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Olympus OM-SYSTEM 24mm F/2.8の分解

オリンパス OM-SYSTEM 24㎜ F/2.8は、コンパクトで人気があり価格も手ごろなレンズです。
時期によりH.ZUIKO→ZUIKO MC→ZUIKOと銘が変化します。
前玉のヘリ(外周部分)がよくクモリってますが大抵は清掃で回復します。

前玉分解

前玉の分解をするときには、リアキャップをして下さい。
マウント側の金具がとてもやわく、力がかかるとすぐに変形します。

銘板を回して外します。
一緒にフィルター枠も外れます。

つづいて絞りリングを上に抜いて下さい。
OMレンズ共通の仕様ですが金属リングの下に小さい球があるのでなくさないように注意して下さい。

カニ目を回して下さい。

ユニットでずぼっと外れます。

前面のリングを外し前玉を分解していきます。
平たいリングは、カニ目レンチを使うのなら傷つかないように注意して外して下さい。傷つくと目立つ部分です。

最後の2枚は、ヘリ部分が良くクモっていますが、清掃するとたいてい改善します。

後玉分解

中心部だけ回せばカバーが外れます。
周りの金具を曲げないように注意して下さい。

下のレンズは乗っているだけです。
レンズサッカーで吊ります。

2枚目のレンズも乗っているだけですが、レンズ経が小さいのと、ぴったりはまっているためサッカーで吸い付けただけではなかなか出てきません。

裏返しにして叩いてやると少しづつ出てきます。
また、ガムテで張り付けてからそ~と抜いてやってもいいです。

最後の一枚は別に外さなくともそのまま清掃すればOKです。
このレンズは2枚合わせのレンズになっていて、これまたよくクモっています。ここのクモリは清掃して落ちるわけではないので、改善するのは大変です。

組み戻し

絞りリングを戻すときは、穴を本体の突起に差し込むようにして戻して下さい。

金属リングを戻す際には、球が元の位置に戻っているか確認して下さい。

ちいさいスプリングが入った上に球が乗ります。

また、上からかぶせる際は、本体の溝部分に金属リングのでっぱり部分がはまるように戻します。
その上のフィルター枠の部分も同様です。

オリンパス OM-SYSTEM 24mm F/2.8の分解は以上です。


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