愛されているのかもしれません。 そんな桜の季節よりも少し早い、早春の儚き花々。 それが『春の妖精』とも称される春植物、スプリング・エフェメラル。

          春の妖精たち(Spring Ephemeral)

          晩秋の妙義山の麓で…

          2020年11月、群馬県は妙義山の麓。 この夜は本当に美しい星空が広がっていた。 2020年10月山形県樽口峠での素晴らしい星空と飯豊連峰の朝焼けに癒された翌月、私は群馬県の妙義にいました。 関東ではどうしても南方面は東京の光害に阻まれ美しい星空というのは見ることが難しいのですが、北関東、とくにこの群馬県の妙義や内山峠まで行くと素晴らしい星空に出会うことができます。 群馬県妙義の麓妙義界隈は東側は高崎や前橋の影響で明るいのですが南から西にかけてはそこそこの暗さを誇り、そし

          晩秋の妙義山の麓で…

          LOWA タホープロⅡ GT

          登山靴は私の撮影山行を文字通り足元から支えてくれているまさに『相棒』のような存在。昨年2020年の春に私がそれまで愛用していたLOWAのタホーが新しくモデルチェンジしたことをきっかけに、2足目となるタホーを手に入れました。 登山における『三種の神器』山登りをする上で数ある装備の中で『三種の神器』と言われるほど重要性の高いものがあります。それが、 『 ザック、レインウェア、そして登山靴 』。 その中でも足元を支える登山靴は険しい山道を登り下りする登山においては最重要な装備

          LOWA タホープロⅡ GT

          五色ヶ原で過ごしたある夏の日

          2020年の北アルプス山行。 その回数、わずか3回…。 2月あたりからにわかに騒ぎ始めていた感染症の影響は夏はおろか、この記事を執筆している師走の今もなお収束する気配などありません。当初予定していた今年の撮影山行の予定はすべて練り直さなければならなくなってしまいました…。 そんな状況下において3回 “も” 北アルプスに行けたのは実は良いほうなのかもしれません。 雨の雷鳥沢本来の予定では室堂から薬師岳へと縦走する“ダイヤモンドルート”。しかし今年は梅雨明け後もなかなか天

          五色ヶ原で過ごしたある夏の日

          飯豊連山と星空に癒された樽口峠

          2020年は感染症の影響で撮影遠征や星見遠征の計画は総崩れになってしまった。幸い北アルプスへは3回ほど撮影山行に行けましたが、星見は3月の天城高原以来まったく行けていなかった。 季節は巡ってもう秋。 今年はほとんど星見遠征は行けていないのだから…と10月の新月期は贅沢に東北遠征へ。 東北の自然と樽口峠東北の自然はフォトジェニックでとても美しい。 日本アルプスはどちらかというと日本的ではなくヨーロピアンな山岳風景。それに比べて東北の山々は『これぞ日本の山』といった緑が瑞々し

          飯豊連山と星空に癒された樽口峠

          AF微調整(AF Lens Calibration)について

          デジタル一眼レフカメラユーザーにとっては避けては通れないAF微調整。 いまやレフ機はミラーレスカメラの躍進もあり、ユーザー数自体はもうすでに頭打ちで、今後は一部のジャンルを除いてミラーレスカメラが主流になるでしょう。 しかしやはりリアルな光を見ることができる光学ファインダーや圧倒的なバッテリーライフ、堅牢性、高いレスポンス、そして何よりシャッターを切るときの気持ちの良い感覚も捨てがたく、まだまだレフ機を使い続けていきたいユーザーも多いのもまた事実。 かく言う私も、やはりミラ

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          伊豆・天城で見る星々

          関東で天の川を見るなら? 夜空に煌めく星々は本当に美しい。『星屑』とも表される無数の星には人々の心を癒す圧倒的なパワーがありますが、もっとも煌びやかとも言われる夏のいて座の天の川を眺めるにはいくつかの条件があります。もちろん晴れなければ見れませんし、月が小さい“新月期“でなければきれいには見えませんが、そのほかに ・南方面が暗い ・標高が高い という二つの条件が必要になります。 この二つの条件を高い次元でクリアするのが伊豆、その中でも天城高原は天の川を観望するには関

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