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ニコンFのファインダー分解とプリズム交換
ニコンFは、中央の頭(ペンタ部)だけワンタッチで取り外しができるので、スクリーン清掃は簡単です。
ただし、ファインダー内は分解しないと清掃できません。
また、プリズムが腐食している個体もよく見ます。
今回は、ニコンFアイレベルのペンタ部の分解をして、プリズム交換を行います。
交換するプリズムは、他のニコンFアイレベルから持って来れればいいのですが、ジャンクといえど安く出回っているものではありません。
しかしご安心ください。安価なモデルから代替プリズム手に入ります。
意外な機種なので驚かれるかもしれません。
ニコンF2アイレベルも分解手順はほぼ同じですが、多少違うところもあるので補足してあります。
基礎知識
ニコンFは、シャッターレバー横の富士山のあるなしとシリアルナンバーによって値段が変わってきます。
初期はデザインされた”NIPPON KOGAKU”のマークが、後期は”Nikon”銘に変わります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648104943061-LPSY2VuzAr.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1648283481434-KGtDfFGuIN.jpg?width=800)
初期の640始まりの富士山マークが特に高いです。
641も若干高く、それ以降は同じくらいだと思います。
アイピースの形にも時期による違いがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648106305347-CjGaexUyV6.jpg?width=800)
後期タイプは、アイピースが四角く大きくなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1648106314858-D7iTM91RAh.jpg?width=800)
NIKON F 赤点
シリアルナンバー658-660番台の一部には赤点がついています。
フォトミックファインダー装着用の改造を受けた証で、eBayなどでは強気な価格で出されてます。ちなみに660万台は希少品。
![](https://assets.st-note.com/img/1705452590132-TI6J1k1E1K.jpg?width=800)
ペンタ部の分離
三角屋根のペンタ部を分解します。
カメラ後ろのボタンを押しながら、ペンタ部を上に引き抜きます。
押しづらかったら竹串の背などで押し込んで下さい。
![](https://assets.st-note.com/img/1648105865820-9exwcr4CgT.jpg?width=800)
頭だけ取り外しできます。
ファインダーは取り替え可能なので、フォトミックファインダーと取り替えて使うこともできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1648105968132-NfpDovwBiN.jpg?width=800)
僅かですが、プリズムに腐食ありです。
ファインダーの清掃とともに、プリズム交換もしていこう思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1647503497196-bWDF5t4gGo.jpg?width=800)
ファインダーの分解
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