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日本人限定臨床実験?
ニュージーランドには、日本人向けに無料配布されている「月刊NZ」という小冊子があります。現地のニュースやガイドマップ、求人広告などが掲載されているものです。
そこにこんな広告が載っていたよと、友だちから画像が送られてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691444334758-w4C1DFYBEs.jpg?width=800)
なんじゃコリャ?とURLを開いてみます。
治験対象者の条件、「両親ともに日本人、両親および祖父母のすべてが日本人」というのが、どうも引っかかります。
体重50㎏以上で、肥満についてはあまりうるさくなさそうなのも
基礎体力勝負とか、採血量の多さが潜んでいそう…
報酬金額が微妙に高額なように見えるのも、逆に気になるw
さらに読んでみると、報酬がもらえるのはフォローアップ通院後のようです。
つまり、3泊・6泊の間、施設内にて監禁・監視されて治験対象になった直後ではなく、その後のフォローアップ外来通院とやらを6回とか4回つとめた、プログラム終了時。
この時点で、外来通院について「週一回」なのか「月一回」なのか「年一回」なのか不明なところもミソ。10年に一回だったらどうすんだw
終了するまで生きていたらめでたくゲット出来る報酬ですか。怖いですw
さらに「就労ビザ・永住権所有者であること」という事で、報酬には免税コードIR330Cの手続きが必要になるとか書かれています。
免税されるのは嬉しいけど、正直面倒くさいね。
ちなみにNZの納税番号を持っていないと、容赦なく45%の課税になりんす。
(ウェブサイトで改めて臨床試験プログラムの詳細を個別に閲覧する事により、どうやらプログラムの全体期間がBravo=24週間、Glow=29日間である事が判りました。しかしここでは日本語での説明による情報の範囲内で思った事を書いています。)
『上記の条件に当てはまり、ご興味のある方は、以下のフォームにご登録いただくか、0800 788 3437までお電話をおかけください。 この治験についてのより詳しい情報をご案内いたします。』
え? 登録してから?先に個人情報を寄越せとなw
『また、他に上記の条件に当てはまる方をご存じでしたら、ぜひこのURLのシェアをお願いいたします。』
さりげに斡旋まで要望してくる怖さw
なんかよくわかんないので、さらに詳細を読んでみる事に。
https://www.nzcr.co.nz/wp-content/uploads/2023/05/NZCR_BRAVO-and-GLOW-Fact-Sheet_JAP_R2-12052023.pdf
GLOW 治験では、過剰な免疫システムによって引き起こされる腎臓病の治療に使用される 可能性のある被験薬を試験しています。
BRAVO 治験では、身体の自然免疫システムが正常な細胞を攻撃する炎症性疾患および自己免疫疾患の治療の試験をしています。
どちらも免疫系の治験なのね。
でもなんでそれに「日本人である事」って条件が生じるのか、やっぱり謎です。
『この時点でも興味をお持ちの方には、お電話による“事前審査”で適性を確認させていただき、また、あなたのご質問にお答えします(英語または日本語で対応)。その後、現地にて英語を話す医師があなたの適性を評価し、治験を進めてよければ同意書(英語)をお渡しし、署名をいただきます。』
『この時点でも』って変な表現だなあ…
治験施設はオークランド病院に隣接しているらしい。そりゃあ心臓が止まっても安心だネ☆
どうして「日本人」にこだわるのか、どこまでも謎。
ちなみにこの日本人向けのページは、このウェブサイトのホームページからはリンクが見つけられませんでした…
まるで隠しページです。
日本人向け限定の治験?なぜに?
なにやら遺伝子情報的なものへのこだわりを感じてしまいます。
他の民族用のページもあるのかもしれないと思い、
試しにURLの Japanese を Chinese や Korean や Indian に変えてみたりしましたが、404しか出てきませんでした。
どういう事なんでせう。
個人的にはそこを掘り下げて質問してみたいけれど
そのために個人情報を前払いするのはまっぴらごめんです。
でもまあ、たぶんその答えは…
![](https://assets.st-note.com/img/1691451173601-iPrA634Qfo.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1691451234502-iS9TZBhWlX.png)
…。
最初から、堂々と目の前に提示されている気がします。
NZ在住邦人の方々、ワーホリでこれから来ようと思ってる方々、
どうか自分を大切に。
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