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あなたと一緒には二度と出掛けない

こんにちは、きゃわです。
先日の投稿に続き、今回も愚痴の書きなぐり日記(?)です。
明るいオチが少ない残念な日々…。


参加者と目的

先月秩父に行きました。
紅葉を楽しみに行こう!と誘ってもらい、車で行きました。
参加メンバーは私を含め4人。
①ヤバさん(今回の主役・運転担当)
②稀代の天才なつこ(以前にもnoteに書いた友人・天才)
③ハイ山さん(なつこの彼氏・常識人)
④きゃわ(私・真面目・気遣いが過ぎるHSP)

因みに私とハイ山さん、なつこは同じ中学出身。
ヤバさんはハイ山さんの高校の友達。全員テニス仲間。

今回の企画の発端は、ヤバさんが日頃運転する機会が無いので、慣れの為にも運転したいから出かけよう!というものでした。
過去何度か開催されているらしく、初参加なのは私だけ。
因みに車の免許を所有してないのも私だけ。


朝早い集合時間

車で行くとは言え、誰も車を持ってはいません。
まぁ全員都内23区ですし、普段使わないですからね。
当然レンタカーです。渋滞も考慮してOPENからスタンバイ!
集合は朝7時にレンタカー屋さんの前になりました。

余談ですが私は朝起きてからシャワー浴びて支度する派です。
6:30に家を出るためには4:30には起きなければなりません。
持ち物など準備出来る所は前日までに済ませ、23時頃就寝。
無事待ち合わせの10分前にはレンタカー屋さんに着きました。

ヤバさんが予約してくれてるので、受付もヤバさん。
混雑を見込んで、既に受付待ちをしてくれています。
流石発案者、運転への意気込みを感じます。いいですね👍
程なくして車を受け取り、遅刻すると予測していた残りの2人を待ちながらナビの設定に入りました。

この日は長瀞エリアに向かうことに皆で決めていて、最初の目的地は宝登山神社でした。
さも当然の如く、助手席からナビを設定します。
ヤバさんと確認を取りつつ、周辺駐車場検索もON。
付近にいけば誘導してくる駐車場ガイドも居るでしょうし、無くても大丈夫だとは思いますが、観光地で無駄なお金を支払う羽目にならない様しっかり設定します。
一般道優先とか、色々確認も怠りません。

ヤバさんのiPhoneも繋ぎ、オーディオの設定も完了。
遅刻組を待ちます。各自飲み物の確認もOK。

そのタイミングで突然ヤバさんが
「練馬ICの乗り方が判らないから、目的地を練馬ICに変更してもいいか?」
と聞いてきました。
いや、いいけどそれ今だった??
散々やりとりして宝登山神社に決める前に提案出来なかった??

何となく釈然としませんが、運転手の不自由を買ってもメリットは何もありません。
目的地設定を変更、その後で遅刻組も合流しました。


初めて怖いと思った

朝早く設定したにも関わらず、早くも幹線道路は混雑の気配。
普段より交通量が多い気がします。
それでも車内はテニスの話題を交えつつ、和気あいあいとした雰囲気。
ナビを設定しては居ますが、目的の練馬ICまでそう難しい経路ではないため、そこまでナビに気をとられる必要も無さそうです。

先に書いた通り、私は車の運転免許を持っていないので、当然運転したことはありません。
故に、車の運転の感覚や操作感はわかりません。
でも率直に怖い! この人の運転怖い!!
と感じる場面がとても多いのです。

・車間距離が近い
速度が出てれば出てるほど、制動距離が必要なことは必須だと思うのですが、私の感覚よりよっぽど車間距離が近い!
幸い雨ではないので路面は乾いていましたが、そういう問題じゃない。

・スピード感が合わない
最高時速が早すぎて怖い。という感覚ではなく、
「そこにそのスピード感で突っ込む!?」という感覚。
先ほどの車間距離も相まって、前の車や障害物にぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤしてしょうがない。

・ブレーキが遅い
毎度急ブレーキと言う訳でもないのですが、常にブレーキの掛け方が強いのです。
ギュッ!と踏むと言うよりは、ギュゥゥゥウウーーと掛ける感じ。
エンジンブレーキ使わない??
もうちょっと前から減速しない??
本当に止まりきれるか怖いんだけども…。

・コーナリングがキツい
多分ですけど、マリオカートは身体ごと曲げるタイプなんだと思います。知らんけど。
幹線道路の交差点程度のカーブで、どうして身が投げ出される思いをするのか。
山道でもヘアピンカーブでもありません。
そんなに無理にハンドル切る必要ある??

借りたレンタカーは普通車サイズです。
ベントレーとかランクル借りたりしてません。
ありがたいことにうちの親族は皆運転が上手です。
車関係の仕事に就いてる人も多いし、車好きな人がまず多い。
ここ最近も車に乗る機会と言えば兄の運転でした。
元カレですらまともな運転をする人だったんだな…と痛感しました。

高坂SAでもちょっとありましたが、他に比べれば小さいので割愛。
長瀞と言えば有名なかき氷屋さんがあるよね、今の時期ならもう並んでないかな?
日中なら気温上がりそうだから行けたら行きたいねなんて話をしながら、どうにか事故らずに宝登山神社の駐車場に車を止めることが出来ました。


一人で来てるんじゃない

宝登山神社はハイキングコースがあったのですが、ハイ山くんと私は喘息持ち、加えてハイ山くんは膝を痛めている悪条件。
大人しくロープウェーで往復することにします。
ありがとうロープウェー。助かります!

山の上から見る景色も紅葉もとてもキレイ!!
小さな鐘を見つけてはしゃいだりしつつ、しっかり山頂も目指します。
距離は大したことないですが、傾斜がキツい!!
サクサク音を立てる落ち葉は心地いい反面、足を取られるので気を付けて進みます。

山は青々と茂る中、差し込むような黄色やオレンジ、赤の木々が映えます。
変換したら生えますって出てきて、そりゃそうだと思いました。生きてる。

山の上には奥宮があり、ちゃんと参拝してきました。
札所の横には売店。なつこ達カップルはキャッキャッと甘酒やみそこんにゃくを楽しんでいます。
私はその隙に紅葉の写真撮影(iPhone12Proにしたばかり)

宝登山には小さな動物園があり、折角なので行ってみようという話になりました。
先ほどの山頂に向かう道とは反対の下りの傾斜を下りながら「戻るなら今だよ!(ロープウェーの駅とは逆方面の為)」
などと冗談を飛ばしつつ、動物園の入り口を目指します。
この下り坂をまた上るのか…。戦々恐々です。

ちょっとレトロ感ある動物園に到着。
焼き芋の幟に惹かれます(単に私はイモが好き)
入園料650円か…そこそこするなぁ、山の上だしなぁと思っていると、
「なんかショボそうじゃない? 650円もするし。
入っても意味無さそうだからやめて昼めし食おうよ。
動物見たい? 別にいいっしょ?」

何も言えなくなりました。
どう思うかは人の勝手です。そう思うなとは言わない。
私も安くはないなと感じていたし。
でもそれを入り口まで来て言う??
チケット売り場の人に聞こえるとかは考えない??
動物園が大きくなさそうなことは地図でも判る。
メインは神社(ふもとの社の方が大きい)なんだし。
なら向かってくる前に口に出せばよかったのでは?
「興味ない」「行きたくない」「降りて昼にしたい」
何でもよかったのではないか。

仕方ないのでロープウェーの駅に向かって踵を返します。
キツいと感じた傾斜をこんなに早く往復することになるとは思っていなかった…。


自分の事しか考えられない

下りのロープウェーを待つ間、お昼は何にしようか?という話になりました。
幸い駐車場のすぐ近くにお店があり、看板に名物の豚みそ丼などの写真を見ていました。
看板にはお蕎麦・豚みそ丼・わらじカツが載っていたと思います。
ですが時間は既に昼前。混雑の可能性も高い。
しかし何の可能性を提示しても、ヤバくんは下の店で良くない?と言って聞きません。
「混んでるかもしれないよ?」
「別の店に他のメニューもあるかも!」
などと話しつつ、ヤバくんを除く3人は、スマホで検索を始めました。
山の上すげぇ。久々に3G回線になった…。

無事に下山し駐車場近くの店に行きますが、お店の外までウェイティングのお客様がいらっしゃいます。
そりゃそうです。昼時の観光地ですから。
ヤバくんは早速名前を記入しますが、見える限り10組近くの名前がまだ消えてない💦
待機時間の目安を伺うと、1時間半待ちとのこと!
流石にそれは待ってられん!と、再び検索を始める3人。

900m先に長瀞駅があり、駅前の商店街にはお店も多そうです。
豚みそ丼を出してるお店もある。
一先ず駅前に出てみようか?車はどうする?
持ってく?置いて取りに来る??
しかし何故かヤバくんは一向に動く気配がありません。
待つの!?一時間半? それは無理だよ!!
検索・提案するなつこの後ろからスマホをのぞき込み、
「予約できそう? なつこ電話してよ」

ここで耐え切れず、思わず強く
『人に頼むんじゃなくて自分で調べるとか何かしなよ!』
と言い放ってしまいました…。
反射的に出ちゃった…。

散々その前に可能性の提案をし続けてきたのです。
それを聞かずスルーしておいて、自分では動かない勝手さにイラッとしてしまった。

結局その場で待っても仕方ないので、駐車場に戻る道すがら阿佐美冷蔵の話になりました。
そう、行きの車内で話題に出た長瀞で有名なかき氷屋さんです。
お昼ついでに調べてみると、なんと目と鼻の先!
本店ではないのでしょうが、近くにあるならこれ幸いと立ち寄ってみる事に。
阿佐美冷蔵さんの駐車場に改めて車を止めようとしたところ、ヤバくんから「じゃあ買ってきていいよ」と。
ああ、こいつ何も聞いてなかったんだな…。
何回もかき氷の話出たのに。店内の話も出たのに。

『イートインだと思うよ? 車で待ってる?』と返したところ、1人残るのは寂しいのかついてくることに。
やはり時期的に幸いし、そう待つこともなく入店。
私となつこはかき氷を。
ヤバくんとハイ山くんは葛餅みたいなお菓子を注文。

わぁ、本当に優しく溶ける。
果実のソースが濃くて美味しい…!
目の前のカップル二人はお互い半分こしながら、変わらずキャッキャッと楽しんでいます。
そうそう来れる所でもないし、噛みしめて味わっている私に見向きもせず、マジで秒で食べ終わったヤバくん。
小ぶりなお菓子ですし、ちゅるんといけそうですから無理もありません。

秒で食べ終わって ”おれ退屈なんですけど” アピールするのやめてもらえませんか。
視界の端で気になって仕方ありません。
それなら車で待っててくれてよかったよ?
楽しんでる人の目の前でどうしてそんな態度が取れる!?
こっちももう話しかけることもしません。
なるべく目の前のかき氷に集中するように意識を傾けます。

食べ終わった時、カップル二人は手を洗いに席を外しました。
二人が居なくなった瞬間、そっと私に
「きゃわ、お腹すき過ぎたのか俺ちょっと体調悪いかも」
と告げてきました。
正直、いや知らんがな!!と思いましたが、一応気遣ってはおきます。
『大丈夫?お腹痛いとか? 風邪ひいたとかかな?』
「多分、昼めし食べれば大丈夫だと思う」

なら何か食べれば!!!??

1時間半待つ気概はどこ行った??
自分の豚みそ丼は待てても、他人のかき氷は待てねぇってか。
なんで二人が離席したタイミング?
お昼の相談とか、体調の相談ならむしろ皆で共有しようよ。
一人で来てるんじゃないんだからさ!!
真意はわかりませんが、わざわざ離席のタイミングを計った彼の気持ちを目の前で踏みつぶす程悪ではない私。
こっそりなつこにだけLINEをし、空腹故に調子が悪いらしいと簡潔に共有します。
はぁあ、しんど。


余儀なくされた予定変更

予定では宝登山神社の後は月の石もみじ公園に行き、最後に日帰り温泉に立ち寄る筈でした。
しかしもう既にグダグダなヤバくん。
本人の希望もあり、早々に日帰り温泉に行きそこで併せて昼食。
のんびりしようとの話になり、もみじ公園は無しに。
「きゃわ髪乾かすの時間かかるんでしょ?
だったらさっさと温泉行こうよ」
の一言は本当に余計だったと思うけどね!!

温泉に着きご飯を食べ、その後2時間ほど自由時間とすることにして解散。
温泉はとてもよかったです。
月並みですが、やっぱり広いお風呂っていいですね。
脚が伸ばせる喜び、滝が見える景色の良さ、ひんやりする空気が気持ちいい露天風呂。
温泉からも紅葉が見え、目にも体にも心地いい。
ま、女二人は愚痴が止まりませんでしたけども!!
三人寄らなくたってかしましい。

フルに自由時間を使い、赤ら顔で集合場所に戻ると、
「じゃ、行こうか」の声。
いいけどね。ゆっくりする時間を含めて時間配分しなかった自分たちの責任だけど。
モヤっとする気持ちは隠せない。


山を歩き、温泉につかった後の後部座席組が寝落ちることは想定済みです。
疲れて温まったら寝るよね。抗えないの判るよ。
無駄に気遣い屋の私は助手席に座ってる以上、寝ない。
そこまで覚悟して助手席に座っている。
でも正直辛かった。
眠いからじゃなくて、ちっとも落ち着かなくて。

相変わらず運転が怖い。
陽が落ちて暗い山道、渋滞によりただでさえ詰まる車間距離。
弾まない会話。

何一つ落ち着かなかった。
4:30に起きてるのに、ちっとも眠くならなかった。
それだけ気を張ってたんだなと思う。

何とか時間内にレンタカー屋さんに車を返し、運転手以外の三人はちょっと多めに精算をして終了。
終わった、ようやく終わった。
22時。帰って寝よう、長い一日だった…。
頑張った、きゃわ頑張ったよ。

「この後皆でやよい軒でも行く?」
って言い出した時はびっくりした。
直前の会話が、
なつこ「明日も予定あって早いんだよね」
きゃわ「昼に食べたわらじカツがまだ残ってるわぁ」
だったから。
本当に自分基準でしか考えられないんだなぁって思いました。
都合悪いと聞こえないの羨ましいよ。


先週末、テニス後になつことハイ山くんに時間をもらい、前述の通りしんどかった事。
都度イライラした事。
出掛ける予定は楽しいし、出先は素敵だと思うけど、人を選ぶ事。
そんな思いをしてまで出かける必要は無いと感じた事。

それ故に、もうヤバくんと一日過ごす予定は入れたくない事を伝えました。
きっとまた二人は私を誘ってくれるだろうけど、その時私は断るから先に伝えておくねと。

友達は選ぶって決めたから、無理して付き合って自分が潰れるのはもう嫌なんです。

最後なつこに、
「私の方がよっぽどいい加減だと思うけど、よくきゃわ友達で居てくれてるよね??」
って言われましたが、安心してください。
君みたいな稀代の天才はそうそう居ないし、そんなに面白い人もそういない。

ラングドシャをランドグシャって大事故の擬音みたいな間違え方してくれた天才
おかげで気が張った助手席でも生き延びることが出来ました。
ありがとう、しばらくはランドグシャで思い出し笑いが出来そうです。





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