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Pentax Meterの分解

ペンタックスメーターとはペンタックスSVなどにつける外付けの露出計です。
1型、2型があって今回は右のPENTAX METER2を分解します。
簡単そうですが、シャッター速度ダイヤルの位置決めがシビアなんで安易な分解は禁物です。

良くある不具合だと思いますが、メーターの目盛りが剥がれて見えなくなっています。カバーを外して、貼り直します。

カバー分解

露出計のスイッチ横にあるイモネジを2か所ゆるめます。

スイッチを上に抜きます。

シャッター速度ダイヤル

どこで外そうが分解自体に影響はないのですが、元に戻さなきゃなりません。外す前に、メーターの目盛り位置の写真は撮っていた方が安全です。
ASA感度は50で外すのが、後々位置が分かり易いかな。
今回の場合は、目盛りは剥がれてしまっているので、正常個体と見比べながら戻す予定です。

側面のイモネジを2か所緩めます。

上に抜きます。

画像は、シャッター速度ダイヤルの裏側です。
球が二つ入っているので注意
組み戻す時は、どこの位置でも戻してしまえるので同じ位置に戻すこと

採光部であるモノアイを外します。

かなり固いです。
溶剤をかけて、ゴムで何度も回さないと外れないです。

トップカバー側面のネジを二つ外しカバーを上に抜きます。

露出計カバーの上部分を外しました。
画像のネジ4本外してますが、緩めるだけで外すことができます。

組み戻し

シャッターダイヤルの戻しが少し難しいです。
裏にある突起がボディ側と組み合います。

上手く戻ってないと、メーター側のシャッター速度設定と、ボディ側のシャッター速度が連動しません。
シャッター速度250の時に、12時の方向に突起が入る溝がくるんで、これを目安に戻してます。

ASA50の位置に突起がくるので、分解時もこの位置が良いかと思います。

ピンの位置に気を付けつつ、メーターの目盛り位置が最初とずれない様に戻さなきゃいけないので、結構難しいんではないかと思います。
(もっと簡単な方法があるかもしれません。いつも動いてなければほっぽってたんで研究不足です。)

Pentax Meterの分解は以上です。

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