TENMA(Aquila Sky)

山岳写真を中心に日本の美しい原風景、星空、山野草を撮影。https://shades-…

TENMA(Aquila Sky)

山岳写真を中心に日本の美しい原風景、星空、山野草を撮影。https://shades-of-heart.com

記事一覧

【イベント告知】写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』開催

来たる2024年2月23~25日の3日間、東京は吉祥寺にありますギャラリー「GALLERY IRO(ギャラリーイロ)」様にて写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』を開催いたします。 SKY…

TENMA(Aquila Sky)
5か月前
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Benedictio Aurea

北アルプス穂高連峰、北穂高岳から望む朝の前穂高岳。 柔らかな朝の光が山々を温かく包み込むとき、まるでこの地にあるすべてのものが祝福を受けているよう。 Nikon Z6 NI…

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雨に煌めく苔森

2021年6月、雨の北八ヶ岳白駒池。 苔森が広がるこの白駒池周辺の散策には雨が最高にマッチする。 駐車場から森の中へ10分も歩けばまさに某映画のような神秘的な世界が広が…

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Highland Garden

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Indestructibleness

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一眼カメラにおける交換レンズ考(最短撮影距離と最大撮影倍率編)

一眼カメラを持つ意味今やほとんどの方がカメラ付きの端末(スマートフォンや携帯電話)を持ち歩く時代になりました。以前はカメラを持ち歩くことは特別なことでしたが、現在…

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Moonshadow Peaks

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春の妖精たち(Spring Ephemeral)

寒さが少しずつ緩んで暖かな日差しが冬の冷たい空気を押し出すころ、日本では淡い花の季節が始まります。ぱっと華やいで、またぱっと散りゆく桜は世の儚さを見事に体現して…

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晩秋の妙義山の麓で…

2020年11月、群馬県は妙義山の麓。 この夜は本当に美しい星空が広がっていた。 2020年10月山形県樽口峠での素晴らしい星空と飯豊連峰の朝焼けに癒された翌月、私は群馬県…

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LOWA タホープロⅡ GT

登山靴は私の撮影山行を文字通り足元から支えてくれているまさに『相棒』のような存在。昨年2020年の春に私がそれまで愛用していたLOWAのタホーが新しくモデルチェンジした…

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五色ヶ原で過ごしたある夏の日

2020年の北アルプス山行。 その回数、わずか3回…。 2月あたりからにわかに騒ぎ始めていた感染症の影響は夏はおろか、この記事を執筆している師走の今もなお収束する気配…

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飯豊連山と星空に癒された樽口峠

2020年は感染症の影響で撮影遠征や星見遠征の計画は総崩れになってしまった。幸い北アルプスへは3回ほど撮影山行に行けましたが、星見は3月の天城高原以来まったく行けてい…

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AF微調整(AF Lens Calibration)について

デジタル一眼レフカメラユーザーにとっては避けては通れないAF微調整。 いまやレフ機はミラーレスカメラの躍進もあり、ユーザー数自体はもうすでに頭打ちで、今後は一部の…

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伊豆・天城で見る星々

関東で天の川を見るなら? 夜空に煌めく星々は本当に美しい。『星屑』とも表される無数の星には人々の心を癒す圧倒的なパワーがありますが、もっとも煌びやかとも言われる…

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【イベント告知】写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』開催

【イベント告知】写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』開催

来たる2024年2月23~25日の3日間、東京は吉祥寺にありますギャラリー「GALLERY IRO(ギャラリーイロ)」様にて写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』を開催いたします。

SKYART EXHIBITION “Transcendence of nature 2024 Early”
写真展『北アルプス須臾邂逅、巡る光』

2024年2月23日(金)~25日(日)
GALLERY IRO [

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Benedictio Aurea

Benedictio Aurea

北アルプス穂高連峰、北穂高岳から望む朝の前穂高岳。
柔らかな朝の光が山々を温かく包み込むとき、まるでこの地にあるすべてのものが祝福を受けているよう。

Nikon Z6
NIKKOR Z 24-70mm f/4S
Aug. 2020 shooting

Canon imagePROGRAF PRO-G1
Hahnemuhle Photo Rag Baryta (Glossy FineArt)
Se

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雨に煌めく苔森

雨に煌めく苔森

2021年6月、雨の北八ヶ岳白駒池。
苔森が広がるこの白駒池周辺の散策には雨が最高にマッチする。
駐車場から森の中へ10分も歩けばまさに某映画のような神秘的な世界が広がっている。

よく雪が降る様を『しんしんと降る』と表現することがある。
私は雪国出身ですが、本当に“しんしん”と音がするのだ。

雪は積もってゆくと周りの音を吸収してくれるので、雪に囲まれた山間の民家はまさに静寂に包まれる。夜に凍て

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一眼カメラにおける交換レンズ考(最短撮影距離と最大撮影倍率編)

一眼カメラにおける交換レンズ考(最短撮影距離と最大撮影倍率編)

一眼カメラを持つ意味今やほとんどの方がカメラ付きの端末(スマートフォンや携帯電話)を持ち歩く時代になりました。以前はカメラを持ち歩くことは特別なことでしたが、現在では常に何かしらの撮影機器を持ち歩くことが当たり前の時代です。

そんな中、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを持つ意義というのはどこにあるでしょうか?
・携帯端末よりも遥かに大きいセンサーサイズによる高画質?
・美しいファインダー像?

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春の妖精たち(Spring Ephemeral)

春の妖精たち(Spring Ephemeral)

寒さが少しずつ緩んで暖かな日差しが冬の冷たい空気を押し出すころ、日本では淡い花の季節が始まります。ぱっと華やいで、またぱっと散りゆく桜は世の儚さを見事に体現している美しい花と言えるでしょう。

そんな儚き存在だからこそ、また愛されるもの。
桜は日本の慣習とも相まって、3月や4月の『別れと出会いの季節』に見事にマッチしているからこそ、愛されているのかもしれません。

そんな桜の季節よりも少し早い、早

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晩秋の妙義山の麓で…

晩秋の妙義山の麓で…

2020年11月、群馬県は妙義山の麓。
この夜は本当に美しい星空が広がっていた。

2020年10月山形県樽口峠での素晴らしい星空と飯豊連峰の朝焼けに癒された翌月、私は群馬県の妙義にいました。
関東ではどうしても南方面は東京の光害に阻まれ美しい星空というのは見ることが難しいのですが、北関東、とくにこの群馬県の妙義や内山峠まで行くと素晴らしい星空に出会うことができます。

群馬県妙義の麓妙義界隈は東

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LOWA タホープロⅡ GT

LOWA タホープロⅡ GT

登山靴は私の撮影山行を文字通り足元から支えてくれているまさに『相棒』のような存在。昨年2020年の春に私がそれまで愛用していたLOWAのタホーが新しくモデルチェンジしたことをきっかけに、2足目となるタホーを手に入れました。

登山における『三種の神器』山登りをする上で数ある装備の中で『三種の神器』と言われるほど重要性の高いものがあります。それが、

『 ザック、レインウェア、そして登山靴 』。

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五色ヶ原で過ごしたある夏の日

五色ヶ原で過ごしたある夏の日

2020年の北アルプス山行。

その回数、わずか3回…。

2月あたりからにわかに騒ぎ始めていた感染症の影響は夏はおろか、この記事を執筆している師走の今もなお収束する気配などありません。当初予定していた今年の撮影山行の予定はすべて練り直さなければならなくなってしまいました…。

そんな状況下において3回 “も” 北アルプスに行けたのは実は良いほうなのかもしれません。

雨の雷鳥沢本来の予定では室堂

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飯豊連山と星空に癒された樽口峠

飯豊連山と星空に癒された樽口峠

2020年は感染症の影響で撮影遠征や星見遠征の計画は総崩れになってしまった。幸い北アルプスへは3回ほど撮影山行に行けましたが、星見は3月の天城高原以来まったく行けていなかった。

季節は巡ってもう秋。
今年はほとんど星見遠征は行けていないのだから…と10月の新月期は贅沢に東北遠征へ。

東北の自然と樽口峠東北の自然はフォトジェニックでとても美しい。
日本アルプスはどちらかというと日本的ではなくヨー

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AF微調整(AF Lens Calibration)について

AF微調整(AF Lens Calibration)について

デジタル一眼レフカメラユーザーにとっては避けては通れないAF微調整。
いまやレフ機はミラーレスカメラの躍進もあり、ユーザー数自体はもうすでに頭打ちで、今後は一部のジャンルを除いてミラーレスカメラが主流になるでしょう。

しかしやはりリアルな光を見ることができる光学ファインダーや圧倒的なバッテリーライフ、堅牢性、高いレスポンス、そして何よりシャッターを切るときの気持ちの良い感覚も捨てがたく、まだまだ

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伊豆・天城で見る星々

伊豆・天城で見る星々

関東で天の川を見るなら?

夜空に煌めく星々は本当に美しい。『星屑』とも表される無数の星には人々の心を癒す圧倒的なパワーがありますが、もっとも煌びやかとも言われる夏のいて座の天の川を眺めるにはいくつかの条件があります。もちろん晴れなければ見れませんし、月が小さい“新月期“でなければきれいには見えませんが、そのほかに

・南方面が暗い

・標高が高い

という二つの条件が必要になります。

この二つ

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