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「衛生管理者試験《駆け込み寺》手っ取り早く合格へ」STEP 2 労働衛生の3管理

厚労省のホームページから

今回はいまいち分かりにくい作業管理について
労働衛生には3つ管理があります。まずは厚労省のホームページから引用してみます。
①作業環境管理とは、作業環境中の有害因子の状態を把握して、できるかぎり良好な状態で管理していくことです。作業環境中の有害因子の状態を把握するには、作業環境測定が行われます。

②作業管理とは、環境を汚染させないような作業方法や、有害要因のばく露や作業負荷を軽減するような作業方法を定めて、それが適切に実施させるように管理することで、改善が行われるまでの間の一時的な措置として保護具を使用させることなども含まれます。

③健康管理とは、労働者個人個人の健康の状態を健康診断により直接チェックし、健康の異常を早期に発見したり、その進行や増悪を防止したり、さらには、元の健康状態に回復するための医学的及び労務管理的な措置をすることです。最近では、労働者の高齢化に伴って健康を保持増進して労働適応能力を向上することまでを含めた健康管理も要求されるようになってきています。
うーん、ちょっと何言ってるかよく分からないですね。
これを理解して試験問題を解くのは時間の無駄な気がしました。

私は手っ取り早く以下の様に変換して、試験を突破しました。

分かりにくいを解決

とりあえず試験で正解を導き出せれば良いですよね。

①作業環境管理:文章の中心となる部分が機械や設備(人間以外)についてのことかどうか。

②作業管理:文章の中心が人間についてのことかどうか。

③健康管理:人間についてのことでも、健康診断、医者、予防体操と言った単語が入っているかどうか。

これでほぼ正解にたどり着けると思います。

例題を見てみましょう

問題:労働衛生対策を進めるに当たっては、作業管理、作業環境管理及び健康管理が必要であるが、次のAからEの対策例について、作業管理に該当するものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A 振動工具の取扱い業務において、その振動工具の周波数補正振動加速度
 実効値の3軸合成値に応じた振動ばく露時間の制限を行う。
B 有機溶剤業務を行う作業場所に設置した局所排気装置のフード付近の
 吸い込み気流の風速を測定する。
C 強烈な騒音を発する場所における作業において、その作業の性質や騒音
 の性状に応じた耳栓や耳覆いを使用させる。
D 有害な化学物質を取り扱う設備を密閉化する。
E 鉛健康診断の結果、鉛業務に従事することが健康の保持のために適当で
 ないと医師が認めた者を配置転換する。

(1) A,B
(2) A,C
(3) B,C
(4) C,D
(5) D,E
正解(2)

A:一見すると機械のことかなと思うけど、大胆に文章を削っていきましょう。→振動工具の業務において、振動ばく露時間の制限を行う。
業務を制限ってのは労働者に対して、つまり人間ですよね。
Aは作業管理

B:これも文章を削りましょう。→局所排気装置の風速を測定する。
機械の性能について測ってますね。
Bは作業環境管理

C:耳栓や耳覆いってのは人間が使用します。
Cは作業管理

D:もろ設備と言ってますね。
Dは作業環境管理

E:人間のことについて言ってますが、健康診断、医者というキーワードがでてますね。
Eは健康管理

あとがき

Aは機械のことかなと迷いますが、Cの作業管理を見つけられれば
B,D,Eを削除出来るのではないでしょうか。
最悪A,B,Cで迷われても(1)か(2)のどちらかをマークシートで塗りつぶすことになるので、確率は50%です。
気を取り直して次の問題へいきましょう!


最後まで読んで頂きありがとうございます。

クリエイターさんへ

*挿絵に31888(み)さんの画像を使用させて頂きました。
ありがとうございます。


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