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001. 神田明神のライトアップと仮設の茶室(東京 2023年11月)

 11/26(日)、11月末らしいとても寒い日曜日、弊社のアートアドバイザーがプロデュースした神田明神のライトアップとサウンドスケープを、見て・聴かせていただいた。日本の歴史上重要な神社で海外でも話題のアニメ舞台となっているため、訪問客には若い海外の観光客も多くみられるサイトでの仕事に、じっくりと感じたい気持ちがあった。

アート・音プロデューサー:新井敦夫さんと建築家:渡辺育さん、光景デザイナー:松本大輔さんのライトアップされた仮設茶室「光の野天舞台」。車輪が赤い下駄をはかされており、<可動できる仮設茶室>のシャープさ、軽やかさが損なわれているのが残念。

 一方の私は2020年の荻窪アートゲイト以来、祖国で創る機会がなくなっていただけに、日本で建築を作ることに少し抵抗があるように思う。
 日本はインフラが充足しており、メンテナンスシステムも拡充。建築が「ハコモノ」と言われて久しく、インフラが全く欠如しているアフリカ等発展途上国で建築を創り上げる時に感じる充実感とは違う動機(Motivation)が必要。
 円安、インフレで製造業が好調になる勢いがある一方、人口減少、高齢化という課題のあるわが祖国。これからはインフラの質を高めるデザインが必要という動機と情熱を持ち、創る意欲を持ち続けたい。

神田明神のライトアップは弊社の仕事ではないですが、12/8までやっているとのこと。夜は冷えるようになりましたので、お風邪など召しませんように。


渡辺育さんと築山磯太さん2人の作家による「瞑想する茶室
-Photographic Meditation<写真的瞑想>」 Japan Art Bridge 万世橋、東京


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